タイヤ交換のため前後ホイールを外す
まずはフロントから
ホイールを外すとアクスルホルダーとシャフトのクランプ部が濡れている

指に付けて指をこすり合わせればフォークオイルかブレーキフルードか判別がつく
フルードではない
下から覗くと漏れているっぽい

念のためトップボルトを外しオイルの色を確認

多分フォークオイルでしょう
経年のためフォークオイルは交換しますので
ソケットボルトを外してオイルを抜いてスペシャルワッシャー(シールワッシャー)を新品にすれば大丈夫(だろう)
ホイールの確認
ダストシールのリップを噛み込んでいる

経年のためクラックまで入っていて要交換
脱脂のためにディスク板を外すついでにスピードメーターギアのリテーナーのOリングが入っているか確認

入っていたけどこんな余計なところはグリスがたっぷり
ディスクを脱脂
リアホイール側
誤組してあったブレーキパネルストッパーアーム部
トルクロッドとパネルの間にこのようにストッパーアームクッションラバーとワッシャーが居た

トルクロッドの外側にもワッシャーと6カクナット8mm
余計なワッシャーが入っていたためクッションラバーは潰れてしまっていた
案の定グリスっ気無しのカラカラ
タイヤ交換完了
スイングアームを外します
きちんとグリスが充填してあるか心配なので確認します
作業性を考え、また最終的にはセンタースタンドも外してピボット部の確認をする
そのためにもマフラーは外しておく
外して立てたらエンドから水が出てきた

水抜きが詰まっている?

見事に詰まっています
ここは定期的に確認はしてほしい
詰まって水が排出されないと内部が錆びてしまいます。
バンドが下向き

外したついでに正規の向きに戻しましょう
スイングアームを外してカラーを抜く

赤くて嫌だなぁ

拭き取るとこういうことだったか
錆の痕であばただらけ、摩耗して段が出来ています

逆側も
キャップのリップも硬化しています
ブラシを通して内部のグリスを除去

...............
洗い流します

絶句
ブッシュもフランジ部が欠けています

ブッシュ、カラー、キャップと全交換
外したドライブチェーン、新品ではなく中古なんだぁ...
フロント周りの分解
フェンダーを外す、固定ビスは長さがまちまち
懸念していたキャリパーステーの軸部分は一応グリスは塗られていた
ヘッドライト、ライトステーを外す
メーターを外す
メーターハーネスグロメットが居ないよ(両方とも)

ありゃ中にいた

潰れているけど使えるのか?
フロントフォークを外す、両方漏れている??

ソケットボルトを外して放置してオイルを排出する
この状態になると引っ掛かりはさらによく分かる、結構ひどいかも
打痕の嵐
ステムはコーンレースを外さずワッシャー、ダストシールごと塗られている

コーンレースを外す

結構深いのがあるな
エレメントBはカステラ状態

崩れたスポンジを除去してみると
ブリーザーチャンバーガスケットがずれていて、位置決めの凸が見えない

センターのタッピングスクリューを外しブリーザーチャンバーを外してみる
ブリーザーチャンバーガスケットはボロボロ、ブローバイホースに折れを発見

外すと

これは交換ですね
キャブレターもフロートチャンバー内を確認するので外します。
で車両はこんな状態に
ちなみにナンバーブラケットのボルトも長さがちがってたり
エンジンハンガーのナット、8mmのほうが二面幅が本来は12mm、付いていたのは14mm
クラッチケーブルガイドの位置は違うし

ホーンステーのボルトは片方カットしたものですね端面が錆びています。
どんどん出てくるので大変
見積もり書き直さなくちゃ