ようこそ、お入りを・・・。

2021/6/30

盆点相伝茶事  稽古場の茶事

本日は
社中の三名の方に
盆点の相伝をさせていただきました

半東は
これまで18年稽古に通って下さっている
Mさんにお願いしました

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早朝4時半
茜色に染まる彩雲が
本日の相伝式を祝福しているようでした

今回正客をつとめていただいた方は
12年前に稽古場に入門され
帛紗捌きからお稽古を始められました

この12年の間に
女の子をご出産され
生まれたばかりの赤ちゃんを連れて
稽古場に挨拶に来られたのが
ついこの間のことのような気がします


次客に入られた方は
以前に習っておられた先生が
ご高齢になられたとのことで
2年ほど前に当教室に移って来られました

前の先生には
随分長くご指導をいただいていたようで
台天目のお免状までお持ちでしたが
この度
盆点を申請いただくにあたっては
その先生にもご挨拶に行っていただき
お許しを受けました

彼女をここまで育てられたその先生の思いと
指導を引き継いだことの責任を感じながら
相伝させていただきました


お詰には
11年前にやはり帛紗捌きから
お稽古を始められたSさんにお入りいただきました


彼女との出会いは
私が以前に出版した1冊の本がご縁でした



その時は
まさか彼女がお茶を始めるとは
思ってもいませんでした


ところがその後
不思議な偶然が重なり
ある意味導かれたように
彼女はお茶の世界に誘われることとなりました


そして
気づいたら表千家の最終許状の盆点を
いただくところまで
やってきたことに
ご本人が一番驚いているようでした



「一より習い十を知り
十より返るもとのその一」の
歌のごとく


これから「もとのその一」に返ってゆく
新たな道が
今日の三人の眼前にどこまでも続いています


ともに
その道を歩めることを
私もとても嬉しく思い
また
誇りと思っております


茶事のほんの一部分ですが
ご高覧いただければ幸いです


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席入り後
すぐに相伝をさせていただき
御許状を手渡しいたしました



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主菓子 花すいれん  鶴屋吉信製


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干菓子 御所氷室  鶴屋吉信製

22

2020/7/31

盆点相伝茶事  稽古場の茶事

本日は
社中のIさんに
盆点の相伝をさせていただきました

相伴客には
昨年盆点の相伝を受けられたMさんに
入っていただきました


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洋間の寄付で荷物をまとめた後
こちらの待合に入っていただき
白湯をお出しします


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迎え付けの後
蹲踞で手と口を清めていただきます

今日は一日中とても気まぐれなお天気で
時折びっくりするような激しい雨が
ふったりもしましたが
お客様が露地を通られる時には
カラリと晴れあがり
本当にありがたかったです


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お床に利休像を掛け
お客様の席入り前に
室内に香を焚いて清めます


通常の茶事と異なり
まず点前の相伝をしますので

挨拶を交わした後
主菓子を召し上がっていただきました


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朝の庭  鼓月製

一つ一つ説明をしながら
盆点のお点前をして
濃茶を飲んでいただいた後

不審菴より届いていた免状を
手渡しいたしました


ここまでが
相伝式です


その後
祝いのお膳をお出ししました


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こちらは番外編・・・水屋でのお相伴です



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中立というわけではないのですが
しばし洋間でくつろいでいただいた後
茶室にお戻りいただき

