ある日、何気なくミクシィにて「EXECUTE」とか「カムズ」など入力して検索し、何か愉快な話はないかと調査していたところ、日本の初期ハードコアについてのコミュニティを見つけ、何気なくそこに集まるひとたちのやりとりを見ていました。
そこに、ある方の書き込みが目にとまり、その独自の世界にひきこまれ、日記を読み進むに連れ、「このひとは何かある」と、思ったその時、あの、あのシングルがレビューされていた。
「アロワナ/アイシテンダネ!」
硬直しました。持ってる人が、いたー!!!!
図々しくも、速攻でメッセージを送りつけ、トレードの話を切り出してみたところ、その方は自分の趣味ではないらしく、「kaoticさんが持ってたほうがいい」と、快く応じてくださった。
しかも、なんと当ブログをずっと拝見されていたそうで、CDプレゼンツ大会(大不評停滞中)にも応募されたと。
いやぁ、いるところにはいるんだナ〜!
どうやらその方は東北の方で、地元にはレコード屋がないらしく、遠出をしたさいにたまたま見つけて買ったそうな。
過去の日記を拝見したら、その方は日本のインディーズ音源に興味があるらしく、ネオGSのかくれ名盤と名高い「マージービート」のシングルも持っていた。
ぼくもたまたまマージービートの12インチ(ヤマハのコンテストで入賞された記念に、数百枚しかプレスされなかった盤らしく、ビクターからのリリースですがかなりレアらしい)を持っていたので、それを譲れば喜ぶかな、と思い、トレードとして出すことにしました。
関西では目撃情報を聞いたことがなく、ある人は秋田、もう1人は北海道、新潟で見つけたという話も聞く。
後身にあたるザ・ビーツは以前紹介いたしましたけれども、2枚とも数回に渡り発見し、それぞれ友人たちの手に渡りました。
しかし、このシングルだけはどうしても見つからなかったので、本当に嬉しい!
探しに探しまくったシングルが運良く手元にあり、「もう探さなくていいんだな〜」と、やれやれ、とまたひとつ、肩の荷が降りた気分です。
さて、肝心の内容ですが、ビートルズ歌謡、という話を聞いて、ザ・ビーツ「気分はグルービー」の裏面、「Oh!Please」の感じを予想していたんですが、もすこし歌謡曲寄りでした。
しかし、バッドボーイズ直系なマージービート歌謡、といった風情の表題曲は、中盤、絶叫しながらギターソロがはじまるあたりから異様な盛り上がりを見せ、ることもなく、あっさり終わっちゃいます!この間2'27"と、あっ!という間。
裏っ返して「ハローリトルガール」を聴くと、これはもう見事なパワー(以下略)で、まいっちんグゥー!(何か混じってますが)
両面ともに自作・自演というところも、感動しました。
とある掲示板で、「デパートの屋上で営業をしていたのを見たが、誰もシングル買わなかった」と泣けるエピソードを書いていて、
このX-GUNに冴えないルックスの若者たちが、レコードを売るためにデパートの屋上、春風の中絶叫しながらロックンロールで突撃(80年代3流ライター的表現)していた様を想像すると、
「怒羅衛門〜、おねがい、1981年に連れてって〜!」
と、万能猫型決戦兵器におねだりしたくなる気持ちでいっぱいです。
彼らは東京ビートルズからはじまった系譜の(以下略)とかはさておき、素敵なレコードなので、見つけたら素早く購入してジャケのバカバカしさに呆れ果て、売り払ってください。ぼくがまた買います。
追伸・となりにあるのはペッパーボーイズ!やっぱりPSYCHOoooだわさ。
ポップンロールナナナナナイツ!(ギルガメッシュ風)もよろ乳首!


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