今週分の車検車両
依頼事項はフロントブレーキのダブルディスク化
皆さんボトムケースは持ち込みなのだが良く手に入りますねぇ
あらかた分解完了

フロントフォークは前回の車検でO/Hしているのだが
ダブルディスク化の為に再度分解、それでもこれだけの沈殿物

インナーチューブが直にボトムケースを擦るので現行のブッシュを使っているフォークよりも沈殿物も抵抗も多い
フォークシールからのオイル漏れでのO/Hもスパンはかなり長い時間が掛りますので、適度な時期でフォークオイル交換はしたいですね。
約6000km走行のエアクリーナーは要交換
リア周りを先に片付けて
いよいよフロント周りに取り掛かる
フロントフォークを組み立て、車体に装着
次はブレーキ周り
右側に使うディスクのインナーベルの外側を面だしの為に切削
ニッシンのマークが浮き出ていますし、メーターギアアタッチメントを装着するため

加工の終わったディスクを組んだホイールを装着
メーターギアとボトムケースのクリアランスを確認
全く隙間が無く、ドンピシャなら良いのですが保険で1mm程度切削

隙間が出来て一安心
キャリパーホルダーを合わせてみると、これまた穴が合わない

純正は最初から上下方向に楕円になっているが足りない
これまた切削加工

定規を使いディスク板と平行か確認しシムを入れて調整
左右のキャリパーホルダー組み付け完了

キャリパーを組んで、ホースは今回はメッシュホースに変更
マスターシリンダーはNISSINの別体14mmが付いていたが5/8にすることなくインナーキットの交換のみ
ゴムホース→膨張する
メッシュホース→膨張しない
このため14mmで充分と判断
5/8に換えてパツンパツンでは効いた気がしない
ある程度握れた方がコントロールしやすいと考えます。
木曜日、陸事へ持ち込み
この車両にはメルカリで買ったというLEDバルブが組まれていて
陸事持ち込み時事前のテスター屋でヘッドライトテスターにかけないと光軸が出るか分からない
もしNGだった場合の為に以前に付いていたバルブを持ってきてもらっていた。
実際、LEDバルブでは光軸が散ることはないがずれてしまっていた。
それ以前に光量が足りない??
以前付いていたというバルブを見ると

爪が2枚曲げられていて、それどころか爪の角度が合わない
爪を曲げて無理に入れてあったか?
新品のH4バルブも持って行っていたので交換すると
明るさもばっちり!光軸もど真ん中!!
すんなり車検完了
この日は比較的暖かく自走で行ってきたのだが
帰ってみて右のボトムケースからオイルが垂れているのを確認

再度分解してスーパーチェックで漏れ箇所を確認

ドレンボルトからでした
ボトムケース単品の時にゆるみの確認はしています。
なぜ?
ドレンボルトを外すとボトムケース側の座面がイマイチ面が出ていない

シールワッシャーが潰れても対応できなかったようだ
ボトムケース単体にして切削加工

これで大丈夫でしょう
反対側を確認するとやはりにじみがありました。

シールワッシャーがおかしなことに

こちらも座面がイマイチ

同様に切削加工して組み立てました。
右のブレーキパッドに漏れたフォークオイルが染みてしまったので新品ではありますが交換します。

もちろんディスク板も脱脂しました。
翌日試乗して問題無ければ完成です。
先日組んだダブルディスクのフォークも確認しなくちゃ
最悪もう一度ばらして同様の加工をしなくちゃですね
参った