年度末ということも有り
3月末は車検場は大混雑
例年なら最終週は車検予約は入れていないのだが
今年はうっかりとフルに入れてしまっていた。
26日の日曜日は盟友のホーリーさんのイヴェント日
友人と一緒に顔を出す予定だったので早起きして行ってきた。
前日まではしばらく雨は降らなかったのに当日は生憎の天気
途中、吉野家に寄って朝食を摂取
ここは毎回の立ち寄りどころ
私はカツ丼/もり蕎麦セット

ドリームワークスN氏は天丼/もり蕎麦セット

金属加工業N氏は牛丼/かけ蕎麦セット

青い看板の吉野家は蕎麦があるのです!
どれも¥1000以内でコスパ最高!!
朝からヘビーですが会場の河川敷にはお店は有りませんから腹ごしらえは必須です。
会場に到着しホーリーさんに挨拶して
会場を一回り
まもなくレースがスタート

手前の2台は珍しい「ホダカ」、こんなメーカー皆知らないですよね〜

TMやらエルシノアやら懐かしい車両がいっぱい
こちらは比較的新しい年代ですね

XL250S、キャッチコピーは「男のワークブーツ」
私も所有していました。フロントはなんと23インチホイール
手前#4はレジェンドライダーの吉友寿夫選手

野口スペシャルに当時風ヘルメットで参加
(実は同じ高校の同級生)
この日はうっかりカメラを忘れスマホで写していたので画像があまりありません
午前中のレースが終わり、私たちはそそくさ退場
開店時間までには帰ってこれました。
普段なら最後まで居るのでこのブログには店主不在と告知しておいたことも有り
また、天気も雨の為お客様はほとんど無し
仕事に専念できました。
車検依頼のCB400F

約10年前に当店で販売した車両
依頼事項は車検整備(24ヶ月点検)とタイヤ交換
タイヤは車両販売時のもの!
TT100(ソフトコンパウンドのGPではなくスタンダードタイヤの方)
GPならとっくにオゾンクラックが入り2セット目でもおかしくない
値段は高いがスタンダードコンパウンドの方が固いので持ちも良いのでしょう
しかし、すでに硬化していますから性能は恐ろしく低下しているでしょう
あとはどこかで付けてもらったETC、この本体の移動

工具が入らなくて困るとの事
ツールトレイに躊躇無く穴を開けて装着するパターンが非常に多い
エアクリーナーのメンテ時に非常に邪魔ですね
アンテナの付け方も非常にセンスが無い

今回はアンテナに関しては言われていないのでこのままです。
タンク下でうねっているコード(コルゲートチューブのもの)

これまた美しくないですね
取り回しを変更しましょう
差し当たり右サイドカバー内でバッテリーバンドで共締め

SHORAIバッテリーなので液の影響を受けないので良いでしょう
ヒューズボックスを確認
おやぁ!メインヒューズが焼けています!!

切れては居ないが交換します。
お客様はツールトレイにヒューズを持ち歩いています。

ノンヒューズブレーカーなら必要無いんですけどね〜
メンテナンス終了しさっさと車検場に持ち込みました。
水曜日は午前中だけ仕事をして
午後からお休み
とはいってもシート屋から完成連絡が入ったので引き取り
おぉ!きれいに直りました。

裏面は…

なるほど!他のスポンジ素材を貼って整形しているのですね
シートレザーの裏側もかじられていてダメージが有り
小穴が空いてしまった部分も裏から当て物をして直してくれました。

ちょうど休みのタイミングに合ったので早く引き上げられてお客様も喜ぶでしょう
その足で嫁の買い物のお供で
酒々井のアウトレットへ

もっぱら店主は嫁がお店を見てる間のわんこのお世話係
あまりおしゃれには興味無いっていうか
四六時中作業着なので必要無し
夫婦揃ってオシャレしてたら家計をおびやかしてしまいます。
酒々井アウトレットパークでの唯一の楽しみは

そうなんです神座が入っているんですね〜
ところが嫁からご飯の話が出てこない
「おなかが空いていないのだろうか?」
食事に関しては店主には一切発言権は無い為
後ろ髪を引かれながらアウトレットを後にして
次に向かったのが
富里の大型ホームセンター

