ようこそ、お入りを・・・。

2021/5/13

5月稽古場 4  稽古

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「葉々起清風」
前大徳 大道師

相送当門有脩竹
為君葉々起清風

あい送って門に当たれば脩竹有り
君が為に葉々(ようよう)清風を起こす

虚堂禅師送別の句。
別れを惜しみ門まで見送りに出る。
すると門前の竹の葉がそよそよと風に鳴り
旅立つ君に清涼なる餞別を送っていた。
清らかな直心と直心の交わりである。

(『茶席の禅語大辞典』より)


今の季節にぴったりの清々しい言葉で
毎年初風炉の頃に掛けて
楽しんでいます


ところで
ふと思ったのですが・・・


「葉々清風を起こす」って

何だか反対のような気がしません?


屁理屈を言うつもりは無いですが

”葉が風を起こす”

わけではないですよね・・・

本当は

「風が吹いて葉を動かす」

ということですよね


それを敢えて

「葉々清風を起こす」
と詠うのは
それが単に文学的表現として
美しいからでしょうか


しかし
あらためて考えてみると

もしかしたら

風が葉を揺らすのと同時に
葉が動いて清風が生起する

というのが真理のような気もします

つまり
「風」と「葉」の
どちらかが主であり一方が従である

という関係でなく

風と葉が一体となって
溶け合っているというような。。。


なんだか上手く表現できませんが

お茶の亭主と客の間も
この風と葉のような在り方であったら
きっと素晴らしいのだろうなあ・・・

と思いました


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「薫風自南来」
前大徳紹尚師



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運び 濃茶


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通常の稽古では
いつもこの茶入を使っています

稽古用の安価な茶入ですけれど
15年以上使い続けていると
どことなく味わいが出てきたようにも感じます


そして
稽古の時によく思うのですが

同じ茶入なのに
使う人によって
仕服の着せ方に微妙な違いがあって
その人の個性や
時にはその日の気分や体調などまで
感じられるようで面白いです


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2021/5/12

5月稽古場 3  稽古

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画賛「葉々起清風」
前大徳大道師


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「薫風自南来」
前大徳紹尚師



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運び 薄茶


最後は
中仕舞を忘れずに。。。

広間の風炉の運び薄茶の時に限り
中仕舞をするように習います

その理由は”風情”にあると
言われます


中仕舞の”風情”


感じられますか?


私は以前は
その風情を感じることができませんでした


しかし
ある時に本仕舞ではなく
中仕舞にすると
「ここが違う!」という決定的な違いに気づきました


そのことを書いた記事は↓

https://wind.ap.teacup.com/idobata/599.html

よかったらご覧下さい(*^_^*)




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干菓子  八ッ橋  聖護院製






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2021/5/9

お茶会が中止になって。。。  つれづれ
今日は本当は
水無瀬神宮で開かれるお茶会に
久しぶりに参会する予定でした


しかし残念ながら
緊急事態宣言が発令中とのことで
お茶会は中止になりました



それで
今日は何をして過ごそうかと考えていたら
何となく「北へ」というメッセージを感じて
不要不急ではありますが<(_ _)>
車で北に向かって出かけました



お茶会には行くことができませんでしたが
逆にお茶会に出かけていたら
行くことはなかった場所に行くことができたと
いうことは
それはそれなりに
導かれていたのかもしれません



何事も向こうからやってくる物事に対しては
無用な抵抗をすることなく
静かに受け入れて
後は自分の心の声に素直にしたがって
しなやかに生きていきたいと思っています



北へ出かけたお話は
よかったらこちらからどうぞ↓

「GO TO NORTH (by car)」


8

2021/5/8

玄庵も・・・  裏仕事

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今日は
玄庵の炉を塞いで
畳を入れ替えました


稽古場の畳と違って
玄庵の畳は重くて
自分で運ぶことができないので
専ら夫に頼っています


お茶ができるのは家族の協力合ってこそと
常々思っていますが
こと力仕事に関しては
心底ありがたいと感謝しています


さて昨年は
風炉の時季7月と10月に
お茶事をいたしました


今年は
夏の間はいたす予定はありませんが
9月末から10月頃に
できれば2、3回ほどできればいいかなと思っています

すでに
10月のお茶事には
お客様お一人ご予約(?)をいただいています


今から秋のお茶事が楽しみです♪

その日のために
夏場は昨年のようにしっかりと湿気対策をして
高温多湿の季節の中
玄庵を守りたいと思います

6

2021/5/6

5月稽古場 2  稽古

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昨日一日中降り続いた雨も上がり
すじ雲が爽やかな今朝の空です


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「魚跳万仞峯」 禅居庵

魚は跳ぶ万仞の峯

海にいるはずの魚が
万仞もの高さの峰に飛び跳ねる

常識や型にはまった心では考えも及ばない情景
心を解き放ちきった者のみに見えてくる景色



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北山会館発行「茶の湯への誘い」を
毎回の稽古で少しずつ読み進めています

今月からいよいよ
『三、茶事・・・もてなしの「心」と「形」』に
入りました


その冒頭
「山内宗二記」より
千利休の言葉
『一期に一度の参会』について
言及されています


ところで
「一期一会」という語は
幕末の大名茶人・井伊直弼が
自身の茶の湯の在り方として
後世に残した言葉として知られています


私もこの「一期一会」という姿勢に
とても共感している一人です


そしてこれは
茶の湯にとどまらず
人・物・出来事すべてに対し
人生のあらゆる瞬間において
大切にしたい姿勢ではないかと心得ます


この奥深く尊い在り方を
井伊直弼は「茶湯一会集」の中で表わしましたが

その300年以上も前に
千利休が

『一期に一度の参会のように
亭主を執して威づべきとなり』と

申し出されていたことを
利休の弟子・山内宗二が記しているのです


今日は
「茶事とは何か」のお話から

《一期一会》

そして
山内宗二という茶人の生き様まで
少し話を広げて
皆さんにお伝えさせていただきました


本日自宅に届いた『同門』によると
「茶の湯への誘い」が
不審菴HPで動画配信されていると
書かれていたので
今早速拝見してみました

4部に分けて毎週配信されるそうです

お茶の世界も時代に即して
軽やかに進化しているようで嬉しいです


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「風動鶴帰松」紫野久祐師




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