このようなメールをいただきました。
同様の疑問を抱いている方も居るかと思いますので
こちらで説明しましょう。
1件目
【 タイトル 】 CBX400Fのコンロッドメタルの件
【 内容 】
はじめまして、こんにちは。XXと申します。
早速ですがFC、FFと
Bブラック、Cブラウン、Dグリーンと種類が有りますがよく解りません。
当方のエンジン型式はNCO7E−103XXXXです。
宜しくお願い致します。
パーツリストをお持ちであれば解るかと思うのですが
(NetShop Topページにも記載がありますが)
NetShop上
CBX400Fの
FCは俗に言う1型(インテグラはF2Cですが含みます。)
FFは俗に言う2型

ちなみに最後の英文字は年式を表します
C=1982年式、D=1983年式、E=1984年式、F=1985年式といった感じです。
また、メタルに関しては
アルファベットは厚みのコードとなります。
A:厚い〜E:薄い
コンロッド、クランク、ケースの各コードで選択します。

選択方法は
そこまでの作業をするのにサービスマニュアル無しで作業する人は居ないでしょうから
サービスマニュアルの12-7 ベアリングの選択を参照願います。
2件目
「シオハウス様
こんにちは、何度かネットショップでお世話になったXX県のXと申します。
今年もCB400FのエンジンをO/Hしようと分解したのですが、クランクメタルが一箇所はグリーンですが、残りの四箇所が絶版のイエローです。一番左のグリーンは新品で交換予定ですが、残りの4箇所を画像でチェックして頂き使用可能かどうか見て頂けないでしょうか?特に左から二番目のメタルは大きなキズが入っているのですが・・。
先日状態の良いイエローのメタルを探してCB350Fのエンジンを購入したのですがグリーン、ブラウン、ブラックでイエローを一枚も入手できませんでした。イエローの代わりのグリーンのメタルを使用すると重大なトラブルの原因になるでしょうか?
お時間がございましたらご教授宜しくお願いいたします。」
これは古いバイクだとありがちな話で「メタルが廃盤」
とても困る内容ですが
1サイズ厚いメタルを使用するなら
新品を1組用意して(この場合グリーンですね)
プラスチゲージでオイルクリアランスを測定します。
(規定値はマニュアル参照)
範囲内であれば使用可能です。
後に必要数厚いメタルを購入した後で再度クリアランスは確認願います。
意外と個体差があるものです。
万一
オイルクリアランスが少なくなってしまう場合は
内燃機屋に相談してクランクシャフトのラッピング(研磨)してもらうのも一つの方法でしょう。
当店では絶版のメタルは酷くない場合は再使用しています。
3件目
この記事を見てのコメント
「わぁっ、とても濃い〜質問で、ちょうど良いタイミングです。
もしメタルが絶版の場合でも、状態が酷くなければ(傷、腐食等が無い場合)、
WPCで長持ちさせる事はできるのでしょうか?
但し、「何番のジャーナル」の「上」か「下」かに使われていた事を記録しておく事が、
かなり難しいとは思われますが、、、(困)お教え下さい。」
WPCはかなり有効ですね
これは後日記事に書きますね。
当店で依頼しているところでは
袋に「#1、上」などと書いて分けて依頼すると
手間だとは思うのですがその袋に入れて戻ってきますから
混ざることはありません
質問者の依頼しているところに確認すると良いでしょう。
それでは、また。