ようこそ、お入りを・・・。

2020/4/25

祈り  玄庵

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ウグイスの清らかなさえずりに誘われて
玄庵の露地に降り立ちますと

青さを増した苔が
きらきらと光っておりました



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愛知に住んでいる妹を呼んで
連休中にお茶事をする予定でしたが
それは延期といたしました


しばらく乾かしてあった簾を
箱に片付けました



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これは先日のお茶事で
お客様に残していただいたご署名です


この日は
スーパームーンの日でした



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また次のお茶事を
楽しく催す日が訪れますように
水屋の神様にお祈りいたしました(-人-)



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2020/4/8

心を密に  玄庵



昔から「一畳半には三人」と
言われているようですが

玄庵にはこれまで
一度に三名のお客様に入っていただいたことはなく
今回が初めてです

今日のお客様は
気心の知れた
三人のお社中さんです

本日は花まつり

お釈迦様の生まれた日です

そして
今年一度のスーパームーン

そんな特別の日に
お客様に来ていただけることに
感謝の心いっぱいで

ウグイスのさえずりを聞きながら
早朝よりお茶事の準備に勤しみました

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今はウイルスの拡散を防ぐために

「密閉」「密集」「密接」の「3密」を
避けましょうと言われています


一畳台目の小間に
三名のお客様というのは

この「3密」にあてはまるのかどうか
よくわかりません


しかし
三名のお客様と私は

初炭から始まり懐石そして濃茶
後炭を経て薄茶までの
確かに濃密な時間を

共に玄庵で過ごしました


そして
外界とは全く異次元の時の流れの中で
心を豊かに遊ばせることができたような気がします


最後に正客がおっしゃった

「心が密になりました・・」

との一言に
光さしこむ一畳半の中
私達は
黙って大きく頷いたのでした

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2020/4/7

虎穴に入らずんば・・  玄庵

昨年秋に玄庵の席披きをしてから
早五ヶ月がたち
明日4月8日には
8回目のお茶事をいたします

これまで催したお茶事は
どの一会も
正に一生に一度「一期一会」の
心に残るお茶事でした

しかし

この度ほど
特殊な状況の中でのお茶事は
ありません


実は
茶事三日前
感染拡大が日々深刻さを増す状況を鑑み

予てからお約束いただいていたお客様から
辞退したいとのお電話を頂戴しました

ずいぶん悩んだ末での
ご決断のようでした

本来は
そのご連絡はこちらから
すべきことだったのかもしれないと
反省しています

しかし
お車でいらしていただけるなら。。。と
微かな望みを抱いておりました


残念ではありましたが
またの機会にということで
お電話を置きました


茶事が中止になったことを
お手伝いをお願いしていた
二人の社中に
連絡しようと思いました

しかし
その時ふと

もし社中でどなたか
お客様に入っていただけるなら・・・

との思いが浮かびました


社中の方なら
お車で来られる方も何人かいらっしゃるし
良いお稽古にもなるかもしれない


そして
もし誰もご希望がなければ
その時には
中止を決断しようと思いました


さっそく皆さんにメールを送って
おたずねすることにしました

すると

間髪を入れずに
「私でよければ是非とも入らせていただきたいです」
とお返事を下さった方がいらっしゃいました


その後二人の方が・・

そして結局三名の方が
お越し下さる運びとなりました


そして茶事二日前には
いつものように食材を買いに
京都まででかけました


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しかしその直後
政府より”緊急事態宣言”が
発令されることを知りました


その内容の詳細をネットで調べてみました


”緊急事態”という言葉に反応して
心配して電話をしてくれた方もありました


しかし
冷静に考えてみると
”緊急事態宣言”の発令の前と後で
私自身の周りで
突然ウィルスへの危険度が増した訳でもなく

空は晴れ上がり
鳥たちはにぎやかにさえずっています


大寄せ茶会のように
不特定多数の方をお招きするわけではなく

三名の親しい方を自宅に招いて
お茶を飲んでいただくことが
どれほどリスクの高いことなのか・・・


できることをやらないで
後悔したくはない・・・


賛同してくれる人
応援してくれる人がいる・・・


しばらく逡巡しましたが
結局これまで通りのことを
粛々と行っていきたいという
心の声にしたがうことにしました


ただ普段と少し変えるべきことはないかと
いくつかの点を考えてみました


○席入り後 初炭がすんだら連子窓と下地窓を開ける

○千鳥の盃はしない

○濃茶を飲んだ後 各自茶巾で茶碗を拭いていただく

○最後に濃茶を亭主相伴させていただく
  (これは気持ちの問題です)


