「韓国主要マスコミの日本論は笑える、ちょっとコメント」
国際 外交
2012年8月27日 月曜日
とにかく、朝鮮日報の下記の記事をお読みください。あまりにも笑える記事、コメントしたくなりました。
朝鮮日報(ちょうせんにっぽう、チョソンイルボ)は大韓民国の日刊新聞。東亜日報と並んで韓国で最も歴史が長い新聞社であり、尚且つ韓国最大の発行部数を誇る。(Wiki参照)
この程度のマスコミの記事で国民は自国の政治や経済を判断しているわけですね。日本の大マスコミはもっと滑稽かも知れません。
〜〜朝鮮日報オンライン引用〜〜
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/22/2012082200603.html
集団主義に向かう日本 五輪メダリストの銀座パレードに50万人もの観衆…なぜ?
東京・銀座で20日に行われたロンドン五輪のメダリスト歓迎パレードに、50万人を超える観衆が押し寄せ、日本国内でも「予想外の熱気」と驚きの声が上がっている。平日であるのに加え、イベント実行が決まったのが今月16日と直前だったことから、日本メディアは当初、10万人程度の人出を予想していた。しかしこの予想は大きく外れた。これについて専門家は「長期不況、頻繁な首相の交代、原子力発電所の事故などに伴う日本国民の不満と不安が“ナショナリズム”として噴出しているのではないか」と分析している。市民運動家の中川美由紀さんは「パレードには、五輪を利用し、ナショナリズムをあおるという側面がある。東日本巨大地震に直面し、日本社会でファシズムやナショナリズムの雰囲気が徐々に強まっている」と語った。
政界への不信が天皇陛下の存在感を浮き彫りに
李明博(イ・ミョンバク)大統領による天皇陛下への謝罪要求発言を受け、極右的な自民党だけでなく民主党すら「天皇陛下に対する侮辱」と一斉に興奮している。こうした反応は、戦後に象徴的存在へと格下げされていた天皇の存在感が、東日本巨大地震の後に大きく浮き彫りになったこととも無関係ではない。
東日本巨大地震や福島第一原発の事故にもかかわらず、政界が政争にばかり没頭しているため「信じられるのは天皇陛下しかいない」という雰囲気が広まった。日本のあるメディア関係者は「原発事故の直後、日本全体が動揺する中、天皇陛下がテレビで話をすることで社会が全体的に安定を取り戻した。また天皇陛下が被災地をしばしば訪れ慰問をしたことで、危機における日本の中心はやはり陛下だという認識が広まった」と主張した。
若者中心の「ネット右翼」が反韓運動を主導
伝統的に反韓運動を率いていた極右派といえば、帝国主義への郷愁が強い高齢層か、暴力団だった。ところが最近になって、インターネットを中心に若い極右派が勢力を拡散している。その正体は、韓流ドラマ反対デモを行ったり、韓国の女優キム・テヒのCM降板を強要したりする勢力がネットを中心にして集まった「ネット右翼」だ。
ネット右翼は、景気の冷え込みが長期化する中で積み重なった社会への不満を、反韓流という形で表出させている。ネット右翼の広がりは、日本政府の歴史歪曲(わいきょく)教育、日本社会の全般的な右傾化の結果だという分析もある。市民団体のあるメンバーは「最近、挺身(ていしん)隊関連の集会を行ったところ、若い層や女性を多数含む極右団体のメンバーが押し掛けて妨害した。若い層に右翼的な思考、ナショナリズムが急速に広まっている」と語った。
戦後世代のゆがんだ意識
世宗研究所の陳昌洙(チン・チャンス)日本センター長は「戦後世代は、韓国が歴史問題で批判すると、自分たちが生まれる前に起こった問題でなぜ自分たちを煩わせるのかという反応を示す」と分析した。
政界でも、40−50代の戦後世代が主導的勢力に浮上し、領土問題や日本軍の従軍慰安婦被害者への謝罪要求に対し、感情的に反発している。どちらかといえば革新寄りだと評価されている枝野幸夫経済産業大臣も、李大統領の独島(日本名:竹島)訪問に関して「円満な経済協力関係の発展のためには(竹島と尖閣諸島〈中国名・釣魚島〉が)日本固有の領土だという事実を韓国と中国が認識すべき」と主張した。
日本のナショナリズム・再軍備をけん制してきた旧社会党・共産党が少数政党に転落したのも、こうした雰囲気を反映した結果だ。相当数の政治家が、軍事的に大国化する中国が、領有権をめぐって対立している尖閣諸島をいずれ占領しに来るだろうという「中国脅威論」を掲げ、平和憲法の改正と再軍備を主張している。
東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
〜〜引用終わり〜〜
いかがでしょうか(?)
