ようこそ、お入りを・・・。

2018/3/30

3月稽古場 6  稽古

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『梨花一枝春』
前大徳文雅師

あちこちで桜が満開です

庭の利休梅の花も
春風に吹かれて
ゆらゆら揺れています


こんな春の喜びのまっただ中にいながらも
一週間もすれば
やがて散ってゆく花々の無常を思うと

どこか切なく感傷的な気分になるのは
今も昔も変わらない
日本人の感性なのでしょうね

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今日は
月に一度の研究会を行い

・炭所望
・薄茶
・唐物 草
・台天目  

以上の稽古をいたしました


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唐物や台天目などの相伝物は
点前の内容が書かれた書物が一切なく
全て口伝によって
師匠から弟子へと伝えられます


そのため
細かい点において
先生によって
多少の違いがあるようです


また場合によっては
同じ先生でも
その時によって
少しニュアンスが変わるようなことも
あるような気がします


そうなると
何が「正しい」のかわからなくなり
「本当のこと」を知りたくなります


しかし
誤解を恐れずに言うなら

お茶の点前においては
唯一絶対の「正しい」「本当のこと」は
存在しない

と考えるのが
「正しく本当のこと」
のような気がしています


実際
点前は時代によって
少しずつ変化していますし
同じ先生でも
お若い時とお歳を召されてからでは
お考えが変わることもあるでしょう


相伝物ではなく
基本的な点前についても
出版されている本によって
若干異なる場合があります


とは言え
やはり『正解』を求めたくなるのが
人情でしょう


特に
人様に教えるとなると
いい加減なことを
お伝えしてはいけないと思うので
答えを探して悩みます


昔は
「本にはこう書いてあります」などと言えば

先生に
「もう明日から稽古に来なくてよろしい」と
言われたという話も聞いたことがあります

まあ
そこまで極端なことは言いませんが

迷った時は
今ご指導を受けている師匠のおっしゃることに
従うという姿勢が
基本的なお茶の道なのではないかなと
私は思っています


その一方で
書かれた物なども参考にしながら
迷ったり悩んだりして
自分なりの答えを選択していくのも
またお茶の道かもしれません


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主菓子  初花  鼓月製


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干菓子 鶴屋八幡製


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2018/3/28

3月稽古場 5  稽古

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今日は午後から
お二人だけお稽古に来られました

二人とも
盆点の免状をお持ちの方です


茶道教室を始めて
今年で15年になりますが
初めの頃は
盆点の免状をお持ちの方は皆無でした


平成20年頃より
盆点まで取られた方が入門されるようになり
現在では4名の方が盆点の許しをいただいています


しかし
これまで教室で盆点の稽古をしたのは
相伝も含めてたったの4回です


そのうち
2回が炉の点前で
あとの2回が風炉の点前でした


私自身も
現在通っている稽古場では
盆点の点前を何度か拝見することはあっても

実際に自分がさせていただいたのは
一回きりです


このままでは
記憶が次第に曖昧になって
お弟子さんにちゃんとお伝えできなくなるのではと
不安になってきて

一昨日
過去に書きとめた数冊のノートを開き
点前の流れをまとめてみました


曖昧な点は
師匠におたずねし
なんとか
現段階で理解している盆点の点前を
箇条書きにまとめ

昨日の夜
一人で稽古をしてみました


そして今日は
二人のお弟子さんに
時間のゆるす限り
ゆっくりと丁寧に
盆点の稽古をしていただきました


お弟子さんからいくつかご質問されて
あらためて考えることで
私自身も理解が深まったような気がいたします


どこまでいっても完璧というわけには
参りませんが

こうやって師弟共に
お茶の道を極めていくその時間は
とても楽しいです


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主菓子  菜の花  鼓月製


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利休梅

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2018/3/27

家元利休忌  お家元の行事

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各地に桜が開花し
春本番の陽気となった本日

表千家家元では
利休忌が営まれました

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先月
猶有斎宗匠が十五代家元をご襲名され
初めての利休忌です

何かこれまでと違うお道具などが
出されるのかしらと思いながら
参りましたが

むしろそのようなことは一切無く
これまで通りの
利休ゆかりのお道具にて
粛々と利休忌は営まれていきました


残月亭では
廻り花が行われた後
猶有斎宗匠が執筆をつとめられ
茶カフキが執り行われました


見事にお二人の方が皆中され
正客に茶カフキノ記が手渡されますと
参列者から拍手がわき起こりました

すべての行事が終わり
猶有斎宗匠から
ご挨拶のお言葉がありました

その後
而妙斎宗匠もお出ましになり
ご挨拶をいただきました


緊張の面持ちの猶有斎宗匠とは対照的に
重責から解放され
宗旦としての新たな一歩を踏み出された
而妙斎宗匠の和らいだ表情が
とても印象的でした


長きにわたる
茶の湯の流れの中で
変るものと変らないものを感じながら

表千家にとっての
歴史的な一場面に立ち会い

大勢の同門の方々と
時空を共にしていることを
心より感謝して

お祖堂の利休様に
手を合わせました




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2018/3/25

伊勢の旅路  つれづれ


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お伊勢参りに行って参りました

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五十鈴川


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外宮の近くにある
神宮御用紙奉製所
「伊勢和紙館」

ここでは
神宮御用紙だけでなく
手すき和紙からインクジェットプリンター対応和紙まで
巾広く生産しているそうです

軸飾のあて紙に使う和紙を一枚
買いました


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「伊勢河崎商人館」

江戸時代に創業された酒問屋『小川商店』の建物を
伊勢市が修復・整備して
母屋や蔵などを公開しています

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裏千家茶室『咄々斎』写しの茶室がありました

ここでは今も
地域の方々により
お茶会が催されるのだそうです


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趣きのある
蔵が立ち並ぶ町なみ

これらの蔵は
川の岸沿いに建てられていて
江戸時代には
川から直接物資が運びこまれていたそうです

多くの参宮者を受け入れ
全国各地からの物資が舟で運ばれていた頃の
活気あふれる町の様子に
思いを馳せました



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少し足をのばして
『村山龍平記念館』を訪れました

先日ブログに香雪美術館のこと
書かせていただきましたが

朝日新聞を創刊した村山龍平氏(香雪)は
嘉永3年(1850年)に
伊勢国田丸(現・玉城町田丸)の
紀州藩田丸城代に仕える家系に生まれ
その後大阪へ移住したのだそうです

館内には
村山氏のゆかりの遺品や田丸城の歴史資料などが
展示されていました

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2018/3/22

3月稽古場 4  稽古

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「一華開五葉」
前大徳文雅師

暑さ寒さも彼岸までというのに
今日もまだ余寒を感ずるような一日でした

それでも
春の歩みは確実に進んでいるようで
今年初めて
利休梅の真っ白な花が咲きました

その一枝を取って
花入に入れました


「一華五葉に開き  結果自然に成る」


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仕組点


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主菓子  春の野  鼓月製

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