
本日、以前にCB400Fレストアコンプリート「SHIOHOUSE SPECIAL」を製作販売したお客様よりお電話が入り
非常にかしこまって話をされてきて何事かと思いきや
仲間がバイクで事故を起こし亡くなって
それを聞いた奥様から「バイクを降りろ」命令が出たようです。
何とか食い下がったのですが聞き入れてはもらえなかったようで
車両を手放さなくてはいけないために
苦渋の決断で電話をしてきたのです。
それでもまたこちらに話をしてきてくれるのは非常にありがたいことです。
買取業者などに二束三文で売られてしまうのは悲しいですからね〜
委託でお預かりすることになりました。
(398、レストア後走行3000km)
この歳までバイクに関わっているとこのようなことが当たり前にあります。
先日も書きましたが万一のことがあった場合。
本人は覚悟が出来ていても家族はそうはいきません
がらっと生活が変わる為に
奥様はシビアにならざるを得ません
子供達の将来にも影響しかねないからです。
「結婚してバイクを降ろさせる」
「子供が出来てバイクを降ろされる」
「事故を起こしてバイクを降ろされる」
これまでにも回りで多くの方がバイクから遠ざかって行きました。
確かに車に比べれば事故を起こした時のリスクが多いのは否めません
時折、奥様とその辺のディスカッションをしておくのも良いことでしょう
相手が本心はどう考えているのか?探っておくのも大事なことだと思います。
ご家族がバイクに乗ることに賛同してくれていても
万一の時のために出来ることはしておくべきでしょう
「任意保険」(充分な保障がないと意味がありません)
「生命保険」、「安全な装備」、「安全運転の敢行」
これも大事なことですが持ち物をどうすればよいか
どんなに価値のあるバイク、部品でも知らない家族からすれば「ゴミ」です
安易に捨てられてしまいます。
信頼できる親友に売却を依頼するよう伝えておくかリストを作っておくかでしょうね。
私ですか?万が一の時はお通夜の会場で全部並べて入札会にしますので葬式代くらい稼げるかな〜(わはは〜)
機会があればこんなことも考えてみてください
今日、もう一件こんな話も.....
ここで先日書きました
シリンダー内壁に錆の跡があったお客様
その後、心配になってこのブログを一気読みしたそうな
そこで
「今履いているタイヤ、BEETのホイールにチューブレスで使っているのだけど大丈夫なのか?」
「今までにタイヤ交換で何も言われぬまま交換してもらっていた」と
私の見解としてはチューブレス専用ホイール以外はチューブを入れて使って欲しいのです。どうしてもというなら自己責任で行ってください。
と、このように説明しています。

チューブレス専用ホイールはリムの内側に土手が出来ていて
空気が少なくなってもビードが内側にずっこけないようになっています。
昔のキャストホイールの場合、ほとんどが無いため
高速走行中に空気が抜けてきた場合、場合によってはバーストする可能性があるからです。
お客様には以上のことを説明してチューブを入れさせていただくことにしました。
しかし、交換時に作業者が気が付けば一言あっても良さそうな話ですが......