ようこそ、お入りを・・・。

2018/9/28

大徳寺山内月釜  他会記

クリックすると元のサイズで表示します
本日は
毎月千利休の月命日である28日に
大徳寺山内で開かれる
月釜にでかけて参りました

今日は
月釜は四席かかっておりましたが
そのうち二席に入らせていただきました


クリックすると元のサイズで表示します
瑞峯院

瑞峯会のご担当は
名古屋の吉田生風庵様


掛物は
利休の月命日にふさわしく

碌々斎筆  名利共休


別床には
而妙斎筆   心静茶味芳


点前座は 

長板二つ飾りのしつらえ


茶器は
アコダをお使いでした


茶杓は
吸江斎作  銘尾花

細くてすっきりとしたお茶杓でした

主菓子は
名古屋出身の私には懐かしい
両口屋さんでした

お客様の中にも
何人か名古屋からの方が
いらしたようでした



二席目は
お隣の大慈院に入らせていただきました


掛物は
尋牛斎筆  秋菊有佳色

檜籠には
秋草が色とりどりに入れられていました

点前座は
尋牛斎のお好みという
青漆爪紅の大板に
すっきりとした朝鮮風炉

越前焼の侘びた水指は
銘不識


秋草蒔絵のほどこされたお棗や
焼栗をイメージしたお菓子など
いかにも秋を楽しむお取合せでございました


クリックすると元のサイズで表示します

そして
お昼は定番の
泉仙さんへ!