茶事前日
そんなことを考えていたら
頭の中にどこからか
ふと浮かんだ言葉がありました


「虎穴に入らずんば虎子を得ず」


この度の茶事は
「石橋を叩いて渡る」気持ちで

あえて

「虎穴」に挑む覚悟をもって

催すことにいたします



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2020/4/4

J氏ご夫妻をお招きして  玄庵

天地万物の気が満ち
清く明らかになる

【清明】


その日に相応しい
清らかなお二人のお客様を
玄庵にお迎えしました


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お茶事の朝は
いつもより早く4時半に起床します

着物に着替えて
朝食をすませ
6時に露地に出ると

今朝もホーホケキョ!と
朝の挨拶が聞こえてきます


懐石は昨晩までに
ほとんどできることはしてありますが

それでも当日でないとできないこともあるので
7時からは台所に立ちます

8時半ごろにはお手伝いの二人が到着


水屋の準備や玄関前の打ち水などを
していただき

お客様が到着する時間に合わせ
莨盆の用意などを始めると
緊張感が次第に高まって参ります


十時半頃
お車が玄関の前に止まる音が聞こえました


本日は
この度の世情を鑑みて
お車でお越し頂くことにいたしました


待合でお白湯をさしあげ
腰掛けにお出ましいただき
迎え付け・・・


初夏を思わせるような
爽やかな風が小さな露地を吹き抜け

どこまでも青い空の下

どこからか
またウグイスの声。。。


初めはやや緊張気味だったお二人も
濃茶がすんだ頃には
お顔もほころんで
茶杓の銘から
お話が尽きることなく膨らんでいきました


薄茶を私も相伴し
お互い名残惜しい気持ちで
道具拝見のやりとりをし
ついに退出の時を迎えると

またもや
ウグイスの声が・・・


まるで私達を
どこかで見ているかのように


私達を
祝福しているかのように。。。


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2020/4/1

M先生をお招きして  玄庵

今から19年前
私はそれまで長らく中断していたお茶のお稽古を
再開いたしました

その時にお世話になった
M先生を今日は玄庵にお招きしました

M先生は御年90歳

大阪市内に
今はお一人で暮らしていらっしゃいます

この度の世情と先生のお年を考えて
今回のお茶事にお越し頂くにあたって
先生のお宅まで
夫に車でお迎えにいってもらうつもりにしていました

ところが
先日先生にお電話をいたしましたら

「大丈夫です!くずは駅までは一人で参ります」と
迷うこと無くきっぱりと仰るので

それではくずは駅までは・・・とお願いして
電車でお越しになる先生を
駅で夫と社中の者が
お待ちさせていただくことにしました


先生は昔と変わらず
飾り気のないまっすぐなお人柄で
しかも
驚くほど色々なことを覚えていらして
耳もよく聞こえて
お話も達者で
とても90歳とは思えないお元気さでした

ただお膝だけが弱られて
長時間の正座ができないとお伺いしていたので

今日は茶室に茶席用の椅子と机を置きました

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初炭に続いて濃茶
そして続き薄にさせていただきました


お点前の途中で
お話に夢中になって
何度も手が止まってしまいました

すすめられて
私も相伴させていただきながら
先生との時間をいとおしむような気持ちで
ゆっくりとお点前させていただきました



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その後は
六畳間にて夫も交えて
手作りの点心を相伴しながら
よもやま話を楽しみました


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今日はお客様は
M先生お一人でしたが

社中の者が3名
半東と勝手元などお手伝い下さり
お陰様でゆっくりと先生との再会を
楽しむことができました


お越し頂いた先生に

また
お手伝いいただいた皆さんに

心より感謝いたします_(._.)_


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