20年近く歌舞伎町でお世話になっていることもあり、
立花胡桃「ユダ」を読んでみました。
全編、とても楽しく読めました。
キャバ嬢の立場ではなくどうしても客の立場で、それも自分と同じような所得層の感覚で入ってしまいます。
仲間といわゆる夜のクラブ活動をした時期もありました。
しかし、立花胡桃がいるような高級キャバクラは殆ど行ったことがありません。
住んでる世界が違いますね。
我々が癒しを求めるお店はサラリーマン対象です。
キャバクラ、Pパブ、アジア系クラブなど。
この100年に一度の不況でも混んでます。
感心するのはアジア系クラブの中国、韓国、フィリピンなどの女の子の日本語上達が速いこと。
生活がかかっているからかもしれないけど凄いと思う。
お客の捕らえ方が紹介されていました。
たぶん、お客の方も概ねわかっている筈。
どうせお金を使うならこの子がいいと指名するのでしょう。
枕営業目当てに通いつめるお客は我々の行くお店でもよくあること。
高級キャバクラでなくてもキャストの感覚は似たり寄ったりなのでしょうね。
結局、お金を落とす人が歓迎されるのはあたりまえのこと。
正体を見失ってはいけませんね。
私の周りにも嵌った人は何人もいます。
どちらかというとタイなどに住居を構えたり仕送りしている人が多いかも。
それでも自己満足のようです。
それにしてもベートーベンは気の毒。
こういう人いますよね。
借金するのは自己責任だから仕方が無いけど、ハルシオンは可哀想過ぎる。
ベートーベンがこれを読んでどう感じているでしょうかね。
死ぬほど悔やんでいるか、それとも散財してもその時間を立花胡桃と知り合って何倍も楽しんだと納得している(普通はあり得ない)のでしょうか。
是非、訊いてみたいところです。
いずれにしても「ユダ」はこれからのクラブ活動の対策本になりそう。


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