恋・恋・あんた次第、あんた次第☆
というわけで、今日も仕事終わって例のリサイクルショップ行ってきましたが、こないな本を見つけました!
以前こちらの書き込みで、BRANさんの言っていた吉田豪の「元アイドル」はありませんでしたが、
これに「重い内容」というのが載ってましたね。
多忙で、プライベートもない、だけど夢だけはふくらんでるTeenage Idol。
http://www.youtube.com/watch?v=n6mfBnJ04d8
このデビュー盤「ドリーム・ドリーム・ドリーム」のウエディングドレスの衣装でテレビ局からテレビ局への移動中、もーどーしょーなくトイレに行きたくなった。
で、目立つ衣装だもんで、野次馬の女子中学生がトイレにまで入ってきてドアによじ登り上からカシャッとカメラのシャッターを切ったんだと!
そんでしばらくしたら事務所に無記名の茶封筒が届き、
中に「なんたら投稿写真」ってエロ本が入っていて、開くとその時の写真が投稿されとったんだと!
そんなこんなの、アイドルがデビューするためにどうすればよいのか?とゆーハウツー本のハズが、
「いわいさゆりたんのアイドル残酷物語」
てな様相を呈しており最高の内容です。
件の「重い内容」ですが、そんな彼女の多忙なアイドル学園生活のなか、通っていた堀越高校で、好きな男の子ができた。
在学中は友人としての距離を保っていたんだけれど、高校を卒業と同時にその想いはピークに達して、めでたく恋人の関係になった頃のできごと。
さゆりたんがとりたての免許で、彼をのせて遊園地に行った。
そこの目玉になっていたジェットコースターにふたりで乗ったときに、
ジェットコースターから降りる時に隣りを見たら彼は…。ショック死していたのです。
それからの彼女は、彼を失った悲しみと、当時売れっ子のアイドルだったから、マスコミからどれだけのココロない取材で精神的なダメージをうけたのかはもう想像もつきませんが、そんなヘビーな過去もさらりと書いてあるので、
そんな大きな悲しみも乗り越えてこないな本も出したりしている力強さに、ココロ打たれたり、考えさせられたり。
ほんでから、まだ売れるんかどーかもわからん駆け出しのアイドルはプロダクションにきっちり搾取され、時給100円程度でも夢を糧にして腹ワタ煮え繰りかえっていても、弾けんばかりの笑顔でがんばっていたとか。
ウエディングドレスを着て、
「あたいの夢・夢・夢、は白いちいさな教会であなたとハッピーウエディングのベルをDing Dong鳴らしたいんですわぶっちゃけ!」
とか歌って、かわいく楽屋に戻ったら、ショッパイ顔して同期の仲間と電卓パチパチハジきながら
「あたいらの時給、スーパーのキャベツ以下かよ、ケッ!」
とか言うてたとか、言わなかったとか。
そんな童貞が抱くアイドルへの幼稚な夢を粉々に打ち砕くめちゃくちゃオモロい内容なので、
安いと思うしゼヒみつけたらGETせ!


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