ようこそ、お入りを・・・。

2019/7/10

7月稽古場 3  稽古
 

クリックすると元のサイズで表示します
滝画賛「涼一味」
前大徳積應師

稽古場では
冬にエアコンをつけることは
ほとんど無いのですが

夏ともなると
やはりつい
エアコンのお世話になってしまいます


そんな
快適な室温の中にいながらも
滝の画に
あらためて涼を感ずるというのは

もしかしたら
皮膚で感ずる「涼しさ」ではなく

観念としての「涼」が

実際に感覚の涼しさを
呼び起こしているのでしょうか。。。



クリックすると元のサイズで表示します
糸巻棚  濃茶点前  長緒


今年になってから
当教室にお入りいただいた方が

「久しぶりなので・・・」と
おっしゃりながら
長緒のお点前をなさいました


少し忘れているところも
あったようですが
それでも手が覚えていて
きちんとお点前をして下さいました



一方で
長緒の点前を初めて拝見なさった方もいらして
目を丸くなさっておられましたが
いつか彼女もこの点前ができる日を目指して
今日も薄茶点前をしっかりお稽古されました



熱心なお弟子さん達に恵まれ
私は幸せ者です



クリックすると元のサイズで表示します
主菓子 稚児の袖  鼓月製

聞くところによりますと
今年の祇園祭のお稚児さんは
京菓子鼓月のご子息なのだそうです

お家にとって
また会社にとっても
京都人にとっては
この上ない慶び事と存じ上げます

いつも
鼓月さんのお世話になっていますので
その慶事にあやかって
幸せな気持ちで
今日のお菓子「稚児の袖」をいただきました



クリックすると元のサイズで表示します
干菓子 麻布かりんと


懐かしい味です

東京土産にいただきました
12

2019/7/4

7月稽古場 2  稽古

クリックすると元のサイズで表示します
「一期一会」
紫野大真師


一年に一度だけ会えるという
織姫と彦星のことを思って
ちょっとロマンチックな気分で
今月初めの掛け物は
これを選びました


さて
私が茶道教室を始めてから
これまでの間に
50名ほどの方が
お稽古に来て下さいました

その内十数名の方が
現在月2回の週稽古に来て下さっています


ということは
30数名の方が様々なご事情で
お稽古場から去っていかれたことになります


ご結婚やご出産
ご体調の都合
就職やお引っ越し
お仕事が忙しくなり・・・と
その理由は色々です

中には
「先生のところは卒業して
もっと上の先生にかわります」と
はっきりおっしゃって下さった方も。。。

ともあれ
しばらくの間
親しく共にお茶を喫した方が
離れていかれることには
寂しさや時には自責の念を感じます


しかし
「会うは別れの始め」と申します

考えてみれば
この世に生を受けてから
あの世に旅立つまで

人生は
出会いと別れの連続かもしれません



出会いはうれしいものです


でも
どんな出会いも
いつかは離れゆくことを思えば
その日までの時が愛おしく

また
今日出会えることに
限りない感謝の気持ちがわいてきます


一期一会


ありがとうございます


クリックすると元のサイズで表示します
糸巻棚   総飾り

今月は
織姫に因んで
青漆爪紅糸巻棚を出しています

これは
碌々斎の好まれた棚で
本来は地板が無いのですが

取り外し可能な地板を据えて
和蘭水指を置きつけてみました


この他に
惺斎宗匠によって
地板をつけた糸巻き棚が
いくつか好まれています


飛騨春慶糸巻二重棚


杉木地糸巻二重棚


糸巻き透かし二重棚

この棚は他の糸巻き棚と異なり
上二段の棚板の間が三方囲われていて
ここに糸巻きの透かしがあるそうです




14

2019/6/20

6月稽古場 5  稽古

クリックすると元のサイズで表示します
「松風供一啜」(しょうふういっせつにきょうす)
東大寺道善師

「分類総覧 禅語の味わい方(西部文浄著)」
によりますと
この句の意味は

「天地と一体になった境地で茶を喫する」と
解説されています


しかし
「南方録」に
「茶をたてて 仏にそなえ
人にもほどこし 我ものむ」とあるように

今日は
「松風にお茶を供える」という心境で
この句を掛けさせていただきました



クリックすると元のサイズで表示します



今朝
庭に下りてみたら
