ようこそ、お入りを・・・。

2021/11/30

岡林院・お茶事  他会記

社中のM様が
私の目の前に現われたのは
平成20年の9月
街の公民館で行っていた
「茶道一日体験講座」の会場でした


その頃
ご自分に合ったお茶の教室を探していたM様は
たまさか当時社中の一人であったK様にすすめられて
私のもとを訪れたのでした


その日は
初心者向けの体験講座で
ふだんの稽古場ではなかったにもかかわらず
なぜか初めてお目にかかったその日
その場所で
M様は入門を決められたのでした


以来13年間・・・


彼女はただひたすら
黙々とお稽古を積み重ねてこられました


その間
お舅様姑様の介護に
日々相当なエネルギーを注がれる傍ら

2016年からは
京都のいくつかのお寺で
外国人観光客をお茶でもてなすという
取り組みに積極的に関わって来られました


その中で
多くの方々に助けられながら
彼女が大きく成長されてゆく姿を
私はまぶしい思いで見守って参りました


この度
様々な事象が調い
機が熟したというのでしょうか
彼女から
お茶事のお招きを受けることとなりました


場所は
高台寺塔頭・岡林院


折しも
寧々様御遠忌400年


そのゆかりの高台寺にて
愛弟子より
真心の一服をいただく幸せを
しみじみ味わう一日となりました


クリックすると元のサイズで表示します
先日下見をしたこの場所で
連客のお二方と合流


お二人は
M様と長年共にお稽古を積んで来られた方であり
彼女の成長を見守ってこられた社中の先輩方です



クリックすると元のサイズで表示します

ねねの道より右に曲がると
岡林院へといざなう長い石畳に
清々しく打ち水がされていました


クリックすると元のサイズで表示します

三体のお地蔵様が
静かに出迎えて下さいます



クリックすると元のサイズで表示します
岡林院

待合から
露地に下り立つと

目の覚めるような
苔の美しさ・・・!


風が一吹きするごとに
はらはらと紅葉の舞い散る露地を渡り
四畳半の小間”忘知庵”へと歩をすすめます



益州老師筆「日々是好日」



精進の懐石は
広間の椅子席に座を移し
かたじけなくも
御本尊様の御前にて頂戴いたしました



後座の釜に
立ち上る湯気。。。


薄明かりの中
土壁の細い花入れに入れられた
白椿の清らかさに
胸をうたれます



誰一人声を発することなく
亭主と客それぞれに
胸のうちにこみ上げてくる思いを
かみしめておりました



クリックすると元のサイズで表示します

最後に薄茶をいただいて
一同打ち解けた心持ちとなり
口々にご亭主へねぎらいの言葉をかけ
退出させていただきました


玄関に参りますと
和尚様が
見送りに出てこられました


この度のご厚意に御礼を述べ
しばし歓談させていただきました


その中で
「適当」
という言葉が印象に残りました


「適当でいいんですよ・・・」


「適当とは
『当(まさ)に適(かな)う』
ということなんです」



なるほど・・・!


とうなずきつつも
その『適当』にたどり着くには
まだまだできていない自分であるなあと
あらためて自分の未熟さを感じながら
おいとまの挨拶をさせていただきました


振り返ると私達が門を出るまで
ずっと頭を床につけたまま
見送って下さった作務衣姿の和尚様に
再度御礼を申し上げたいような気持ちでした


『余情残心』という言葉が
ふと頭に浮かびました



14

2021/11/28

11月 且座会  稽古【且座会】

本日は11月の且座会をいたしました


クリックすると元のサイズで表示します
「松無古今色」
当麻寺寛秀師


クリックすると元のサイズで表示します

・にじって席入りしお床と点前座の拝見

・食籠の扱い

・出されたお茶を取りに出る

・薄茶をいただく

・お茶碗の拝見

・両器の拝見


且座会では
これまでお菓子は銘々皿で出していましたが
今日は初めて
食籠の扱いをお伝えいたしました



クリックすると元のサイズで表示します
通い路  鼓月製


食籠を使うのは皆様初体験なので
蓋や黒文字の扱い
そしてどのお菓子から
とったらよいのかなど
首をひねりながら
奮闘されていました(*^_^*)