日本では誰もこのような見解を主張していないではないでしょうか。日本人がこのような評価をしているとすればよほど現実を見ていない妄想の世界にいる人たちでしょう。
市民運動家中川美由紀(?)誰?私は知りません。
あのパレードに行った人たちは単純にミーハーです(古っ!)メダリストを一目見たいという野次馬です。参加者に右翼思想などがあるのか、と問われれば「何、それっ?」って目をひん剥くおばちゃんばかりでしょう。
主催者は東京オリンピックを招致したい石原慎太郎東京都知事であり、若干ナショナリズムのニオイがありますが、それにしてもあのパレードをナショナリズムと位置付けるのはムリがあります。
次に天皇陛下の存在感の大きさです。
「政党が政局ばかり追っているのでテレビで呼びかけたり被災地を訪問する天皇陛下の存在感が大きくなった」との評価です。いや仙谷由人や菅直人らの極左を除き日本人は天皇陛下を日本の文化そのもの、歴史そのものと感じています。だからこそ平成の玉音放送に涙を流し、被災地に慰問すれば多くの方々が感動するのです。
その土壌がなければ(野田どぜうではない)多くの国民の心を掴むことはできません。天皇陛下の行われたことは、国民の支持を高めるために他国から窃取した領土に自ら土足で訪問するパフォーマンスとは全く異質なのです。
政党が政争ばかりしているのではなく、官僚の奴隷となって国民を騙したことが政治の中心的な話題でしょう。だからといって陛下による新政を求める声はありません。政治に陛下は関係がないのです。
若者世代のネトウヨが右翼の代表(?)という認識
わたしは、50歳を過ぎたオッサン、というかジジイです。左翼運動の限界を体験し、右翼の理念の軽薄さに戸惑いを感じています。そもそも大音声の街宣車で迷惑な日本の代表的右翼は暴力団の表の顔であり、構成員の3分の2は在日韓国・朝鮮人だと言われます。そんな存在が日本の政治的意思決定に影響を与えているわけがありません。
「原発再稼働反対」抗議活動の多くは左翼でも右翼でもありません。わたしのような「考えるジジイ」が多く存在し、抗議活動に参加していることはいろいろなブログを一覧すればすぐにわかります。
ところで、ネトウヨは某政党周辺が資金を提供しているとも言われる「職業的ニート」で構成されているといわれています。そんなネトウヨは嘲笑の対象であっても、運動を形成する力はありません。まさに妄想の世界でしか生きられない若者世代(おそらく40代のネトウヨもいると想像)には何がしかを形成していく力などないのです。闇から他者を攻撃して喜んでいるのが関の山でしょう。
戦後世代のゆがんだ意識って何だ(?)
竹島の帰属の問題は日本国民個人個人の「歪んだ意識」の問題ではありません。事実が韓国の言うことと相違し、韓国の行うパフォーマンスが過ぎるので国民意識が竹島に集中し、先鋭化しているのです。李承晩ラインを否定する交渉をしてこなかった自民党政治に大きな汚点があることは事実です。その上で今改めて日本の領土である竹島を韓国が実効支配していることを考えたとき、この時期に大統領がなぜ竹島に行くのか、なぜこの問題を顕在化しなければならないのか、に疑問を持っています。
あまりにも日本を知らない朝鮮日報の記事へのコメントはこれくらいにして以下竹島をめぐる時系列のまとめです。
・江戸時代初期 日本側がアシカやアワビ漁などのため竹島を利用、遅くとも17世紀半ばまでには領有権を確立
・1905年 閣議決定で竹島を島根県に編入し「竹島」と命名
・1910年 日韓併合
・1945年 太平洋戦争が終結し、日本による朝鮮半島の植民地支配終了
・1951年 サンフランシスコ講和条約。日本の放棄地域に竹島含まれず
・1952年韓国が沿岸水域の主権を示す「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し、ライン内に竹島を取りこむ
・1954年 韓国が沿岸警備隊の駐留部隊を竹島に派遣、以後実行支配。8月には竹島周辺を航行していた海上保安庁の巡視船に、韓国側が竹島から銃撃
・1954年9月 日本が国際司法裁判所に付託提案、韓国拒否
・1962年 日本が国際司法裁判所に再度付託提案、韓国拒否
・1965年 日韓基本条約締結、国交正常化
・1995年 韓国が竹島で、海洋警察の船舶や漁船などが接岸できる埠頭の建設を開始
・2004年 韓国が竹島の風景をあしらった記念切手を発売し、日本側が抗議
・2005年 島根県議会で編入100年を機に「竹島の日」条例成立。ノムヒョン大統領が「侵略を正当化している」との談話発表
・2008年 韓昇洙首相が竹島訪問、韓国領とした標石を設置
・2012年 韓国の李明博大統領が竹島に上陸
以上は、中日新聞8月26日「竹島 日韓歴史のトゲ 戦後、米が「日本領」通知」の記事を参考に作成しました。
これに対して韓国の竹島が韓国領土だという根拠は薄弱であり、「古い文献などに竹島に関する記述があり、古くから島として認識していたと主張しているにすぎません。
詳細はWikiで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%B3%B6_(%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C)#.E7.AB.B9.E5.B3.B6.E3.81.AE.E9.A0.98.E5.9C.9F.E6.A8.A9.E5.8E.9F
ということで、このような事実誤認を根拠に平気で大マスコミの記事が成り立っていることに驚きました。
日本の大マスコミも似たり寄ったりなのでしょう。記事を読むには気をつけないといけない、それが朝鮮日報が教えてくれたことです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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