2011/11/22
11月稽古場B 稽古

『和顔愛語』
東大寺道善師
穏やかな顔で
心のこもった優しい言葉をかけられれば
誰でも自然に 頬がゆるんで
つい誘われて優しい口調になります
反対に
険しい表情で
刺々しい言葉を投げつけられたら・・・
むかっとして
つい乱暴な言葉を返したくなり
そんな時
人はあまり良い顔をしていないでしょう
いちいち鏡で自分の顔を確かめるわけにはいきませんが
周りにいる人は
自分の鏡だと言われます
自分の周りに集まって来る人を見れば
自分がどんな顔で人と接しているか
わかるということでしょう
周囲にいる人が
穏やかな優しい人ばかりだと感ずる時は
きっと
自分自身が
心穏やかで優しくなっているのでしょう
逆に
なんだか周りに刺々しい人ばかり
集まってきているように感じる時は・・・
まずは
自分から
『和顔愛語』
実践してみるといいかもしれませんね

ニシキギに小さな赤い実が
一つだけついていました

運び 濃茶

主菓子 さざんか 鼓月製

干菓子 おりーぶ・ぐらっせ (小豆島のおみやげ)

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2011/11/16
11月稽古場A 稽古

『歩々是道場』
妙喜庵士延和尚
数ある禅語の中でも
私が特に好きな言葉です
座禅をしている場所だけが道場なのではない
お茶の稽古をしている時だけが修行なのではない
歩いている時も
車を運転している時も
食事をしている時も
誰かとしゃべっている時も
一人でいる時も・・・
朝起きてから夜寝るまで
もしかしたらふとんに入って寝ている時も
すべて修行であり
そこが道場
お茶の道
ひいては 人生そのものの道において
いつ どこで 何をしていても
そこで
私たちは
何かを学んでいる
そのために・・・
そのためにこそ
私たちは
この世に生まれてきている
私は
そう思っています

運び 濃茶点前

主菓子 晩秋 鼓月製

小学生のTちゃんには
いただきもののゼリーのお菓子を
お出ししました

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2011/11/9
11月稽古場@ 稽古
2011/11/4
口切茶事 稽古場の茶事
今日は
お弟子さん5名をお招きして
口切の稽古茶事をいたしました
本当は
「吐く息が白くなる頃」に行うといわれている
口切ですが
今日の大阪は
気温が26度まであがった夏日だったそうです
夏の茶事さながら
露地にはたっぷり打ち水をし
茶室にはなんと冷房を入れました

リビングを待合に

枝折り戸まで進み出て
客と亭主は無言で挨拶を交わします

露地には
初冬の風情で敷松葉もしたのですが
今日の暑さではなんとも・・・

塵穴

蹲踞で手と口を清めます

初座
『鶴舞千年松』
東大寺長老 寛秀師
壺飾

初炭

炉の炭点前では
濡れ灰をまきます

懐石

主菓子 銘霜月 鼓月製

花入 銘常盤 尋牛斎
花 西王母

後座

干菓子 山川 風流堂
濃茶の後は
続き薄にいたしました
またお客様よりお申し出があり
薄茶も次客様以下
おもやいにさせていただきました
皆様
長時間のおつきあい
どうもありがとうございました

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