昨日の日曜日は安全運転講習会の大会でした。
日頃の講習の成果を発揮できます。
まずは西新井署長の挨拶
前半はパイロンスラロームを中心にしたコースを設定しタイムトライアル

光電管で時間計測を行います。ぼ〜っとしていてコース図貰ってくるの忘れました(汗)
意外にもモタードが早かったです!
後半は1本橋

それもただの1本橋ではなくターンして戻ってくるもの

1分という時間を設定して一番近いタイムを競います。
1本橋が苦手な人はターンするエリアで何回でも回って来れるという変則ルール!
始まってみると居ました居ました、何回もグルグル回る参加者
見ていて楽しかったですよ〜
次回は講習会で5/11(日)
この日は店主も参加します。
さて、話は変わって
試乗して(特に低速で)定期的な振動がハンドルに伝わってくるCB400F
手でフロントホイールを横方向に力を掛けると「ガタガタ」
ベアリングが合掌状態!!!!!!!
外してチェック
オーナーさんは気が付いていないようで
乗っているうち徐々に酷くなりますから
身体が慣れてしまうのでしょうね
これも仲間と車両入れ替えすれば確実に指摘してもらえるでしょう。
ベアリングを外してみると…

左がガタガタだったディスク側、純正の片面シールです。
右側は両面シールのものが使われていてこちらは酷くない
コストの加減で昔の車種の純正品は片面シールがほとんど
現行車では必ず両面シールですし、ベアリング自体よりクオリティの高いC3隙間のものが使用されています。
もちろん当店では販売品を含めC3隙間のベアリングを使用しています。

純正に拘ってわざわざ片面シールを使うことは有りません。
見えないところですしより良いものを投入したいですよね。
ダストシールも緩ければもちろん交換

緩いまま使って水などが浸入したらシールの意味がありません
まずはリテーナーを外します
これは専用工具が無いとけっこう大変
アルミ同士のため慎重に時間掛けて行わないと
かじってしまったら大騒ぎです。

このツールの良いところはリテーナーのねじピッチと同じなので
溝からずっこけにくいということ
浸透潤滑剤を使い、緩めて締めてを繰り返しながら外します。
ベアリングもプーラーを使用して外します。

NetShopでは簡易版のベアリングプーラーも販売しています。
ベアリングを外したらハブの内部を清掃し
ベアリングを打ち込みますが
これも是非専用工具を使いたい

リテーナーが入る側から打ち込んで
リテーナーを仮組み(ハブ側のねじ山が痛んでいる場合は事前に修正しておくこと)
次にディスタンスカラーを入れ反対側を打ち込みます。
何故か?
リテーナー側は奥にベアリングのストッパーが有り位置決めの為に先に打ち込むのです。
反対側はストッパーは有りませんね
ここも出来ればベアリングの内輪、外輪を一緒に叩ける専用のドライバーを使いたい
この場合、内輪を叩くことは有り得ないのは読者であれば分かると思います
外輪だけを叩くと内輪がディスタンスカラーに当たってもクリアランス分奥に入ってしまいます。
このように指で確認しながら作業しなければいけません

ディスタンスカラーは遊んでいないか?ベアリング内輪の動きは固くないか?
リアホイールも作業はほぼ一緒です。