メールでの問い合わせを頂きました。
お名前:XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXXX
車種:CBX400F
内容:お疲れ様です!お忙しい所自分のメールを読んで頂きありがとうございます。
自分等車両を所有して20数年が過ぎようとしていますが!
仕事が、多忙であまり乗る機会はないのですが、一年に何回か高速を使ったツーリングに出かけています、
そこで相談なんですが、レスポンスが他のCBXより悪くなっているような気がします。
前は感じなかったんですが!手放しをするとハンドルが小刻みにブレます
転倒などはしてないし、自分、見ても知識が無くわかりません。
エンジンも坂道などを登る時力がなくなったような感じを受けます!
車検などは田舎のウイング店でお願いしていたのですが、店主が老人になり断られてしまい、整備が最近なにもできていません。
近所にはゾク車を扱う店みたいなのしか無く、怖くて見てもらいたくないし、長くCBXに乗りたいので、私の車両を総合的な診察をして頂き、修理してもらえないでしょうか?来年の12月まで車検は残っています
修理部門でのCBXの取り扱いを止めて1年9ヶ月が経ち、
しかしながらいまだに当店を頼っていただき
問い合わせを個人、SHOPともに頂きます。
これはメカニック冥利に尽きることで
感謝しなくちゃいけませんね
当店の現状、一人で切り盛りしていますから
おのずと営業内容に制限がございます。
CBXでもノーマルマフラーのフルノーマル車だけならと
思う気持ちも有りますが
現在のCB400F/350Fだけでも精一杯なので
まったく余裕が無い、
中途半端なところで区切ると
「あの人のは診て、なんで自分のは診れないのか?」
という話になりかねません。
そのために車種によって区切らせて頂いております。
この辺はご理解いただきたいと思います。
レスポンスの悪さに関しては
30年経っている車両ですから個体差は生じます。
エンジン、キャブを含め各所の磨耗、劣化
メカノイズに関してもクリアランスの増大により次第に大きくなります
コンプレッションなどの測定を行い
低下していれば
O/Hも視野に入れたほうが良いと考えます。
ハンドル振れは発売当時からあったことで
振れ方に個体差はあるものの
手を放せば思いっきり振れます。
当時、ホンダSFで二輪整備をしていました
CB750Fのようにタイヤによって振れてしまうものもありましたが
(たしかBT01だったかな?)
CBXの場合はタイヤは関係なかったですね
お客様には
「手放し運転は危険ですからしないでください」とアナウンスするよう指示が来ていました。
私が思うにフロント周りの強度不足かなと感じています。
また、スプリングが経たってフロントが下がりキャスターが立ってしまい
ハンドリングが不安定なんてことも考えられますね
そのためにステアリングダンパーを付けている人も多いようです。

片手運転は避けてください→両手放し運転=論外
せっかくなのでオイル交換の方法も

ウルトラUとは現在のウルトラGシリーズに当たります。
この取説は初期のもので
後にメーカーからCBXのスロー不調対策の有機モリブデンの添加剤「UCオイル」が発売されました。
その後、それが添加された「ウルトラGP」が発売され
ホンダのスポーツ車全般指定と待っていました。
ホンダのエンジンはモリブデンとの相性が良いですからね。
その後さらに「ウルトラS9」(フル鉱物油10W-40/20W-50)となって
現在の「ウルトラS9」(半合成、10W-40)となっています。
当店では出入りのオイル業者は居ますが「これを使いなさい」という縛りは無く
(WAKO’S、MOTUL、YACCO)
純正品以上のグレードのものを使ってくださいとアナウンスしています。
しかしながらオイル交換で訪れるお客様はほぼ純正S9
なにげに純正派のお客様が多いお店ですから…ね