後炭をして
薄茶を飲んでいただきました


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干菓子  末富製



決まった相伝茶事の形式というものが
表千家にあるのかどうか
私は存じ上げませんが

自分が若い頃に先生にしていただいた相伝の記憶と
現在師事している師匠の教えに基づき
最近ではだいたい以上のような形で
相伝茶事を行っています



Iさんへの盆点の相伝は
今年の1月より年間計画の中に入っていましたが

未曾有の出来事に世界が翻弄されるなかで
実施させていただくことに
若干の躊躇が無かったかと言えば
嘘になるかもしれません


しかし
幼少の頃より表千家茶道に導かれたものの
その後紆余曲折を経た後
縁あって当教室に来られたIさんが

表千家の点前を一から謙虚に勉強し直され
この5年間歩まれたそのご精進を思い

少しでも早く相伝して差し上げたいという
気持ちに素直に従うことにいたしました



このような状況の中

喜んでその申し出を受けて下さったIさんと
相伴に入っていただいたMさん

そして
半東の労をとって下さいましたSさんに
あらためて感謝いたします



お天気にも恵まれて
無事に相伝をさせていただけたことを

皆様が帰られた後
利休様にご報告し感謝いたしました








20

2020/6/22

唐物相伝茶事  稽古場の茶事

本日は
社中のMさんの唐物相伝茶事を
執り行いました

相伴客には
社中の先輩Sさんにお入りいただきました

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お床に利休像を掛け
室内には香を焚きしめました



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主菓子  青楓  鼓月製



正午の茶事とは異なり
席入りの挨拶の後
すぐに主菓子をお出しして

その後
唐物点前を説明しながら
濃茶を点てました


点前がすんだ後
不審菴より届いていた
唐物のお免状を手渡しいたしました




相伝式の後
一汁二菜の懐石でもてなし

炭をあらためてから
最後に薄茶をお出ししました


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干菓子 氷室 鶴屋吉信製



本日の相伝者Mさんが
初めてお稽古体験に来られた
7年前の日のことを
昨日のことのように思い出します


お茶を習ってみたいけれど
何となく”敷居が高い”・・・


初めはそう思っておられたそうですが
習い始めてからは
社中の先輩方の温かさに励まされながら
とにかく「目の前のことに集中する」ということを
思いながらここまで歩んでこられたのだそうです



そんなMさんが
今日は正客としてしっかりとご挨拶され
茶事の流れの中で
立派なお茶人として振る舞っておられるのを拝見し

いつの間にか
こんな風に成長して下さっていたのだなあと
感慨深く思いました



これからも
これまでと変わらず
「今 目の前にあること」に心を集中し

自分軸をしっかり持って
お茶の道を共に歩んでいただきたいと願ってやみません


25

2020/4/15

茶事 客の心得 5  稽古場の茶事
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【客の心得】

○茶事の「御礼」

茶事とは、
亭主が客を招待してもてなすために
自宅で開く催しであって
料亭などの饗応とは異なります。

しかし、一会を催すには、
当然それ相応の経費がかかります。

客一同はお招きを受けたことに
感謝をこめて「御礼」を持参します。

その金額は
稽古茶事や茶事教室のような場合は
亭主側から提示されますが

本来、茶事ではそういったことはありません。


茶事の趣旨や
亭主との関係などから
各自がそれぞれのお心持ちを
お渡ししたらよいのです。


熨斗袋の表書きも
決められたものがあるわけではなく

その会の趣旨や客と亭主との関係により
「御挨拶」「御礼」「御祝」等
ふさわしいと思う言葉を選びます。


手土産を持参する場合は、
茶事当日に亭主が用意しているもの
例えば花や和菓子などは、
避けた方が無難です。


そして、後日
「後礼」として
お手紙や電話などで
御礼の気持ちを伝えることも
招いて下さった亭主への心遣いの一つです。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上、稽古茶事をしている中で、
気づいたことなど
社中向けに
私の考えをまとめて伝えたものに
今回若干加筆して書かせていただきました。

無論、これは色々ある中の一例です。

前にも書いたように
答えは一つではなく

時により相手により
臨機応変に対応していくことこそが
最も大切であることは言うまでもありません。


最後までご高覧いただきまして
ありがとうございました。
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2020/4/14

茶事 客の心得 4  稽古場の茶事
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【客の心得】

○茶事が始まってから

寄付で身支度を整えている時も、
待合においても、
世間話など声高に喋らず、
心静かに席入りの案内を待ちましょう。


茶事の進行には、いくつかの約束ごとがあり、
それに従えば
自然に事が運ぶようになっています。


腰掛で待つ間、
座掃きの音や蹲踞を改める音を聞いて
迎付けが近いということを知ります。

腰掛において、
言葉をつつしむべきであるのは、
そのためでもありますが

客同士に交わされる
慎ましやかな会話の声で
客の感動や喜びが
壁を通して亭主に伝わっていることを
知っておくことも必要です。

末客は、茶室に入ると、
ふすまを軽く音をたてて閉めます。

亭主は、その音を聞いて、客の席入りを知り、
その後、客が床や点前座の拝見をして着座するまで、
衣擦れの音に耳をすませながら、
襖の前に座り、心静かに待っています。

客もまた、着座したら、言葉を控え、
亭主が襖を開けて出てくるのを、
心を静めて待ちましょう。


懐石は、ご馳走を供するものではなく、
後の濃茶をおいしく召し上がっていただくためにすすめる
軽い食事です。

昔、禅僧が空腹をしのぐために、
温めた石を懐にいだいたことに由来しています。

そのことを忘れずに、心静かにいただきましょう。
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