おなかを満たした後は
特別公開中の
真珠庵にも立ち寄りました


一休さんゆかりの真珠庵では
現在方丈障壁画が
四百年ぶりの修復に出されていて

方丈には
現代の六名のクリエーターによる
襖絵が描かれていました

いずれもとても斬新なものでしたが
やはり
漫画家の北見けんいち氏の襖絵には
お寺にこんな絵書いていいのっ!?と
度肝をぬかれました


しかし
ボランティアの方の説明を聞いて

襖絵の中央に描かれた
背を向けて海を眺めながら
ぽつんと座っている和尚さんの
後ろ姿を見たら

なんだか
この襖絵が表現しようとしていることが
伝わってきたような気がしました









13

2018/9/27

9月稽古場 5  稽古

クリックすると元のサイズで表示します
「鳥啼山更幽」
前大徳明道師

二重棚  仕組点

今日は午前のお稽古に
四名お越しいただきました

それぞれ
普通のお濃茶
茶筅飾
組合点
仕組点の
稽古をしていただきました

最後に
お時間の許す方には
続き薄の稽古もしていただきましたので
午前10時から午後2時ごろまで
にぎやかにお稽古をしていました


女が五人そろえば
当然のことながら
おしゃべりに花が咲きます

私も
気の合った方と色々お話をするのが
好きなので
ついつい話にひきこまれてしまいます


うっかりしていると
お点前の間違いを
見落としてしまいかねなく
気をつけなければと思います


茶事においては
後座の始めなど
あまり話をしない方がよいと
言われている時間もありますが

終始黙りこくっていては
主客の心はなかなか通じないでしょう


必要な場面で気の利いた会話をするというのも
お茶の大切な要素の一つと言えると思います


初座の初めの挨拶などは
ごく丁寧に
格式ばって交わした方がよいでしょう

懐石が始まっても
あまり声高に話すのは憚られます


しかし
お酒を酌み交わすときなどは
少し打ち解けた会話も気持ちが高まって
うれしいものです


後座の席入りをし
いよいよ濃茶をいただくという時までは
無言の中
粛々とお点前が進められることが
望まれます

そして
お道具のことから
徐々に言葉を交わすうちに

やがて薄茶となり
主客ともに
くつろいだ気分でおしゃべりを楽しむのも
いいものだと思います


そして
最後は無言でお見送り・・・


このような型どおりのことを申しましても
お茶は相手のあることですから

おしゃべり好きの人もいれば
話をするのが苦手な方もいるでしょう


要するに
相手によりまた
場面により

答えは一つではなく
正解があるわけではないでしょう


今日は
お稽古場のにぎやかな会話を聞きながら
ふとそんなことを
考えていました


クリックすると元のサイズで表示します
干菓子  善光寺落雁
14

2018/9/26

9月稽古場 4  稽古

クリックすると元のサイズで表示します
「鳥啼山更幽」
前大徳明道師


クリックすると元のサイズで表示します
二重棚  組合点


クリックすると元のサイズで表示します
主菓子 月あかり  鼓月製


クリックすると元のサイズで表示します
干菓子   御池煎餅   青丹よし


今日私は
62回目の誕生日を迎えました

いつものように
朝8時半に稽古場へ行き
稽古の支度をして
10時からお稽古を始めました

今日は7名の方がお稽古に来られ
後片付けが終わったのは
夜の7時を過ぎていましたが

疲れを感ずることもなく
やるべきことをやりきれる体があることを
大変ありがたく思います


とはいえ
毎日常に元気でいるわけではなく
実は
先週は妙に倦怠感を感じて
四つんばいになりながら
家の階段を上がっていました

体調を崩さないうちに
疲れをとろうと
この一週間はできるだけ早く床についていましたので
ようやく元気になったというところです


この体があってこそ
したいことができるのですから
これからもよく体の声を聞きながら
心と体のバランスをとって
過ごしたいと思っています








9

2018/9/24

湯木美術館 平成30年秋季展  美術館・お茶室

クリックすると元のサイズで表示します

大阪市中央区にある
湯木美術館に行ってきました


クリックすると元のサイズで表示します

今年は
松平不昧没後200年ということで

『不昧の茶道具と近代数寄者
ーその書とデザインー』

と題した企画展が催されていました


松平不昧は
お茶を石州流に学んだ後
自ら不昧流をたてたのだそうですが

石州流の初代片桐石州は
千道安の門人であった
桑山宗仙に師事していたと
いいますから

やはり千家の流れを汲んでいると
いうことでしょうか


お道具の好みが
どちらかというと
侘びた感じの物が多くて
奇をてらったようなものはなく

素直に「いいなあ・・・」と
思いながら拝見しました

有名な
不昧好菊蒔絵大棗や
瀬戸唐津 銘郭公は

もちろん素晴らしかったですが


個人的には

「茶会記貼付風炉先屏風 松平不昧筆」が

特に印象に残っています

きちんと書かれたというよりは
覚え書程度に
急いで書いたように思われるところに

200年前に生きていた不昧公が
身近に感じられて
興味深く思いました


12

2018/9/20

9月稽古場 3   稽古

クリックすると元のサイズで表示します

今日は
午前中に三名の方が
お稽古にお越しになりました


昨日に続いて
お茶のお稽古を始めたきっかけなど
お聞かせいただきました


本当に
一人ひとり
様々な思いを抱いて

お茶の道に
表千家に
そして
私のもとへとたどって来られたのだなあと
感慨深く思いました


私自身のことを
少し付け加えさせていただきますと
15歳でお茶のお稽古を始めて
26歳までの11年間稽古に通ったあと
1983年に出産を機にお茶から離れました

そして
2001年にお茶を再開するまでの18年間
何をしていたかというと

子育てやピアノの仕事などの傍ら
この世の真理が知りたいという
強い思いに突き動かされ

精神世界を中心に
物理学、宗教、心理学、成功哲学などの本を
むさぼるように
読みふけっていました


そして
ある時少し不思議な体験をしたことにより
「日常の中にある奇跡」に気づき
それを「聖なる日常」(文芸社)という本にして
1999年12月に出版しました


その2年後の2001年2月
私はゆくりなくも
茶の道に再び
足を踏み入れることになったのです

そして
茶道の中に
若い頃には気づかなかった
深い精神性を見つけました

茶道は
正に私が18年間の彷徨の末に行きついた
「日常の中の非日常」を
具現化した世界だったのです


茶道から離れた18年間は
私にとって
必要な時間だったのだと
今あらためて気づかされています


そんな私にとって
再び出会った茶道は
「清らかで聖なる世界」

であることが理想でした


けれども実際には
茶道の中に「聖」と「俗」が
混在している現実に
私の心は迷い揺れ動きました


しかし
色々経験を重ねるうちに
私は
「あれもお茶・これもお茶・・・」と
色々な「お茶の世界」があっていいのだと
思えるようになりました



44歳で茶道に再会してから
早18年が過ぎようとしています

まだまだ
道半ばでありますが
これからも
誰のものでもない「私自身のお茶」を求めて
ひっそりと精進を続けて参りたいと
思っております


クリックすると元のサイズで表示します
二重棚  薄茶  総飾り

20


AutoPage最新お知らせ