今年を締めくくるP-1グランプリ、ポップンロールナイト1周年記念音楽祭、「朝まで生ぽっぷん!」に誘われ、DJをやって参りました。
このブログを更新していなかった時期は、精神が深い谷底まで落ちていて絶望していたんですが、昨夜のポップンロールナイトで数時間にわたり酒をのんでガチガチになった精神をゆるませ、爆音で流れるブッチギリの音楽を脳味噌に突っ込み、一気に頂上に駆け上りました。
銀河系イチ素晴らしいイベントだな。とはっきり実感!
というわけで、プレイリストを。
★今夜だけビーウィズユー/ザ・ビーツ('82)
□世界的に見てもこの時代にラズベリーズのカヴァーをレコードにして発表したことはすごいことだと思う!
★あの娘の胸に途中下車/ザ・ジャネット('75)
□誰にも文句は言わせない!日本が誇る完全なるパワーポップ!これからも永遠にかけ続けてゆきたい!
★Too Much In Love/THE KID('82)
□湘南コンピ「オーシャン・パラダイス」から必殺の一曲。爆音で聴けばこれはもはやメロディックハードコア。彼らの未発表あれば聴きたいな。
★エロ本ブギ/リップスティック(??)
□先日ご紹介した、「ドールズよりドールズ」している大阪のグループ自主盤!この日、皆に衝撃を与えました!
★スイッチON/CHEESE('86)
□日本におけるBOMP系ガールズグループの先駆け!?アイドル色濃厚ですが、なかなかイイ曲!
★ROCK DAY(熱い魂がやってくる)/さやえんどう('81)
□今回かけたレコードの中でもカルト度はトップクラス!ド田舎のロックバンドが打ち出した夏祭りにバイクに乗った不良とUFOに乗った宇宙人が一緒に来たような「チャンプロードmeetsムー」的腰砕けサウンド。
★エンドレス・ムービー/ピークレベル('82)
□名前そのまま、ピークレベルバキバキなドラムサウンドにノイジーなギターが掻き鳴らされ、44マグナムのスコープ越しに世界を捉え、撃ち抜かんとする歌詞が乗る、レコード針から火花すら散る45回転!
★MARY ANN/CHAW CHEESE(??)
□もはやこのメンバーの方も、現在こういう場所で強烈な人気が出てるとは知りもしないでしょうが、来年もこういうレコードを発見してゆきたい!
★COME ON MY LOVE/HURRY UP(??)
□茨城県の愛に生きる純朴な青年HIROAKIが結成した(?)hurry upの発表した自主盤、禁断の1枚!
★恋は季節風/ボーイズクラブ('82)
□なんだこりゃ?パワーポップやんけ!!何も知らないとダサいジャケットも、これを聴いてから見るとすこぶるcoolに見える、これは錯覚?
★スージー/takao and the view('82)
□これこそ紛れもないパワーポップ。ビートの効いたリズムにチャキチャキのカッティング軽快なギター、蒼い青春のひとコマを切り取った歌詞に、切ないヴォーカル。うーん、たまんない!!
★Starless Tonight/杏蔵&the CASH('83)
□これは驚くべき話しですが、彼の本名はサトシ、ザ・ビーツのローディだったそうです。それとは関係なく、星のない夜、あの娘の答え求めて高速バイクでかっ飛ばす、いなせな野郎のキラメクポップンロール!
★ホット・ロッド・シティ/オレンジシスターズ('84)
□KIDSプロモ盤でマリ橘さんが唄っていた曲。これはアルバムにしか収録されておらず、とびきりフレッシュなサマーポップンとなってます!
★アイシテンダネ!/アロワナ('81)
□ザ・ビーツの前身、幻のシングル!よくビートルズを引き合いに出されますが、それを抜きにして聴いたほうがよいです。楽曲、サウンド、分数、そしてジャケ!申し分ない素敵なレコードです!
★気まぐれムーンライト/東郷昌和('84)□もはやこれがかからないとポップンロールナイトとは言えない!トキメケ、トキメイテこませ!2008年、パワーポッパーが選んだベスト・ヒット!
まぁ、ハッキリ言ってハナからバカにして来ない方もおられるとは思いますが、そういう方は相当損していると思います。
自分はこのイベントが開催される、となった当初、「とことん、マイナーなパンク/パワーポップに拘ってイベントをやる」という趣旨に賛同し、更にマニアックさに拍車をかけるため、日本における'77〜'82歌謡ポップンを究め、邁進して参りました。
このブログは意外に反響が大きく、様々な方からいろんな話を聞きます。
そうして、先日、このブログを通じて、なんと日本のポップンロールの先駆者、ザ・ビーツの元メンバーの方とコンタクトがとれました!!!!
年始に関東に赴き、実際にお会いしてお話をお聞きし、様々な謎を暴いて発表したいと思います。
そんなわけで、来年もどうぞ宜しく!


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