社会のカナリア　一歩前進　二歩後退

２０１３年３月３０日　土曜日

　わたしは、中島知子というオンナ芸人を知りませんし、興味もありませんがカルト事件の当事者であることに興味を持っていました。

　カルトといえば、日本では古くから統一教会や、極悪非道の殺人者集団オウム真理教が知られていますが、大規模でなくてもカルトはカルトです。

　偶々昼食時にＴＶを見ていたらインタビューが放映されていました。それをマスコミの多くが好意的に報じていました。ところが、今朝の松竹のコメントは内容が異なります。














　まず、マスコミの一般的な報道です。

　〜〜デイリースポーツオンライン３月３０日引用〜〜
http://www.daily.co.jp/gossip/2013/03/30/0005857216.shtml

オセロ中島、洗脳騒動を初めて告白　　2013年3月30日

　２年ぶりにテレビ出演し、赤裸々に告白したオセロの中島知子

　芸能活動を休止し長期療養中のオセロ・中島知子（４１）が２９日、テレビ朝日系「ワイド！スクランブル」に出演し、昨年来の洗脳騒動について初めて説明した。

　テレビ出演はおよそ２年ぶり。一部では「まだ洗脳が解けていない」とも報じられたが、家賃滞納など一連の騒動はすべて自身の意思で起こしたと主張し、元占い師女性の洗脳下にあったとされる報道を強く否定。「すぐにでも仕事がしたい」と復帰を熱望した。また中島が所属の松竹芸能に退社を申し入れていることも判明した。

　髪を後ろで束ね、白いＴシャツに黒のパンツ姿。騒動前に“激太り”とされた時期に比べるとほっそりし、ハキハキとした語り口だった。

　２８日に都内で同番組のインタビューに答えたもので、中島は洗脳騒動について「意味が分からない」を連発して否定。「彼女（元占い師）は友人。巻き込み申し訳ない」と繰り返した。

　中島によると、女性とは８年前に同じショップの客同士として知り合い、０９年から同居。当時は約７０００万円ほどの年収があったが、衣服購入に１回３５０万円も使うなど浪費癖があり、女性に相当額の借金をしていたため、中島が家賃を払うことで返済する形をとったという。「私は仲良くなると一緒に住みたくなる」とも説明した。

　昨年の家賃滞納、自宅閉じこもりに関しては、所属事務所との意見相違や、０７年に相方・松嶋尚美（４１）が個人事務所を設立したことなどで悩み「仕事について考えたい時期で休みたかった。浅はかだったが、やけっぱちで、そこ（滞納）までいけば休ましてもらえるかなと思った」と語った。

　昨年２月に“奪還”され、治療後、昨年終盤からは京都市の実家で過ごしたことを明かす一方、気分転換で金銭を持たずヒッチハイクに出かけたことも告白。これを両親や事務所が不安視したため「入院したら分かってもらえるのかな」と、今年１月から都内の施設に２カ月入院したという。体調は「バッチリ」とし「今すぐにでも仕事をさせてほしい」と話した。

　〜〜引用終わり〜〜

　昨日のインタビューとの比較で感じたところを書くと、

　カルト信者は別にウジウジしているわけじゃない、絶対的な自信を持って殺人をしたオウム真理教事件を思い出せばわかるとおり、今でも自分の殺人行為は正しかったと言っている受刑者がいるほどです。

　「占い師と同居し家賃をもらわない形で借金を返したことにする」って何（？）

　友人にカネ貸しました、友人からカネ返せないのでアンタ家で同居せえへん（？）と提案されました、で、貸したカネはチャラっておかしいでしょ。

　しかも大家である本木雅弘さんが中島さんを家賃滞納訴訟を起こされ（後に引っ越し）ているわけで、そんな屁理屈が通る状況ではありません。しかも、占い師はホームレスだったのでしょうか。

　こういうおかしいことを堂々と高揚した状態で語り続ける、これは完全に行っちゃってるワ、なんでこの状態のときにＴＶに出演させるのか不思議でした。



　では、松竹芸能のコメントのニュースです。

　〜〜ＹＡＨＯＯニュース３月３０日引用〜〜
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130329-00000338-oric-ent


オセロ中島知子の“単独行動”に松竹芸能「極めて遺憾」　契約解除に向け協議中

オリコン 3月29日(金)23時22分配信

松竹芸能に専属契約解除を申し入れていることが明らかになった中島知子

　お笑いコンビ・オセロの中島知子（41）が松竹芸能を退社しコンビを解散すると報じられ、29日にテレビ出演した一連の騒動について松竹芸能は29日、マスコミ宛に書面でコメントを発表。中島自身から契約解除の申し入れがあり、現在協議を重ねていることを明らかにした。

　活動休止理由は「会社と相方」　TVで全真相を赤裸々告白

　同社では2011年4月からの休養期間中、中島の両親の意思を最大限尊重して協議を重ね、入院治療及び両親の意向に基づく専門家によるカウンセリングを実施するなど「可能な限りのサポートを行ってきた」なかで、28日になって中島自身より同社との「専属契約を解約したい」との申請があったという。

　ただし、同社では中島の「肉体的および精神的な健康状態が、芸能活動を行う上で、万全でないと見受けられた」ことから、いまだ継続的なサポートが必要であると判断。契約解除に関して再考を促していたところ、28日の段階で中島は同社に無断で取材を受け、29日にテレビ朝日系情報番組『ワイドスクランブル』に出演した。

　そこでの中島の取材に対し「事実と異なる発言が少なからず見受けられたことは、極めて遺憾」とし、今後の対応について「現在検討中しております。ご迷惑をおかけした方々に深くお詫び申し上げます」とした。

　〜〜引用終わり〜〜

　ハイテンションの裏には、実はウソ（を事実とする認識）があるようです。身近な松竹芸能（担当者）と両親が見ていて、「おかしい」と思うからこそ、カウンセリングを受けさせて継続的なフォローアップ体制を敷いていたわけです。

　ところが、一方的に松竹芸能との契約解除の申し出を行い、松竹側の同意を得ないまま、ＴＶインタビューを受けるという行動に出たわけですから、普通の判断力をもった人間が取らない行動をしたわけです。

　占い師とどのようなコンタクトがあったのかなかったのか知ることはできませんが、占い師からなんらかのアクションがあったのでしょう。

　カルトの対象から「どうしてる？心配しているから会いたいね」のように言われる、そこで本人は依存する占い師との断絶が不安になり自らの意思で行動を起こした、というストーリーではないでしょうか。

　いずれにしても、テレビ朝日系情報番組『ワイドスクランブル』で放映されたＴＶインタビューが、家族・松竹芸能をはじめとする中島知子氏の周囲の方々が復帰に向けての努力していることを水泡に帰させたことは間違いありません。

　わたし自身はカルトには詳しくありませんが、感じた違和感を日記にしました。問題解決のためには

http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20130326-00024078/
などを参考にお読みください。

　最後までお読みいただきありがとうございます。