ようこそ、お入りを・・・。

2020/9/8

一夏を越しました  玄庵

玄庵が初めての夏を越しました

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水屋の天井の上に
エアコンが設置されていて
左上の細い隙間が吹き出し口になっています

夏の間四六時中
ドライ運転させていたお蔭で
いつ中に入っても
室内はひんやりしていました

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扁額の横に開けてあるのは
エアコンの吸い込み口です

吹き出し口は
落天井と壁との間に
目立たないようにつけてあります



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今日は室内に秋の風を通して
畳を拭きました

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台所でお茶を点てて
茶室に運んでゆっくりいただきました

このお茶碗も実家で普段に使っていたものです

父方の祖母が母に買ってくれたものだと聞いています


十月になったら
またお茶事をしたいと思っています

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2020/6/13

カビ・・ではなかった!?  玄庵

先日
玄庵の外壁に現われた
”黒い斑点”のことを書きました


今日は建築家のK先生と工務店のT氏が
お二人揃って来て下さいました


そしてその斑点は
「カビ」ではなくて
土壁特有の『アク』が出ているものですと
教えていただきました



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「アク」と言われても始めピンときませんでしたが
T氏は有名な古いお茶室の
黒ずんだ壁の写真を見せて下さり

「これと同じものなんですよ」と・・・


そうは言われても半信半疑で
「何十年も経ったお茶室ならわかりますけど・・・」と言う私に

「いや・・1年でもアクは出てきます!」



一方K先生は壁に顔を近づけて

「これは土の中の鉄の錆びじゃないですか?」


そう言われるとそんな風にも見えてきました



いずれにしても
既製品の壁土と違って

土とすさなど自然の素材だけを
左官屋さんが配合して作った聚楽土なので

このような「アク」はこれからもずっと出てきます

というのがT氏の答えでした



夫はドヤ顔で

「僕は初めから『ワビ・錆び』だと思ってたんだ!」と・・・



何となく私も
モヤッとした”心配”の煙が消えていくような気がしてきました



お二人が帰られてから
あらためて聚楽壁について検索してみたら

「錆壁」「蛍壁」という
これまで聞いたことのない
土壁についての記述がありましたので
引用いたします


「錆壁」とは
鉄粉や古釘の煮出し汁などを混ぜこんだ土壁で
塗った後に出てくる鉄分が錆びることで
褐色の斑点が浮かび上がってきて独特な雰囲気を醸し出します。

時間の流れと共に表情を変えていく壁を眺めるのは
日本人ならではの楽しみです。


「蛍壁」とは
金属の腐食反応によって生成される錆を有効に活用したもの
土壁から浮き出た錆は
初夏の夜に発光するホタルのように見えます
使用する錆によって、斑点の色・大きさが変わります




なるほど・・・


玄庵の壁も
聚楽壁の中に混じっている
小さな砂鉄が錆びて斑点になっているのであって
決して汚い黴ではないんだ。。。


そしてそれは
壁の表情として”楽しむ”ものだったんだ。。。と


ふうん・・・
ようやく腑に落ちた気がしました


_(._.)_






”黴”ではなかったにしろ

今の時代に生きる私達の感覚からすれば

”汚れ”か”染み”としか思えない

この黒い斑点・・・




昨年の秋
塗り立てだったあの綺麗な壁は


ひとときもそこにとどまっていなかった




無情に思える「無常」

その変わりゆく様をそのまま受け入れるということ・・・





「侘寂」の心情。。。


土壁が教えてくれました
















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2020/6/5

土壁の黴?  玄庵

今日は少し困ったお話です

実は
昨年秋にできたばかりの玄庵の外壁に
黒い斑点が・・・

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どうやら黴のような。。。

夫には「それって侘び寂び?」と
冗談を言われていますが・・・


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東面と南面は大丈夫なのですが
西面と北面は
お隣との間に設けた塀や
自宅の建物と接近しているために
風通しがよくないのです


雨も当たります



どうしたものかと思っていた折り
茶室建築でお世話になったK先生と
久しぶりにお電話でお話させていただく機会があり

今のところは外壁だけだとしても
内壁にも黴が生える可能性もあるから
湿気取りを置くようにとアドヴァイスいただきました

さっそくホームセンターで
「ドライペット」をたくさん買ってきて
茶室と水屋の四隅に置きました


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玄庵が迎える初めての夏です


これからの季節
使わない日もなるべく戸を開けて
室内に風を通して
必要な時にはエアコンも使い
畳も小まめに拭くなどして
室内の黴を防がなければと思いました


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露地に作っていただいた
目隠しの木戸も
今までずっと閉めていたのですが

少しでも露地が風通し良くなるよう
普段は開け放っておくことにしました

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関連記事↓
「カビ・・ではなかった!?」

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2020/4/25

祈り  玄庵

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ウグイスの清らかなさえずりに誘われて
玄庵の露地に降り立ちますと

青さを増した苔が
きらきらと光っておりました



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愛知に住んでいる妹を呼んで
連休中にお茶事をする予定でしたが
それは延期といたしました


しばらく乾かしてあった簾を
箱に片付けました



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これは先日のお茶事で
お客様に残していただいたご署名です


この日は
スーパームーンの日でした



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また次のお茶事を
楽しく催す日が訪れますように
水屋の神様にお祈りいたしました(-人-)



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2020/4/8

心を密に  玄庵



昔から「一畳半には三人」と
言われているようですが

玄庵にはこれまで
一度に三名のお客様に入っていただいたことはなく
今回が初めてです

今日のお客様は
気心の知れた
三人のお社中さんです

本日は花まつり

お釈迦様の生まれた日です

そして
今年一度のスーパームーン

そんな特別の日に
お客様に来ていただけることに
感謝の心いっぱいで

ウグイスのさえずりを聞きながら
早朝よりお茶事の準備に勤しみました

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今はウイルスの拡散を防ぐために

「密閉」「密集」「密接」の「3密」を
避けましょうと言われています


一畳台目の小間に
三名のお客様というのは

この「3密」にあてはまるのかどうか
よくわかりません


しかし
三名のお客様と私は

初炭から始まり懐石そして濃茶
後炭を経て薄茶までの
確かに濃密な時間を

共に玄庵で過ごしました


そして
外界とは全く異次元の時の流れの中で
心を豊かに遊ばせることができたような気がします


最後に正客がおっしゃった

「心が密になりました・・」

との一言に
光さしこむ一畳半の中
私達は
黙って大きく頷いたのでした

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