ようこそ、お入りを・・・。

2019/12/26

12月稽古場 3  稽古

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壺画讃「日月長」 正井風玄宗匠筆

本日は七名の方にご参加いただき
今年最後の研究会をいたしました

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・初炭
・一二三
・数茶

和気藹々のうちに
今年最後のお稽古を終えることができました


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河原書店より
猶有斎宗匠による「七事式」の教本が
新たに出来たそうですね

さっそく予約注文しました

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主菓子 常磐木 鼓月製


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最中 虎屋製


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先日参加したお茶会で飾られていたのを
私も真似してみました

母の手造りの木目込人形です


2019年を振り返ってみると
私にとって正に
猪突猛進の一年だったような気がします


なんと言っても
11月の席披きが最大のイベントでしたが
思い返せば4月には曙会懸釜がありましたし
年間を通じて6回のお茶事と4回のコンサートも
予定通り行うことができました


体調を大きく崩すこともなく
一年間無事にやってこれたのは
適度な速度と間合いで
あたかもインターバル走のごとく
走り続けてきたからではないかと
あらためて思います


インターバルトレーニングのコツは
急走と急走の間の緩走で
心拍数が落ちてしまわないように
その時間とペースを考えて
次の急走に入ることなんだそうです


別に速く走りたいわけではありませんが
持久力・体力はできる限り維持したいと
思っていますので
来年もまた同じペースで
走り続けていこうかなと思います

多分
回っている独楽のように
一見じっとしているようで
実はずっと動き続けているのが
私の性分なんだと思います


それでは
ブログを通してご縁のあった皆様方が
それぞれの希望を叶えられる
素晴らしい一年を迎えることができますように!


令和2年も
どうぞよろしくお願いいたします

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2019/12/24

「陰翳礼讃」  座右の書

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「陰翳礼讃」
文:谷崎潤一郎
写真:大川裕弘


表紙の写真に目を惹かれて
思わず手に取りました


明治から昭和を生きた文豪・谷崎潤一郎と
現代の写真家・大川氏との
いわば時代を超えたコラボレーション作品です


写真の美しさは言わずもがなですが
何といっても
谷崎潤一郎の一言一句に
心底共感して
思わず笑みがこぼれるほどでした

例をあげればキリが無いですが
例えば・・

「諸君はそう云う座敷へ這入った時に、
その部屋にただようている光線が
普通の光線とは違うような、
それが特に有難味のある
重々しいもののような
気持がしたことはないだろうか。」


もしそこに「谷崎先生」が立っていたら
「先生!私わかりますっ!」と
駆け寄りたいような気分になりました


そして子供の頃夜中に
お便所に行きたくなって起きたとき
暗いお座敷を通るのがこわくて
走り抜けたことなど
思い出しました


「闇」「暗がり」に対する
一種独特の怖さ。。。



そうか・・・
とあらためて気づきました



実は
小間のお茶室ができたら
ご近所の方などにも
見学していただこうと思っていたのに

いざ玄庵が完成したら
お茶事の時以外には
なぜか他の誰にも
見られたくなくなってしまったのです


先日のお茶事でも
水屋をお手伝いいただいた
社中の方々の誰一人
一畳台目の中までは
入っていただいてないのです


なぜだろう。。。と思いました


ある社中の方が
「それは先生の『聖域』だからじゃ
ないですか?」と
言って下さいました


そうかもしれないと思いました


それは今あらためて思うと
「玄庵」の持つ「暗がり」と「翳り」に対する
畏怖の念かもしれません


そしてそこは確かに
私にとって
とても大切で清らかであるだけでなく

何となく畏れ多くて
たとえ他に誰もいなくても
一礼せずには通ることのできない
聖なる場所なのです


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玄庵 水屋  photo by Kaoru Kuwajima




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「『玄庵』へのキセキ 」

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2019/12/21

今年最後のおよばれ  他会記

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今日は大阪市内で開かれたお茶会に出かけ
今年最後のおよばれをしてきました

