ようこそ、お入りを・・・。

2021/4/30

4月稽古場 6  稽古【洗心会】

大阪府下は
三度目の緊急事態宣言が発令されています

百貨店は食料品売り場など一部を除いて
閉店となり

予定されていたお茶会や美術展などが
またもや相次いで中止となっております


そのような中ではありますが
お茶のお稽古は
私は可能な限り続けて参ろうと
思っております


指の先に気持ちを集中し
あらゆる所作に心を込め
ひたすら清らかにあることを
お茶の世界を通して
実践させていただくことで

この混沌とした世界に
軽やかな風を通し
小さな光を灯し続けていたい・・・


そのような気持ちで
本日も研究会を実施させていただき
八名の方がお集まり下さいました


・掻立鐶の扱い

・軸飾り

・茶通箱

・茶箱


以上の稽古をいたしました


掻立鐶の扱いは
先日師匠にご教示いただいた内容を
皆さんにお伝えいたしました

目からウロコの内容に
皆さんが大層喜んで下さり
私もきちんとお教えできてほっとしました


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今朝稽古場に向かう途中
ご近所の方から
お庭に咲いた薔薇の花を
いただきました


茶花として使うのは初めてです


姫空木の白い小花を添えて・・・



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江岑棚  茶通箱

今年「茶通箱」のお免状を
いただかれたMさんに
今日はお客様として入っていただきました


6年前Mさんが
初めて稽古場に来られた頃は
毎回のお稽古で
足がすぐにしびれてしまい
とてもお辛そうでした

ここまで
本当によく頑張って続けて下さいましたね!



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茶箱

表千家には
茶箱の点前というものは
確立されていないそうですが

自由に工夫して使うことは
許されているようです


本日は
戸外で釣り釜を使ってする
野点の風情で
茶箱を使ってお薄を点てるという
試みをしてみました


稽古の後
社中の方に感想をお聞きしましたら
案外自然な感じで
面白かったと仰っていただき

思い切ってやってみてよかったなあと
思いました

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銘 ひなげし  鼓月製


13

2021/4/22

4月稽古場 5  稽古【洗心会】

昨日に続いて
今日もお稽古です

本日お越しになられる方々の
お顔を思い浮かべながら
稽古場に向かって歩いている途中
ふと見上げた今朝の空。。。

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どこか遠くから
ウグイスのさえずりが聞こえました

いつも誰かが
何かが・・・
見守っていて下さるような気がします


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『梨花一枝春』
前大徳文雅師



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抱清棚  組合点



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干菓子   白川路  田丸弥製


今日は社中のJさんが
久方ぶりに薄茶のお点前をなさいました


Jさんは
現在社中でただ一人
私より年上の方です

茶歴も社中で一番長く
私とは12年前にご縁をいただきましたが
生来「心のお茶」を求めて精進なさっておられます

そんなJさんが
2年前にご自宅で足を骨折され
その後の養生にもかかわらず
度々の怪我にて立ち座りがままならず

お稽古に来られても見学を望まれ
お点前することを控えておられました

そして
一進一退を繰り返す中にも
ようやく回復の兆しがあり
今日は2年ぶりに
点前座に座ってお点前をされました


水が高き処から低き処へと流れるような
Jさんの所作を拝見していると

「そういえば
こういうお点前を見るのは久しぶり・・・」

という気がして参りました

「こういうお点前」とは
どんな点前かと申しますと

ちょうど「即中斎記第一分冊」に
書かれているような点前です


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なさんと欲する処をなして
矩を超えずという境地

法を守る離れるに頓着無く
しかも行う処は自然と法に合う境地



私は思わず
彼女の点てたお茶をいただきたくなりました

「私にも一服点てていただけますか?」と
所望をいたしました




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2021/4/21

4月稽古場 4  稽古【洗心会】

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『梨花一枝春』
前大徳文雅師


白居易の『長恨歌』にある

「玉容寂寞にして涙欄干 梨花一枝の春雨を帯ぶ」

楊貴妃の姿を述べた一句

その美しい顔は寂しく
涙がとめどなく流れ
春雨に濡れる一枝の梨の花を思わせる

(参考:『茶席の禅語大辞典』)


