先週末(20,21)は悪天候の中、雨の降っていない時間帯に
多くのお客様にお越しいただきました。
もちろんお目当ては「ヨシムラ管」
ご予約いただいているお客様もはるばる茨城県から現物を見にお越しいただきました。
中には、音出しのときに携帯で動画を撮ってるお客様まで
どこかのサイトにUPされているかもしれませんね
車検でお預かりしたお客さま
来たときにマフラーからカラカラ音がしている
バッフルが割れていました。
抜いてみるとパンチングパイプと蓋も溶接がはがれてしまっています。

バラバラ状態、マフラー内径とバッフル外径が合わず振動で遊んでしまい
結果、割れてしまうわけですね
かといって汎用品の為小さめに作られたバッフルはどうすればよいか?
今回使われていたのはキジマさんの製品

製品の説明にも書かれていますが、
「マフラーの内径に合わせて加工して装着してください」
ゆるい場合はどうすればよいか?
お皿の外周にキッチンテープでも貼り付けるか?
熱ではがれそうなので定期的に貼りなおさないといけないかな
グラスウールをもっとたくさん巻いて、装着時ぎゅうぎゅうに押し込んで入れるようにする
ウールは使用していると飛んでしまいますから、定期的にメンテナンスする
そんな感じでしょうか
もしくは同じキジマさんの製品でちょっとお高いですが

こちらならウールが太くて良いかもです。
ウールがマフラー内壁に密着しているリスクとしては
発生した水蒸気で内部が錆びたときに張り付いて外れなくなるということ
そんなリスクがあることをご承知ください
今回の車両は後者のものを装着しました。
昨日、お越しになったお客さま
まだ20代のお若いCB400Fパイロット
事前電話でのアポの際に
購入したばかりだけどエンジンの音が正常なのかどうか気になるとのこと
ホンダユーザーは音に対して神経質なのは昔からよく言われていること
また、周りに同じ車両を乗っている人がいないと比較が出来ない
それこそ、週末にお越しになればタイミングが合えば他のお客様と比較も可能です。
いざ到着してみると
ラージ?ミドル?バッフルが入った集合管でやたらうるさい
「あぁ、これでは診れませんね〜(笑)」
「自分でももっと音を小さくしたいのですよ、なんか乗りにくいのもこのバッフルのせいですか?」
と
「それだけ穴が大きければうるさいし、トルクも無くなり乗りづらいでしょう」
一応、ウエスで塞いでエンジン音を確認すると音は問題なし
バッフルに関しては
当時風味のものをご用意しています。
排気量や好みでセンターパイプ径を何種類か用意しています。

64Φ用バッフル外径は60Φ
ナット部分はボルトが緩んでも落ちにくいようにロックナットを使用しています。
センターパイプ径は3種類
20Φ:某集合管のスタンダードサイズですね。
23Φ:ノーマル排気量はこれが限界、これ以上太くすると低域のトルクが減少します。
25Φ:ボアアップエンジン専用
23Φ、25Φはレース用です。(音量が大きい)
どのように選択すればよいのか?
音と性能のバランスなんです。
穴が大きくなればなるほど
抜けが良くなり=高回転で◎
マフラー内で背圧が掛からなくなり=トルク減少=低回転域×
音量も大きくなります。
簡単に言いますと
音よりも街中での乗りやすさを重視するなら細い方が乗りやすい
低回転域で乗りにくくても高回転域を優先させたい、
または音が大きければ性能はどうでも良い人には太いもの
ある程度両立させたければほどほどの太さ
こんな感じで考えれば良いでしょう。
しかし装着してみないと比較は出来ないもの
そんな人の為に試着品をご用意しています。
20Φ、23Φ、25Φの3種
当店のバッフルを購入する前提であれば
自分で付け替えて音の確認が出来ます。
今回のお客様もヨシムラのプロトのマフラーの音を聞いた上で
近い音量の23Φを購入されました。
ヨシムラでも今回のマフラー製作にあたり数本の形状の違うバッフルでテストしていました

音質に対するこだわりを感じます。