2009年2月6日 金曜日
日本郵政社長西川善文氏、いやぁ、参りますねぇ、1月29日の記者会見ではオリックスに対する譲渡の撤回はしないけれど原点に帰って考えると言っていたのに、撤回ですか?
1月29日
「譲渡案をひとまず横に置き、原点に立ち戻って検討する」と述べ、契約を凍結する考えを表明した。西川社長は、会計士や不動産鑑定士、弁護士ら有識者でつくる第三者機関で検討する考えを明らかにしたが、オリックスへの契約を「白紙撤回はしない」と述べた。
2月6日
日本郵政の西川社長は6日午後、国会内で記者団に対し「(白紙撤回も)あり得る」と述べた。
わたしは経営者の立場から朝令暮改はやむをえないと考えています。なぜなら、いくら一生懸命に検討し、計画を立てても、何かのひらめきや事情・新情報により前言を撤回することはあるからです。
仮に自分が発言したことに責任を持つという意味で公言したことを撤回せずにそのまま進んで失敗するほうが責任は重大です。とくにマスコミなどの取材で発言した場合には撤回しにくいでしょう、それをわかっていてあえて撤回する、その勇気が経営者には求められるのです、簡単に前言を翻す朝令暮改ではない勇気。

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