久々なので大量買付け
のんびり一般道で帰ってきて
この1つ前の記事をサクッと書いて家族サービスへ
この日は結局昼を抜いたので奮発して焼肉屋へ
しっかりガスチャージしました。
今月最後の車検車両

このオーナーさんは自分でそこそこいじれちゃう方
そんなんで10年前から当店で車検を通していますがすべてユーザー代行
(お客様がメンテナンスをしてきた車両を代行で車検場へ持って行って通してくるもの=当店はただ通してくるだけ)
ところが今回、当店はユーザー代行は受けていない為
車検整備(24ヶ月点検)を行うことになった。
すると結構ネガが部分が見えてきた。
タイヤの空気を計ると
フロント

リア
怖い!!
ブレーキは後で自分でメンテナンスするのでO/Hは不要とのこと
24ヶ月点検ではパッドの着脱(パッドグリスの塗り替え)、漏れチェック、フルードの交換程度は行う
あれ!右のキャリパーステーの動きが悪いし

おそらくグリス切れ、後で分解整備をしてもらいましょう
右側に漏れの痕跡を発見

ステンレスピストンか〜、シールの掛かる部分に傷入ってなければ良いのだが
パッドもフルードに侵され塗装がベロベロン
当たり方もおかしいなぁ
マスターシリンダーはAP

しかし、なんかオイリーですね

触るとどうやらフルードですね(指につけてこすると独特の感触)
にじみ有りですね。
フルード交換をしようとタンクを開けると沈殿物がそれなりに居たりする
どれだけ掃除していないのだろう…

※フルードを少し吸った状態
やってあげられる範囲で掃除して
結晶は吸い上げて除去
フルードを注ぎながら
キャリパー側ブリーダーから排出
右は順調、しかし左側はスムーズでない
ブレーキレバーが非常に重い
「詰まってるか!?」
お客様には全バラ洗浄を具申しました。
リアブレーキ
ブレーキペダル、踏んでも戻らず途中で止まってしまう
まずはリアホイールを外しましょう。
ありゃ、ストッパーアームセッティングラバーの位置が違いますね
ホイールを外すと中はすげぇ

パネルは全バラ洗浄して、ブレーキカムとシューの摺動部はブレーキグリスを塗布

マーキングはシューが裏表逆にならないように
スプロケ側も軸部分はグリスっ気は無くカラカラ

フィキシングボルトと共に焼きつき防止グリスを塗布
ペダルの動きが悪かった原因はこれ

スプレーグリスなどで手前は濡れていますが奥はグリスっ気無し
またロッドのジョイント部も同様

グリスをふんだんに使って組み立てます。

ばっちりストッパーボルトに当たるようになりました。
う〜ん普段ちゃんとメンテナンスしてるのかしら?怪しくなります。
足回りが終わってタペット調整の為タンクを外しましょう

ありゃ、コック根元にガソリン滲み発見
タンクを外して現れたのは…おびただしい配線

(いじりたく無い…)
CRキャブの為エアクリーナーが無いクリーナーボックス内も

このような状態の車両こそノンヒューズブレーカーが必要かも
ん!なんでメインハーネスのアース線(緑)がこんなところに

まさかエアクリーナーケースと共締めじゃぁあるまいな
(そこはフレームには落ちませんよ〜)
ありゃ!

固定せずに置いてあっただけ!?(笑)
参った!
正規の位置に固定
さぁやっとタペット調整を始められる
むむむ!

2箇所バルブの頭が陥没して調整が出来ない
どうりで試乗中カチカチうるさかったんだな
仕方ないので手の感覚で調整
内燃機屋の話ではバルブスプリングが経たるとこのようにバルブの頭が磨耗することがあるそうな
近い将来ヘッドを開けないといけないでしょうね(がんばってください!!)
このような状態では有りますが
車検は無事通りました。
やっとひと段落
ちょっとがんばって書き上げました。
(23時〜25時半、約2時間半掛かりました)
明日は質問の返答かな
さぁ仕舞いましょう