
いつもは通過する塩田に寄ってみる。海水を蒸留して作る天然塩の説明をひとりぼっちの客に丁寧に語ってくれた。土産に「珠洲の塩」を買う。予定していた川浦温泉はなにか気分が乗らず通過する。
あてにしていた見附のキャンプ場は閉鎖されていて使えなかった。
夕方の時間になって宿の場所も決まらず腹も減ってイラ付く。
幸い春は日が長い。内浦の九十九野営場まで脚を伸ばし今夜の宿にする。
近くの真脇温泉は休みだった。食堂も見当たらないのでスーパーで買出ししてキャンプ場に戻り、闇の中で調理開始。

晩飯は助六とカップうどん、焼き鳥と日本酒は夜宴の友だ。もう旅に焼き網が欠かせない道具になっている。ここらではスーパーも7時で閉店なんで買出しは早めにしとこ!でも滑り込みの買い物で処分品をゲットできた。安上がった。
この頃には晴れてきて星空がきれいだった。真正面にアークツルスが輝いていた。波の音と風の声を子守唄に10時過ぎには寝てしまった。
4:30に爆音で目を覚ました。
何かの漁の出漁時間なのだろう、隣に漁港があるので暴走族の集会並の賑やかさだ。一団が去って二度寝する。次は7:30頃目覚めた。

天気予報に反して爽やかな晴天だった。ありがたい。
このキャンプ場。一泊5百円だった。超安いと思う。
9時前に出動の準備ができてしまう。
穴水までは40km強しかない。穴水の「ビオベル」でランチの予定には時間が早過ぎるがとにかく出発する。
道草連発を楽しむ。

先ずは九十九湾から。まさか九十九は無いと思うが美しい入り江が続く。
港として利用されていて驚く程の船団が停泊している。
宇出津では鉄道をチェック!!
今回のポイントのひとつだ。

駅前は予想に反して賑わっていた。タクシーも並んでいる程だ。列車は来なくなってもバスターミナルとして機能しているようだ。駅舎を覗いてみたが売店や改札は閉鎖されて休日の教室のようだった。
線路は真っ赤に錆びて鉄橋やトンネルには立ち入り禁止の柵がしてあった。
今後はどうするんやろ??よくあるのはサイクリングロードにする方法だが・・・・・?
写真は能都町やなみ駅跡。のと鉄道にはこんな駅が多い。
R249は鵜川から海岸線を離れるが海岸線のコースを進む県道34だ。外浦ほどの荒々しさは無いがいかにも能登路というルートだ。
車ではすれ違いもできないような村の道だが雰囲気・景色は抜群だ。
時間があるならコチラを駆って欲しい。途中にオシャレなマリーナがあったりして意外とイイぞっ!
例えばR8やR41を駆っても富山の事って判らないのと同じように能登も国道を離れて生活道路を駆らないと本当のハートには迫れないと思うんや!
そんな意味ではこのルートは能登らしくてイイ。
さて、思い込みとは恐ろしいもの、この後ランチの予定の「ビオベル」は地図検索で探した事があった。穴水の街中の○○ケ丘って所にある。病院の近くだ。行けばわかりそうな場所だ。・・・・行くとだいたい予想していた場所に由比ケ丘っていう地名発見!!この辺りのはず。って探しても全然見つからない。
見つからない時の常套手段はコンビニ利用作戦だ。
まず、電話帳で住所を確認する・・・・・
「ありゃぁ!!旭ヶ丘じゃんかぁ!!」
次に地元の詳細図(細かい地図だな!)を探してチェックする。ココのコンビニは地図にカバーして見られなくしてあったんで、レジのお姉さんに聞いてみる。全然勘違いの場所だったようだ。

後に判ったが地図検索で探した検索結果は穴水(すなわち穴水市役所)の場所だった。判らないはずだぁ!!
1時間近くもタイムロスしてようやく「ビオベル」に到着!!
「ビオベル」に続く・・・