シャラ(夏椿)の花が咲いていました


そして
そのまわりに
たくさんの半夏生が伸びているのを見て
ふと先代の木村哲郎宗匠のことを
思い出しました


クリックすると元のサイズで表示します

平成16年から3年間
私は木村宗匠がご自宅で催されていた
茶事教室に参加させていただき

毎回たくさんのことを
学ばせていただきました


クリックすると元のサイズで表示します

平成19年の6月のお茶事の時
お床の釣船花入に
その先が真っ白になった半夏生が
涼しげに入れられていました


その当時
うちの庭の半夏生は
全て緑一色で白くなることがありませんでした


どうしたら
こんな風に白くなるのですかと
おたずねしましたが

宗匠は
にこにこしながら
「どうしてかなあ」と
考えておられました


このお茶事教室は
宗匠がご体調を崩されたことにより
その日が最後となりました

翌年
講習会の会場で
偶然すれ違った時
とてもお痩せになっておられましたが

笑顔で
「また(お茶事を)やりましょう!」と
声を掛けて下さいました

私が宗匠のお顔を拝見したのは
その日が最後でした


それから1年後の6月
宗匠は旅立たれました

その後何年かたった時
ふと気づくと
何本かの半夏生の先が
きれいに白くなっていました


今年もたくさんの葉が出ていましたが
見渡したところ
どれも緑一色のようでした

ところがよく探してみたら
シラカシの陰に隠れて
1本だけ
白く清楚な葉をつけたものを見つけました


23日は宗匠のご命日です


白くなった半夏生を宗匠に見ていただきたくて
今日の稽古場へ持っていき
お茶とうをして
お供えさせていただきました

クリックすると元のサイズで表示します


15

2019/6/19

6月稽古場 4  稽古

クリックすると元のサイズで表示します

鮎の画 「潺々」
大徳寺黄梅院太玄師賛

”鮎の子ら 故郷めざし帰りゆく
清き流れに 明日をゆだねて”



8年前の平成23年
東日本大震災が起こった年に
この掛物に出会いました


「清き流れに 明日をゆだねて」

という言葉に
強く心ひかれました


時には
あれこれ考えてしまう頭を空っぽにして
握りしめた手のひらを少し開いて

周りの清き流れに自らをゆだねることも
必要かなと思う

今日この頃です


クリックすると元のサイズで表示します
丸卓  組合点て


クリックすると元のサイズで表示します
主菓子  水無月  鼓月製


今年も
このお菓子をあちこちのお店で
見かける時季になりました



10

2019/6/13

6月稽古場 3  稽古

今朝
稽古場に出かける時
自宅の階段を下りたら
また「広帯蜻蛉枝尺蛾」が
まるで待ち伏せしているみたいに
とまっていました

クリックすると元のサイズで表示します

はっとして
思わず
「おはようございます」と
挨拶をしてしまいました


そしてその後
稽古場にて一日の稽古が終わり
水屋の雨戸を閉めようと
窓を開けた瞬間にもまた

広帯蜻蛉枝尺蛾が現われ
私の目の前でふわりと一回舞ったかと思うと
飛び去ってゆきました


今日に限って
こんなに広帯蜻蛉枝尺蛾に出会うのも
不思議なのですが

実は今日は
10年前に96歳で亡くなられた
桝本美智代先生のご命日でした


そして
今月の23日は
やはり10年前に亡くなられました
木村哲郎宗匠のご命日です


桝本先生には
先生の最晩年の2年間
ご指導をいただきました


そして
木村宗匠には
お茶事の勉強を3年ほどさせていただきました


本日のお稽古では
まずお茶湯をして
社中の方々と共に
お二人の先生の思い出を語りました


お茶を続けていると
聖と俗の狭間で
自分自身がわからなくなって
とても心細い気持ちになることが
時々波のようにやってくることがあります


そういう時には
尊敬する師匠の存在が
闇の中の光となるような気がします



クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
丸卓  薄茶  総飾り


クリックすると元のサイズで表示します
主菓子 濡れつばめ  鼓月製

雨の中
元気に巣作りに飛び交っているツバメを
表わしているそうです


クリックすると元のサイズで表示します

干菓子  無門  亀屋良永製


14


AutoPage最新お知らせ