2014/7/30
7月稽古場 6 稽古
今日は月に一回の
研究会の日でした
本日の出席者は四名
猛暑の中
それぞれに
高槻 京都 宇治 高松など
ご遠方よりお越しいただき
充実したお稽古をさせていただけることを
心より感謝いたしております
今日は
先日「唐物」の
相伝をさせていただいた方に
ご自身でお点前をしていただきました

「青山元不動」
弧蓬亮敬師

運びの「盆香合」をしました

唐物の「真」と「行」を稽古いたしました

薄茶点前 「替え茶碗」「亭主相伴」の稽古をしました

主菓子 清流 鼓月製

干菓子 貴船の彩 俵屋吉富製

2014/7/24
7月稽古場 5 稽古
大阪も梅雨明けして
急に暑くなってきました
先日
冷房の効いた新幹線に乗って
うたた寝をしたせいか
この数日
どうも夏風邪をひいたようで
のどが痛くて体がだるいです
早くすっきりと
したいものです

飾り団扇 「好日」
東大寺長老 寛秀師
昨日お稽古に出かけて
師匠から
「団扇」と「内輪」
「扇子」と「センス」をかけた
面白い歌をお聞きしましたが
はっきりと思い出せないので
ネットで検索してみたら
お聞きしたのとは少し違いますが
こんな狂歌がでてきました
「つかわれて
骨は折れても腹たてな
うちわと聞ば他人ではなし」
「巴人集」(ハジンシュウ)より

「滝」
前大徳積應師
少しでも
「涼」を感じていただけましたでしょうか・・・

桑小卓 総飾り

主菓子 朝顔 鼓月製

2014/7/22
炉の灰つくり その1 裏仕事
毎年恒例の行事の一つ
「炉の灰つくり」です
今日は
ためてあった尉(もえかす)と底を
ふるいにかけて
お湯でアクを抜く作業をしました

ためてあった尉と底

尉と底を3回ふるいにかけたもの

ぬるま湯を注いで
ういてきたアクや炭の小さなもえかすなどをすくう

繰り返し何度かぬるま湯をそそいで
やがて上澄みが澄んできた状態
水を捨てて
このまましばらく乾燥させます

2014/7/22
東京国立博物館 他 美術館・お茶室
三連休は
東京でコンサートや美術館などにでかけ
美に浸って参りました

世田谷美術館
「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」
西洋の印象派の画家たちの作品と
彼らに影響を与えた
日本の浮世絵とを
対比しながらの展示は
とても興味深いものでした
日本人にとっては
ごく当たり前かもしれない
美意識
「部分によって全体を
空間によって存在を感じさせる美」
「ジャポニズム」なるものを
あらためて
再認識いたしました

東京国立博物館
「平成館」において
「台北 國立故宮博物院」が
開催されていました
北宋から南宋・元・明・清にいたる
歴代皇帝のコレクションが
展示されていました
現代の私たちが見ても
驚くような
技術の粋を凝らした
至宝の数々・・・
かつて
「唐物」として
日本にもたらされた
宋から元・明時代の名品が
当時の日本人にとって
いかに驚きと憧れの対象であったかに
思いを馳せながら
一つ一つの文化財を
ゆっくりと鑑賞させていただきました
珠玉の名品を目の当たりにし
茶の湯において
「唐物」が
どれほどの価値を持っていたのかを
あらためて実感できたような
気がいたしました
「東洋館」では
「日本人が愛した官窯青磁」が開催されており
あの有名な
青磁茶碗 「馬蝗絆」を
拝見することができました

2014/7/17
7月稽古場 4 稽古
当教室では
通常のお稽古を月に5日と
相伝物の稽古や茶事などをする研究会を1日
計6回の稽古日を設けています
月に5回の通常稽古は
各自のご都合のよい日を2日選んで
お越しいただいています
本日は
昨日に続いての稽古日でした
今朝
玄関廻りを掃除して
水を撒いていると
突然
蝉の声が聞こえてきました
あ・・
今年も蝉が鳴き始めた・・・
そんなことを思いながら
茶室を清め
花を切って入れ
水屋の甕に水をはり
お茶を篩にかけ・・・
昨日と全く同じ準備を
黙々とやっていると
なんだか頭は何も考えていなくて
カラッポなのに
手足が勝手に動いているような
不思議な感覚になりました

『清流無間断』
大徳寺黄梅院太玄師
花は
糸芒 桔梗 祇園守
今日はいよいよ
山鉾巡行
祇園祭もクライマックスです

桑小卓
稽古場には
昨日今日と
2日続いてお越しになったお弟子さんも
いらっしゃいました
熱心なお弟子さん達のお蔭で
正に
「間断無き流れ」を
体現させていただけることを
感謝しております
