ここ最近、自分が好きなアーティストの訃報が多いんですが、その中でも悲しかったのがトミー・ホーンの死でした。
アメリカン・パワーポップという音楽の中でもその核心にいた人物だったのでショックを受けた人も多かったんじゃないだろうか。
しかし、詳細を知る人はそんなにいないと思うので、彼の死を報じた
ニュースを掲載します。(誤訳があったら教えてくださいませね)
以下がその
ニュース。
メンフィスのミュージシャンとパワーポップシーンの重要人物・トミーホーン逝去
原文 Bob Mehr 訳 Kaotic
Memphis Commercial Appeal
Posted June 25, 2010 at 12:35 p.m.
updated June 26, 2010 at 5:22 p.m.
メンフィスのミュージシャンとパワーポップシーンの重要人物、トミーホーン(1953-2010)が逝去。55歳になる彼は、木曜日の夜、メソジスト教派の大学病院で息を引きとった。
ビッグ・スターのアレックス・チルトンとクリス・ベルと交流していたことでも知られているホーンは、昨年から癌と戦い続けながら亡くなる前の数ヶ月、古い素材と新しい録音をまとめたものの制作に取り組み続けていた。
彼の盟友、ヴァン・デューレン曰く
「彼は才能にあふれていた。生まれつき天才的な技術をもった人たちの中の一人だった。」
「トミーは本当にユニークで恐るべき歌手。そして偉大なギタリスト、キーボードプレーヤーだったよ。しかも独学のね。」
「彼はすべての種類の音楽を聴いていたよ。」
メンフィスで身を立てたホーンは高校の同級生でもあったスクラフスのステファン・バーンズとバンドを組んで演奏し始めた。
ミッドタウンの70年代における、メンフィス・パワーポップの第2波を導いて、ホーンはミッドタウンのアーデント・スタジオにその身を置いた。
ホーンは、ビッグスターの3rd LP THIRD/SISTER LOVERSにコーラスで参加し、A・チルトンやC・ベルと共作したりした。
アーデントオーナー、ジョンフライ氏曰く
"彼はいつも非常にのんびりとした明るい人だった"
"私が覚えているセッションではトミーはいつも陽気で、楽しんで演奏してたよ。"
ホーンのソロキャリアはシングル Blow Yourself Up で1975年、その幕を開ける。
彼は70年代にリリースしたSPACEBREAK(Power Play)LOSING YOU TO SLEEP(London)の1組のLPと共に、ポール・マッカートニーとトッド・ラングレンの仕事への愛を追求しました。
彼のアルバムは、メジャーシーンでのリスナーの獲得には至らなかったが、批評家やアーティストの間で愛されていた。
"彼は最高の他のミュージシャンに知られていたし、強烈な吸引力を持っていた"とフライ氏は語る。
長いプロ生活の中断に入る前の1980年代初頭にホーンは続けてレコードをリリース、その後はナッシュビルで静かな時を過ごしていた。
そして、メンフィスに1990年代半ばに戻り、遅くなったものの、ホーンはまた、旧知の仲であるポップの達人、ヴァン・デューレンと手を組みました。
ホーンは彼の妻と3人の子供を残してこの世を去りました。
追悼式は月曜の午前11時、ウォルナットグローブロード4645 Church of the Holy Communionにて行われる予定です。



2