2009年2月21日 土曜日
わたし自身がどこかで宣言している「現場主義」の原稿がなかなか完成しません、一部分を披露します。
組織が大きくなっているということは、必然的に仕事の分化が起きているわけです。これまでの日本のように紆余曲折はありながらも安定した成長を続けてきた状況では、全社・全組織を上げて取り組むべき緊急で重大な課題はほとんどありません。
阪神大震災とオウムの大量殺人、バブル崩壊後起きたこの二つの事件は国家がその存亡をかけて取り組まなければならなかった重大事件だったと思います。そのときの内閣総理大臣村山富一氏のリーダーシップは人命と国富と安全を犠牲にした点で類がありません。自衛隊の救助派遣を躊躇し、現地入りをして自分の目で被害を確認したのも2〜3日後でした、危機意識がまるでない首相でした。

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