春雨に濡れる白い花に
ひとときもとどまることの無い
無常の哀れを感ずる心は
いつの時代も変わらぬもののようです


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抱清棚  茶筅飾


つい先日
不審菴に申請していた許状が届き
今日はSさんに
「習事八箇条」の免状をお渡しし
「茶筅飾」をお稽古していただきました

初めて稽古場にいらした日のことを
ふと思い出し
心の中で「よく頑張られましたね。。。」と
エールを送っておりました


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主菓子 里山吹  鼓月製


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お稽古の前に
毎回少しずつ読み進めている
「茶の湯への誘い」(表千家北山会館発行)
の中に
「茶箱」のことが載っていました


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「立礼と茶箱を愉しむ」(世界出版社)

この本の中で
堀内宗心宗匠は
「表千家では式法に定めないことになっている」と
しながらも
「工夫する心が茶箱を面白くする」と述べられ
また
「茶箱はつねの点前の応用」とも
記されています


私はこれまでにたった2回ですが
茶箱の稽古をしていただいたことがあります

ただし
風炉や瓶掛を使ってしたことはありましたが
炉で茶箱点前をしたことはありません


しかし
利休以来長きに渡り存在してきた
茶箱を考える時
例えば野外で用いたことはなかったのだろうかと
ふと思いました


そして
野点の風情で
釣り釜と共に使ってみたらどうだろうと
考えました


それについて
先日師匠にお尋ねしてみました

「やったことはないが・・・
やれないことは無いと思う」

とのお返事をいただきました


それで今日は
皆さんがお帰りになった後
茶箱を出してきて
薄茶を一服点ててみました


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運び点前のようにしてみました

水指が無いので
釜に水を足すことはできませんが・・・

まあ気楽なお茶として愉しむのなら
やってみても良いかしら?



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2021/4/17

甘雨  つれづれ

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万物を潤し育てる雨を
古来《慈雨》と讃え崇めて参りました


ほど良い時に降る雨は
草木の乾きを潤し
若芽を育ててくれる天の力そのものです


その雨を《甘雨》とも申しますそうな。。。


こんな日は
これまで折にふれて
周りの人々が未熟な私に掛けて下さった
言葉の一つひとつが
懐かしく切なくよみがえります


それは時に優しく
また時に容赦無く
受け入れがたいものであったことも
ありました


しかし
今思い返せば
その全てが
《慈雨》であり《甘雨》でありました







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2021/4/15

4月稽古場 3  稽古【洗心会】
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「百花為誰開」
前大徳積應師

自らの本然の性のままに開いて
自らも満足し他をも喜ばせ
しかもいささかもその功に誇ることのない
花の在り方

ただそうせずにおれなくて
自利・他利円満の遊戯三昧を行じ
誰彼の別なく万人に
「無縁の慈悲」を知らぬ間に施し
しかもその功に誇ることのない
観音菩薩や布袋和尚のような在り方

(「新版一行物〜禅語の茶掛」より)


夕べからずっと考えていたことの答えが
はからずも先週より玄関に掛けていた
この禅語の中にありました


私はその百花の中の一つの花として
在ることができたら
どんなに素晴らしいことかと思います



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「柳緑花紅」
前大徳柳生紹尚師

姫空木と椿

もうすっかり咲き終わっていたと思っていた
椿の木をよく見たら
枝の奥低いところに小さな花が一輪咲いていました

切るのを一瞬ためらいましたが
移ろいゆく春の気分をこの花と共に味わいたく
手元に取って花入れに入れました


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抱清棚  総飾り


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主菓子 野の春   鼓月製

  

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干菓子  白川路  田丸弥製



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