ようこそ、お入りを・・・。

2017/7/8

薄茶器の蓋を置く位置について   つれづれ

クリックすると元のサイズで表示します

今月は
四滴茶入の一つ
手瓶を使って
薄茶点前の稽古をしています

実は
これまでお稽古を続けてきて
四滴茶入での薄茶点前を教えていただいたことが
たったの2回しかありません

そして
茶碗にお茶をはく時に
蓋をどこへ置くかということについては

ある先生からは
茶碗と膝の間に置くように習いました

もう一人の先生の時は
お点前をしている人が
茶碗の右横に置いていました


ところで
表千家では
濃茶をお茶碗にはく時は
茶入の蓋を茶碗の右横に置きます


そして
薄茶点前では
棗を使う時だけは
茶入と同じく茶碗の右横に置きますが

その他の中次などの時は
茶碗と膝の間に置くことになっています


これは何故でしょう?


一方
逆勝手の時には
茶入の蓋も棗の蓋も中次などと同じく
お茶碗と膝の間に置きます

つまり
茶入と棗の蓋を
茶碗よりも勝手付に置くことは
許されないということです

かと言って
茶碗の左に置くこともできないので
結果的に
他の茶器と同じく
茶碗の前に置くのだと思われます


ですから
本勝手で蓋を茶碗の右横(客付)に置くのは
茶入は格が高いためであり

棗は真塗棗を濃茶点前にも使うことができるので
他の茶器より格が高く
茶入に準じた扱いをするのかな?

と思っていました

しかしよく調べてみると

濃茶の茶入れとしては
真塗棗だけでなく
真塗中次・金輪寺茶器なども
使われるということが
本に書かれていました
(「定本 茶の湯表千家 上巻 P164)


では
なぜ棗だけ茶入と同じ扱いをするのでしょう?


こんな話を稽古場でしていましたら
ある方が
他流では
棗の蓋は茶碗の前でも横でもなく
「5時半」の位置に置くらしいということを
教えて下さいました


面白いと思いました


千利休の美意識を象徴していると言われる
利休好みの黒塗真塗棗は
もともと
紹鴎以来用いられていたものを
利休が理想的な姿に仕上げたもの伝えられています

もちろん利休所持の道具として
唐物茶入や金輪寺茶器なども残されていますが
黒塗棗は
侘びを表現する道具として
全く特別なものだった・・・

ということでしょうか?



さて
話をもどして
四滴茶入の蓋のこと

水滴に仕服をかけて濃茶入れとして使う場合は
今まで習ったどの稽古場でも
蓋を茶碗の右横へ置きました

しかし
四滴茶入を薄茶器として使う場合

以上のことから考えると
やはり
茶碗と膝の間に置く方がよいのかな
という気もいたしますが・・・?



そうなると
水滴の場合は
濃茶と薄茶で
蓋を置く位置が変わるということでしょうか?

さすれば
中次や金輪寺を濃茶点前に使う時には
蓋はやはり右横へ置くことになるのでしょうか?



お茶の世界
私の知らないこと
知りたいことが
まだまだ沢山あります・・・


22


AutoPage最新お知らせ