ようこそ、お入りを・・・。

2019/12/1

曙会と湯木美術館と御堂筋界隈  他会記

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今日は曙会に行ってきました

九時頃着きましたが
既に一席目が始まっていましたので
待ち合いの会記などを見ながら
ゆっくり待たせていただきました

ご案内があって
席入りさせていただきましたが
なかなか正客が決まらず

80歳くらいのお元気な先生から
「私がしゃべってあげるから(正客に)座って」
と言われまして。。。

川口軒さんにも促されて
その先生の手をひいて
次客に座っていただき
私は正客に座らせていただくことになりました


お席主は日根繁子様という方で
曙会では初めて懸釜をなさるとのことでしたが
お茶の道はうんと長く歩んでおられるようでした

お床の掛け物は
「寒月照霜池」

妙喜庵の竹で造られたという
尺八花入の銘は「三昧」

袋棚に高取の水指という
この時季らしい落ち着いたお取り合わせでした

お隣に座られた次客の先生と一緒に
色々お話しさせていただいておりましたら
何とその先生とお席主は
かつて同門で
幼なじみだったとのことが席中でわかり
お二人とも感激しておられました

珍しいお名前なので「もしや・・・」と思って
次客の先生がおたずねになり
そのことがわかったのです

お互いにまだお小さい頃に
お稽古場でご一緒だったようで

「なんか面影ありますなあ」

「あの頃は私も今より可愛かった〜!」

と仰るので私も

「いえいえ今もお可愛いですヨ」
と申し上げたら

すかさず
「せやな!私は童顔やから」とおっしゃり

お席は終始明るい雰囲気に包まれました



楽しいひとときを過ごした後
一人で少し足をのばして
湯木美術館に立ち寄ることにしました


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外側が工事中でびっくりしましたが
中は通常通り開館していました

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「伝統と創造を重ねる
上方の手わざ」

茶席を彩る江戸時代から近現代の名品


川端近左 三好木屑 白井半七
北大路魯山人などの作品と並んで
こういった作家が手本とした名品が
展示されていました


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御堂筋の銀杏並木
夜はイルミネーションで彩られます

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見上げたらなんか びっくりして。。。(おまけ)



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2019/10/28

大徳寺月次利休忌  他会記

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今日は
朝から一人で大徳寺に行って参りました

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午前十時からの
月次利休忌の法要に
参列いたしました

年に2〜3度参列させていただいていますが
特に節目の折々には
格別な思いでお参りをしています


本日は
まずは無事に「玄庵」が竣工したことを
利休様にご報告いたしました



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今日は参列者の数が
いつもにも増して多いように感じました


聚光院では
閑隠席でお道具の説明を受け
広間に移って
点て出しでお茶をいただきました


会記の茶碗のところに
慶入作「直入」画

と書いてあって
どういうこと?

と不思議に思いました

お席でお聞きしたら
この「直入」は
「じきにゅう」さんでは無く

幕末から明治の文人画家
「田能村 直入(ちょくにゅう)」とのこと

なるほど・・!と納得いたしました


本当にいつも
お茶会に出かけると
新しい発見があって楽しくなります


今日は
あと一席
大慈院の池下亨子先生のお席に
入らせていただきました


一番目をひいたのは
竹台子の向こうに置かれた

すごく勢いのある亀甲竹の結界

水無瀬神宮の竹なのだそうです


次に驚いたのは

お席が始まって
点前座に姿勢良く座られた
袴姿の男性が
なんと

つい先日
ご縁をいただいたJ氏でした

J氏とは
不思議なことに
あちこちで偶然再会することが重なり
この度は
竣工写真を撮影いただくために
写真家の方とのご縁を
取り持って下さいました

まさか今日またお目にかかるとは
思ってもいませんでしたが

お席の終わった後
少しお話させていただきましたら

この席でお点前をされたのは
今回初めてで
しかも直前に急に指名されたとのこと


偶然そのお席に入れていただいたのも
なんだか不思議な巡り合わせだなあ・・と思いました






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2019/10/6

北政所茶会  他会記

今日は
高台寺政所茶会に行って参りました

高台寺では
毎年10月6日に
北政所を偲んで
茶会が開かれています

私は
昔習っていた先生に
一度連れていっていただいたことがあります

(その時のブログはこちらから)

そして
本日は社中のMさんが
高台寺でお茶のお仕事をしているご縁で
13年ぶりにこのお茶会に
行かせていただきました


清々しい秋の一日を
高台寺にて
心ゆくまで楽しませていただきました


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湖月庵

寄付に掛けられていたのは
二通の消息

千利休が
二人の参禅の師
春屋宗園と古渓宗陳に送った
手紙のようでした

会記のような内容でした

しかし
よく見ると
二通の手紙のつなぎ目のところにも
字が書かれていて

一枚の紙に二通の手紙が書かれているようで
不思議に思いました


お席でそのことをおたずねしましたら
これは利休の手紙を
後に堀内不識斎が書き写したものだと
お答えいただき
納得いたしました


お茶を一服いただいた後

本堂へ参り
献茶式の始まるのを待ちました

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島原の司太夫・葵太夫がやってきます
禿の少女が可愛い。。。


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ゆるキャラの秀吉公が
すぐ隣でお出迎え!