終了してから
毎回感想やご質問をお聞きしています


やはり食籠の扱いについてのおたずねが多かったです

また今日は鼠志野・萩・黒織部・京焼といった
お茶碗を使ったのですが
そういった焼物についての感想もありました


それから
掛物の「松無古今色」の意味を
詳しく教えてほしいという
お声がありました


お席では
11月は茶の正月であることから
年中変わること無く緑をたたえる
松のめでたさについて
軽くお伝えしたのですが

ご質問を受けたので

「松無古今色 竹有上下節」

という対句となっていることから
禅的には「平等と区別」についての
教えであることを
私の理解の範囲でお答えさせていただきました


それに対して何か思い当たることが
おありになったようで
大変共感して下さり
嬉しく思いました


次回の且座会は
12月12日です
8

2021/11/27

久しぶりの・・・  美術館・お茶室

久しぶりに
京都で秋を楽しんできました

今日の一番の目的は
先日このブログで特別拝観のご紹介をさせていただいた
高台寺塔頭・岡林院の場所を確認すること


実は来週この場所で
社中のMさんが
お寺から許可をいただいて
お茶事を催して下さるのです


今日は中には入りませんでしたが
当日をとても楽しみにしています


クリックすると元のサイズで表示します

せっかくここまで来ましたので
久々に高台寺の拝観をいたしました


クリックすると元のサイズで表示します

境内は予想以上に
多くの人々が来られていて
色づいた紅葉を楽しんでいました


クリックすると元のサイズで表示します

数年前に訪れた時には
修繕中だった御霊屋が
とても綺麗になっていました


高台寺の境内を散策した後
これまた久しぶりに
野村美術館と・・・
クリックすると元のサイズで表示します


泉屋博古館に
足をのばしました
クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します
野村美術館
秋季特別展〜深まりゆく秋

今日は後期の展示でしたので

濃茶席・薄茶席を想定した
晩秋の取り合わせを楽しませていただきました

地階では
陶芸家・村田浩一郎氏の個展が
開かれていました

作品の茶碗と歴代の茶人をコラボさせ
それに因んだ風景を共に写した写真が
一つ一つの作品の横に飾られていて
作家さんの思いが込められた
楽しい展示となっていました


クリックすると元のサイズで表示します
泉屋博古館
伝世の茶道具

住友家の宝物として慈しみ伝えられた
名品の数々。。。

泉屋博古館に出かけたのも
本当に久しぶりなのですが

予想外に多くの方が来られていて
列をなして拝見しなければならないほど

こんなにお茶道具に関心のある方が
大勢いらっしゃるのかなあと
不思議に思うほどでした

8

2021/11/27

祝500000!  つれづれ

クリックすると元のサイズで表示します

今朝起きて
昨日の記事を確認しようと
スマホを開きましたら・・・


クリックすると元のサイズで表示します

何と!

総アクセス数 50万回

ありがとうございます


お顔はわからないけれど
いつもブログをご覧下さっている
あなた様と共に

「一期一会」

このお茶の道
これからも歩み続けたいと思います


今後とも
どうぞよろしくお願いいたします


_(._.)_

9

2021/11/26

11月稽古場 7  稽古【洗心会】

クリックすると元のサイズで表示します
「歩々是道場」
妙喜庵士延和尚

私の好きな禅語の一つです

日常の行住坐臥全てが修行


特別なことがあった日も
いつもと変わらないような
平凡な日であっても
起きてから寝るまでには
様々なことが起こります


それに対して自分はどう振る舞ったか・・・


そこに何か正解を求めたり
評価をするのではなくて
ただただ自分を静かに眺めてみると

未熟ながらも精一杯修行している姿が
ぼんやり見えてきて

気がつくと
なんだか気持ちが楽になっています



クリックすると元のサイズで表示します
「本来無一物」
黄梅院太玄師


本日は研究会をいたしました


・盆点 四方盆

・盆点 菱盆

・花月


クリックすると元のサイズで表示します

今年は”盆点祭”や”花月フェス”など
盆点と花月に力を入れて
研究会を行ってきましたので
今日はその集大成!
のはずなのですが。。。


クリックすると元のサイズで表示します

やはり「花月」は
まだ三日月くらいでしょうか


「松をかける」「箱にする」「隅をかける」
といった言葉が
皆さんの頭の中で
グルグル回って混沌としているような
今日の花月式でした


それでも
畳の歩き方や
札の取り方には
以前よりだいぶ慣れていただいたかなと
思います(^_^;)


今日は1時から始めて
5時半頃に全て終了した時には
おもてはすっかり暗くなっていました


皆様お疲れ様でした



クリックすると元のサイズで表示します
主菓子 銘さざんか  鼓月製


6


AutoPage最新お知らせ