2015/9/30
9月稽古場 7 稽古
今日は研究会を行いました
五名の方にご参加いただき
初炭 茶通箱 後炭 花月
以上の稽古をいたしました

本日の参加者のうち
お二人は
このお稽古場で
一から稽古を始められ
今年になって
「茶通箱」のお免状を
いただかれた方でした
また
最近ご入会いただいたIさんは
今から40年程前
まだ小学生だった頃に
茶通箱のお免状をいただかれたそうですが
その後
長い間表千家のお茶から離れていて
お免状をいただいたことすら
記憶に残っていらっしゃらなかったそうです
この度
不審菴に問い合わせたところ
お免状申請の記録が残っていて
そのことにも
また
当時の先生にも
あらためて感謝していらっしゃいました
今日は
それぞれのお茶のご縁に感謝しつつ
床に利休像をかけて
お稽古をいたしました

茶通箱

主菓子 優草(まさりぐさ) 鼓月製

2015/9/27
仲秋の名月 つれづれ



2015/9/26
東大寺 つれづれ
来月10月15日には
東大寺の年中行事である
大仏様秋の祭りが開かれ
表千家がお献茶のご奉仕をされます
その副席の一つ
真言院席にて
今年もお手伝いに入らせていただきます
今日は
その準備のための集まりに出かけて参りました
準備等の終了後
久しぶりに
東大寺の境内をゆっくりと歩いて参りました

奈良と言えば シカ

大仏殿は
いつ見ても
その大きさに圧倒されます

創建当時のレプリカです
大仏殿の両脇に
高さ100メートルもある
東塔・西塔が建っていたそうです

手向山八幡宮
菅原道真が
「このたびは 幣もとりあへず 手向山
紅葉の錦 神のまにまに」
と詠んだ
紅葉の名所です

不動堂
ここまでくると
周りにほとんど誰もいません
お堂の前で
手を合わせて拝んでいたら
横にある事務所の方が
ガラス戸を開けて
「中に入れますよ」と
声をかけてくださいました
お堂の中にあがりこみ
薄暗がりの中でじっと目を閉じて
様々なことを祈りました

2015/9/24
9月稽古場 6 稽古

『松風供一啜』
東大寺道善師
「松風に一啜を供する」
松風に温かいお茶をさしあげて
共に喫する
天地万物との一体を説いた句
(『茶席の禅語大辞典』より)
この句を見ると
いつも
「南方録」冒頭の一節を思い出します
水を運び 薪をとり
湯をわかし 茶をたてて
仏にそなヘ 人にもほどこし
吾ものむ

長板 一つ飾

主菓子 初雁 鼓月製

2015/9/23
富田林寺内町のお茶室 美術館・お茶室
連休中
奈良の天川に出かけた道すがら
富田林寺内町に立ち寄りました
富田林寺内町は
東高野街道・富田林街道が交わる交通の要衝であり
石川流域で収穫される
米・綿・菜種などの農作物と
良質の水に恵まれたことから
近世以降
南河内一の商業都市として
発展したのだそうです
今も
寺内町には
17世紀から明治にかけての町屋が多く
町そのものが
日本の優れた文化遺産として
国の重要伝統的構造物保存地区に
なっているのだそうです

重要文化財・旧杉山家住宅

旧杉山家住宅の土間

お茶室外観

二畳中板遣違の珍しいお茶室でした
