ニッポンめんサミットin盛岡2016が3日から6日まで、もりおか歴史文化館をメーン会場に開催されます。この機会に、盛岡三大麺のわんこそば、冷麺、じゃじゃ麺の歴史を知りたいという方のために、新書版『もりおか暮らし物語読本 めん都もりおか』(盛岡出版コミュニティー)をご紹介しておきます。
本書は、もりおか暮らし物語読本刊行委員会の企画により、2010年12月に発刊されたもの。盛岡の三大麺はこれまでにも数えきれないほどマス・メディアにとりあげられていますが、本書は観光ガイドやグルメ本と違って、読み物風に盛岡・岩手の麺文化の魅力、粉食文化の奥深さを実感できる内容になっています。
今日の三大麺の隆盛を築くまでの先人たちの悪戦苦闘ぶり、原敬や宮沢賢治、石川啄木などにまつわる意外なエピソードなどが盛りだくさん。ニッポンめんサミットの歴史も紹介しています。ちなみに、第1回は昭和61年(1986)10月17日、県民会館で開催されました。基調講演は俳優の小沢昭一さん、議長は永六輔さんが務めました。記念イベントとして4日間、ニッポンめん博覧会、第1回全日本わんこそば選手権などがくりひろげられました。
詳しくは、盛岡出版コミュニティーへ。
http://moriokabunko.jp/books/shinsyo.html
あるいは、
なお、2011年2月6日、盛岡の「おでってプラザ」において、盛岡三大麺フォーラムが開かれ、めんサミットの件も話題にあがりましたが、翌月11日に東日本大震災が発生し、今回のサミットが開催されるまでに5年の月日が流れました。このサミットも、復興途上にある岩手の今を伝える有意義なイベントだと思います。
※フォーラムの記事は、このブログの2011年2月6日に記してあります。