2009年2月25日 水曜日
〜〜時事通信引用〜〜
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009022400626
県などに5700万円賠償命令=行政責任認定初−耐震偽装ホテル訴訟・名古屋地裁
元1級建築士姉歯秀次受刑者(51)=実刑確定=による耐震強度偽装事件で、強度不足が判明した愛知県半田市のビジネスホテル「センターワンホテル半田」の運営会社が、建築確認を怠ったなどとして、県と建築コンサルタント会社などを相手に、解体や建て替え費用など計約5億1500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、名古屋地裁であった。戸田久裁判長は注意義務違反を認め、県側などに計約5700万円の支払いを命じた。
原告側代理人によると、一連の偽装事件で行政側の責任を認めた判決は初めて。全国の同種訴訟にも影響を与えそうだ。
戸田裁判長は、建築確認を担当した県の建築主事の判断について「図面上、問題点を容易に把握できたのに、設計者に問い合わせるなど一定の調査をする注意義務を怠った」と認定。具体例として▽同ホテルの2〜10階の壁は非常口などを挟み左右に分かれていたのに、構造設計上は(強度が高い)1枚として扱われていた▽1階部分も阪神大震災で倒壊が多発した柱だけの構造だった−点を挙げた。
その上で、裁判長は「建築主事検定の受検資格は1級建築士よりも厳しく、その業務は危険な建築物を出現させない最後のとりでとも言える」と指摘した。
〜〜引用終わり〜〜

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