2011年8月28日 日曜日
社会の幼児化現象とでも言うのでしょうか、社会全体が長寿になり、いわゆる自分自身の将来像や物事に対する論理的な思考、そして他者の存在に思い至ることや他者との関係で責任ある行動を取ることのできる年齢が、どんどん遅くなっているように思います。
たとえば、わたしは自分の成人は25歳だと思っていますが、20歳で成人を迎える力のある人もいますし、30歳で迎える人もいることでしょう。ひょっとすると人生のなかでこういうことに気づかずに一生を終える人もいます。もちろんこれはバラツキなのですが、成長速度が異なるということは昔からあったことです。
大器晩成というのはそういう意味が含まれているのではないでしょうか。

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