堀内宗完宗匠のご奉仕で
お献茶がされました


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献茶式の後
司太夫のお点前が披露され
天目台にのった天目茶碗で
お茶をいただきました


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吉野太夫ゆかりの「遺芳庵」


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逆勝手の一畳台目で
道庫があって
点前座の正面に
掛物を掛ける釘がありました


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お庭の薄紅葉がきれい・・・

そういえば
以前夜咄の茶会で来たときは
ここがライトアップされていて
とても幻想的でした

霊屋(おたまや)は
外側は修復作業中でしたが
横からガラス越しに
秀吉像など拝見できました


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傘亭

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時雨亭

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洗心寮にて点心をいただきました


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円徳院では
売茶真流による
お煎茶席が設けられていました


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春光院での陣中席

5名ずつ大きなお茶碗で
お薄をいただきました

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円徳院北書院では
裏千家による拝服席も設けられていましたが
時間が無くなってしまったので

受付横の
「三面大黒天」にお参りだけして
帰ることにしました

お参りしていたら
隣でお守りなどを売っているおじさんが

この大黒さんは
秀吉の出世守り本尊で
大黒天・毘沙門天・弁財天の
三つのお顔があって

ものすごい御利益があるんだと
盛んに力説されるので
思わずお姿札を買ってしまいました




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最後に。。。

何となく面白そうだからと
軽い気持ちで
「アンドロイド観音」の
法話を聞くことに。。。



ところがそこで
私の中に
思いがけない心の激震がありました


それは
自分の心のすごく深いところで
起こったことなので

言葉では説明できません



ただ

永遠の時間に似た
とてつもない感謝の思いと

わけのわからない強い感情のほとばしりで
涙が止まりませんでした


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12

2019/9/28

第15回若美津茶会  他会記

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本日は
大阪美術倶楽部にて

大阪美術青年会百周年記念
若美津茶会に

参会させていただきました


今回の茶会のご案内文より↓

「大阪美術青年会は大正八年七月に
大阪美術倶楽部所属の四十歳までの青年が集い
美術品に対する姿勢・美術品の扱い方
また日本の伝統文化であります『茶の湯』の
啓蒙と発展に努めて参りました。

そして、本年
活動開始から百周年を
迎えさせていただきました」



このような経緯から
今回は茶道具だけでなく
大阪美術倶楽部所蔵の美術品六十点以上を展示した
記念展「若美津名品展」が開催されていました


百年の長きにわたり
大阪の美術界・茶道界を牽引し支えてこられた
美術倶楽部と青年会の方々の
熱い意気込みを感じながら

由緒ある格調高いお道具や美術品に
眼福を得て
贅沢な一日を過ごさせていただきました


いつもの
和室の展観席が
どこか他の美術館の中に
迷い込んでしまったかしらと
錯覚してしまうような
しつらえになっていたのにも
びっくりしました



今回は
「青年会」の主催というだけあって
お顔に馴染みのある
30代から40代くらいのお道具屋さんが
きびきびとお運びなどされていて

お道具のご説明の中には

「不昧は遠州を”リスペクト”してたんですね!」とか

「この茶碗は楽さんだけど”高麗茶碗チック”で・・」とか

これまで茶席では
あまり耳にしなかった言葉も出てきたりして
微笑ましく感じる場面もありました


その一方で
点心席では
高麗橋吉兆の大奥様が
入り口に立って
和やかな笑顔で一人ひとり
迎えてくださり

従業員の方に混じって
軽やかな足取りで
お料理の運びや片付けもなさっていて

お料理の素晴らしさはもとより
奥様のその静と動の調和した
気品ある美しさにみとれてしまいました



今日は一人で出かけたのですが
朝一番の受付が始まる前に
たまさか
愛媛県の宇和島から来られた
ユク子さまという方とお話が合い

一期一会のひとときを
楽しく過ごさせていただきました


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2019/9/3

出会いのお茶会  他会記

毎月3日は
八坂さんの清々館と
知恩院さんの真葛庵にて
表千家の釜が掛かります

ちょうど
10年前の9月3日


私の茶道人生にとって
大きな出会いが
この場所でありました


あれから
本当に十年・・・


感慨深い思いで
単衣の一つ紋に身を包み
四条に向かいました


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まずは手を合わせてお参りを


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清々館


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10年前
仰ぐべき師を相次いで失っていた時
まさにこの場所にて
新しい師匠に出会い
入門のお許しをいただきました

本日は寄付に

「無門」

本席の掛物は

「日出乾坤輝」

但し
始めの一文字が

「日」ではなくて「月」にも見える・・・?


茶杓の銘が

「傳心」


私なりに
何かがぴーんと感じられたような。。。


「何も特別な意味なんか無いよ!」

と言われることはわかっていますがね


それにしても
今日は八坂さんの門をくぐったあたりで
いきなり一羽のハトが

なんだか意味ありげに
私の方に向かって飛んできて
真横をすり抜けていき
びっくりしました


そして
清々館から真葛さんへ向かう途中では
円山公園でカラスさんに遭遇!


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その直後
この橋の上で↓
思いがけない出会いがありました


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「橋」はある意味
異次元との通路が開く場所


本当に
奇遇と奇遇が重なったような
不思議な出会いでした


お会いした方とのご縁だけではなく
そこに至る
多くの方々とのつながりと
膨大な時間との交錯の中で

あたかも必然のごとく引き寄せられた
出会いでした


そのことは
またいずれこのブログに書く日が
くるかもしれないし
来ないかもしれません


しかしながら
人生には時として
どこかにシナリオがあるのではないかと
思いたくなるような
意味ありげな「偶然」が
時折起こってくるものなのですね


Merci beaucoup!



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真葛庵

清々館では
桐木地に摺漆という珍しい台子で諸飾り

真葛庵では
竹台子に一つ飾り


それぞれに趣の異なった
台子のお席にて
同行して下さったお弟子さん共々
初秋のお茶を
存分に楽しませていただきました

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