オメェら、ビッとしてんか?「押忍!!」
「何が押忍だコナァルァ!!!!」ゲシッ!ガシゲシッ!(蹴散らされる若い衆)
てな世界とは無縁に生きてきたkaoticですおおきにまいど!
さて、今回紹介させて頂きます凄まじいレコードは、1978年に自主制作された映画「ロックアウト」のサントラ盤。
誰も若かりし頃は自分自身の中に持つ理想と外の世界の現実とのギャップにジレンマを抱きます。
そうして誰にも理解されない憤りや不満が解消されぬまま大人になってしまうと、理不尽な理由で若いやつらを敵視するいや〜な大人になってしまう危険があります。
そうなる前に、盗んだバイクで走るもよし、校舎の窓ガラス叩き割るもよし、
校内に赤いスプレーペンキで「DESTROY」と書くもよし(ぼくコレやりました。恥)、
ただ、ダチは裏切るな!
と、どっかで聞いたセリフを付け加えておきます。
いつものように話しが光の彼方に消し飛びそうになる前に本題へ入らせていただきます!
裏ジャケに記載されている解説によると、1978年7月14日に大阪は中之島、中央公会堂にてデビュー・ギグを警察官6000人、パトカー800台を警備に配置させ、公演するのかと思いきや裁判所が会場の使用を取り消すという、衝撃的デビューを飾った彼らのグループ名は「参佗魔里亜」。
その衝撃的すぎるデビューのため、全ての会場から締め出され、ライブハウスからも敬遠された。
そして1年後、このレコードが発表されたっちゅーことですが、結局ライブは1度もやらなかったのでしょうか?
彼らの音楽はキャロルから影響が色濃く反映されているロケンローなんですが、自主にしては完成度がベラボーに高い!
強力なキャロルファンの方に是非聴いて頂き、感想を聞いてみたいものです。
裏ジャケもGAUZE/Fuck Headsの様な写真の切り貼り満載のヤバさ全開で、当時の空気をビンビン感じます。
肝心の映画の内容はと言うと、観れるはずあるわきゃないので裏ジャケに書かれてあるこの映画「ロックアウト」の監督でもあり、参佗魔里亜のプロデューサーでもある加藤重二さんの素晴らしすぎるコメントを転載するので、皆さん想像してください。
『この映画はロックアウト(閉鎖)された社会の中を、4人の若者たちが自由に生き抜け、ロックンローラとしてやり続けることによって発生する事件を、鼻腔をパクパクさせながら表現した、楽しめる映画だ』


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