ようこそ、お入りを・・・。

2016/7/29

7月稽古場 6  稽古

今日の研究会には
お暑い中
六名の方が出席下さいました


一年で一番暑いこの時季
早朝の涼しいうちに
お客様をお招きして

続き薄でさらっとおもてなしする
朝茶という茶事があります

今日は
そんな朝茶の風情で

盆香 続き薄 花月

以上のお稽古をいたしました


クリックすると元のサイズで表示します
前大徳紹尚師筆短冊 
西行法師歌  
 
「道の邊に清水流るる柳蔭
 しばしとてこそ立ち止まりつれ」


クリックすると元のサイズで表示します
台目棚 

世界文化社から出ている
『お茶のおけいこ 大棚の点前』には

「この棚は
風炉には別に使う必要はありませんが
炉の台目構えの点前を
広間でするために作られた棚で
数寄者の遊びか稽古用であります」と
書かれています


一方
茶と美舎から出ている
「歳時記 風炉編」には
半床庵での朝茶の写真に
この即中斎好 台目棚が
載っています


私自身は
炉の時季に一度
お稽古を
していただいた経験があるだけですが

自分の稽古場では
これまで二回
風炉の季節に
この棚を使って
稽古茶事をしました


実際のところ
台目席でのお点前は
拝見したことは何回もあるのですが
きちんと教わった経験がなく

道具の置き合わせの位置など
いくつかわからないことがあります

今日のところは
わからない箇所は
私自身の宿題とさせていただき

羽箒や仕服を袋釘に掛けることや
隅棚に柄杓・蓋置を飾り残すことなどを
お伝えさせていただきました

しっかり勉強して
いつか
本物の小間のお茶室を
持ちたいなあと思います

  
クリックすると元のサイズで表示します
蝉籠  木槿と水引草


クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します
主菓子  朝顔  鼓月製


15

2016/7/27

7月稽古場 5  稽古

クリックすると元のサイズで表示します
今朝は
朝顔がたくさん咲いていたので
花入れに入れてみたのですが

午後には
花が小さくなってしまいました


クリックすると元のサイズで表示します
割蓋茶器


クリックすると元のサイズで表示します
長緒


クリックすると元のサイズで表示します
お稽古の終わった後
無性にお点前がしたくなって

後片付けをする前に
薄茶を点てました


誰もいない茶室で
お点前をしながら

先日の
自分自身の稽古の日のことを
思い出しました


花月で初花が当たり
久しぶりのお点前に
緊張してしまい

服紗捌きの塵打ちも
冴えない音・・・

釜の蓋をとれば
ぽたりとお湯が畳の上に・・・


考えてみたら
私は稽古場の茶室に
長い時間座って
何人ものお弟子さん達の
お点前を見ているのに

自分自身が
師匠の前で点前をみていただく機会は
一年のうちに
数えるほどしか巡ってこないのです


何でも
練習しなければ
上達するはずはありません


私はなんだか
急に不安になってきました


このままでは
私はどんどん
お点前が下手になるのではないかと・・・


誰も見ていない茶室で
少しでも綺麗なお点前をしようと
精一杯頑張ってみても

集中できずに
雑になってしまう自分が
情けないです

クリックすると元のサイズで表示します
19

2016/7/24

炉の灰  裏仕事

今日は
炉の灰を
茶汁で染める作業をしました

クリックすると元のサイズで表示します
縁台の上にあるのは
蚊取線香やマスクなど

まず
尉や底と灰を篩いにかけます


今年は
尉と底だけアク抜きをしました


クリックすると元のサイズで表示します
水屋の後片づけなどで出た
古い抹茶を
茶筅で点てて
灰にかけます

クリックすると元のサイズで表示します
煎茶を煮出して
灰にかけます

クリックすると元のサイズで表示します
茶汁をかけてこねた灰を
ポリバケツに入れて
炉の時季まで保管します

適度に水分をとばすために
雨のかからない場所に置いて
蓋を開けています

11

2016/7/22

「唐物と日本のわび」  座右の書

クリックすると元のサイズで表示します
「唐物と日本のわび」
彭 丹 (ほう たん)著  淡交新書



「日本には茶の湯というものがあり、独特の日本文化であることは
中国の大学で教わった。
来日してまもなく、東京の住まい近くにたまたま『茶道教室』の
看板があるのを見て、茶の湯とはどんなものなのかを知るために
入門することにした。

そこは、私にとって驚きの連続であった。
独特の日本文化と言われる茶の湯に
中国の姿がなんと多いことか!」

このような書き出しで始まる
中国人の比較文学研究者による
唐物と日本のわびに関する
エッセーです


アマゾンなどで
「試論的エッセー」と紹介されているように
内容は研究書的なのですが

筆者自身の体験を通して
とてもわかりやすく書かれています


茶の湯の「わび」について
私達日本人が
感覚的には何となくわかるものの

日本人であるがゆえに
見えにくくなっている点を
鋭く的確に言い当てていて

読みながら何度も
「なるほど そうだったのか!」とうなずき

これまでの疑問がすっきりと解けていくような
解放感がありました


具体的には
「九十九茄子」「珠光青磁」など
二十二の唐物をあげて
それぞれについて言及しています


筆者は
一つ一つの唐物と出会う中で
まず
素直な驚きや素朴な疑問からスタートします


そこのところが
妙に共感できるのです


例えば
「九十九茄子」


「茶席に列する人々は両手でものものしくそれを捧げ
その姿を前後左右からじっくりと眺めながら
形や由緒などのついて問答をする。
私も真似をしてしばらく眺めてみるが
何の変哲もない、というより、粗末な雑器のようにしか見えない。
(中略)
四川の実家近くで似たような雑器を焼く窯がある。
光沢のよい滑らかな黒釉や飴釉の壷が
道端に転がり誰も見向きもしない。・・・」


しかし
読み進めていくうちに
いつしか
「茶の湯のわび」へといざなわれ

最後には
なるほど・・・と
腑に落ちるのです


また
文章の運びや描写が
格調高く美しく

まるで上質な推理小説か短編小説を
読んでいる時のような
愉しみをおぼえました

そして
最後のあとがきまで読んで
表紙を閉じた時には

茶の湯の「わび」が
これまで以上に
わかりやすく感じられた満足感と共に

一冊の文学作品を読み終えたあとのような
心地よい余韻に浸ることができました


また涼しくなったら
美術館に出かけ
「唐物」を見てみたくなりました
11

2016/7/21

7月稽古場 4   稽古

今週に入り
西日本では一斉に梅雨明けを迎えました

そして明日は
二十四節気における
「大暑」です

そんな暑さ極まるこの時季にも
夏の着物に身を包み

稽古場には
朝は九時ごろより
お弟子さん方が集われました

今日は
午前 午後 そして
夕刻よりのお稽古がありましたので

後片付けを終えて
自宅に戻ると
時計の針は
とうに八時をまわっておりました

それでも
ほとんど疲れを感じないのは
お茶という
研ぎ澄まされた空間の力なのか

それとも
お弟子さん達と共に過ごす
凛として静謐な時間に
心身共に癒されているからなのでしょうか・・・


クリックすると元のサイズで表示します
「滝」
前大徳積應師


クリックすると元のサイズで表示します
本日は
午後の方に
花所望の稽古をしていただきました


クリックすると元のサイズで表示します
濃茶  長緒


クリックすると元のサイズで表示します
主菓子  花芙蓉  鼓月製


クリックすると元のサイズで表示します
干菓子 琥珀  二條若狭屋製


11


AutoPage最新お知らせ