ご亭主の婦人が席に出てこられ

「まあこんな年末のお忙しい時にお越し頂いて・・・」
と恐縮して挨拶されますと

お正客の先生が

「いやいや昔だったら餅を切るやら色々することがありましたが
今はカレンダーが変わるだけのことで・・
それよりご亭主の方こそ
色々とお持ちだし大変でしたでしょうに
私らはこうやって楽しませていただくだけで・・」

などなどよどみなく挨拶されまして
それを聞いている私達も
同じ気持ちで一礼させていただきました


こんな挨拶ひとつとっても
師走の慌ただしさの中に
お茶をしていることの幸せを
しみじみ感じさせていただきます


お床の掛け物が

「今日好晴」

御正客の先生が

これをご覧になって

「正に今日のような日のことですなぁ!」



竹一重切花入には
真白なふわふわの綿の実と
紅白の椿

お棚は三重棚でした

菊花の螺鈿の細工が施された炉縁がとても豪華でした


色々と年の瀬ならではのお取り合わせを
楽しませていただきましたが
私の心に一番残ったのは


お箱などが並べられていたお床の脇の
琵琶台におかれていた

伏見焼の置物です


うりんこを連れた猪が
鼠と向き合って並んでいました


「お疲れ様!」

「じゃあ 来年頼むよ!」

なんて会話をしているみたいで

こうやって猪さんの親子と鼠さんを置かれた
ご亭主の優しいお気持ちが伝わってくるようでした


12年の一つの周期を終え
新たな12年を迎えることに
背筋が伸びる思いで
清々しい気持ちになりました

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2019/12/19

12月稽古場 2  稽古

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「無事」
大徳寺黄梅院太玄師

今日も
全員に莨盆の火入れを
お稽古していただきました

灰の筋のつけ方も
気になるところかもしれませんが
やはり炭が途中で消えずに
最後まで燃えてくれることが
実践の場では一番の眼目です


それぞれご自分で炭を入れて整えた莨盆を持ち出して
薄茶の稽古をしていただきました



さて
来年の初釜は1月10日に予定していますが
初釜では例年初稽古として
半東さんに後炭点前と薄茶点前をしていただいています


この度初めて半東を申し出てくれたMさんに
「そう言えば後炭はしたことがありますか?」と
おたずねしたら
初炭はしたことがあるけれど
後炭は一度も経験が無いとのこと

今日は急きょ
彼女に後炭の稽古をしていただきました


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後炭は
その時の炭の状態によって
つぎ方を工夫する必要がありますし
香合を灰器にのせるやら
水次やかんで水を足すなど
慣れないと複雑に感ずるお点前です

Mさんの真剣な表情に
半東への意気込みを感じました


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主菓子 雪華 鼓月製



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2019/12/18

12月稽古場 1  稽古

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「無事」
大徳寺黄梅院太玄師


今年もまた
この掛け物をかける時季となりました


この一年は
振り返ってみれば4月に曙会の懸釜をさせていただき
その後は
11月の席披きを目標にして過ごして参りましたが
お陰様で
その大きな目標も無事に達成することができ

いつもの年にも増して
この掛け物の言葉が
しみじみと心に沁みて参ります

しかし
いつまでもそこにとどまって
余韻に浸っているわけには参りません


社中から
来年にむけての
GHP(玄庵百回プロジェクト)参加希望の声を
早速にいただいております


本当にありがたいことです




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三重棚  薄茶点前


GHPに参加して
玄庵での茶事にお手伝いをしていただくためには
少なくとも1回は
稽古茶事の半東を経験していただくという
条件を出しました

すると
これまでまだ一度も半東をされたことのない方が
早速初釜の半東を申し出て下さいました


ところが彼女は
まだ莨盆の火入れの準備をしたことがありません


それでは12月のお稽古の時に
一度練習しましょうかと申しましたら
他の方からも是非練習したいという声がでてきました

というわけで
今日と明日はお稽古前に
全員に莨盆の練習をしていただくことにしました



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これまで
茶事当日には
それぞれお教えしていたつもりだったのですが
しっかり伝わっていなかったこともあり
今日はじっくりとお勉強していただけてよかったです


一度ではうまくできなくても
あとは実践で回数を重ねて
コツをつかんで下さい

やはり最初にしっかり灰を温めておくことが
大切だと思います



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