2010/11/6

子どもにイライラしてしまうお母さん(お父さん)へ  主張

 今回は子どもに怒ってしまう、お母さんとお父さんに向けて、記事を書きます。キーワードは「リズム」です。この内容は応用範囲も広く、知って自分なりに考えて頂くと、色々と役に立ちます。
 もし貴方が子育てとは無縁でも、ぜひ、ご一読ください。

 先日、お母さんが小さな娘を叱っている場面に遭遇しました。その内容が、本当に些細な、どうでも良いようなことです。持たせた水筒を何かにぶつけたりして、傷ついてしまったという事に、ひどく立腹していました。
 ただ側で見ているだけの僕が、怖いと感じるほどの迫力です。水筒を傷つけただけではなく、何か他の物を壊したりしてきた背景が、おそらくその怒りには含まれているかとも想定されます。
 それにしても、水筒を不注意で傷つけたことは、そこまで激しく責められるような内容でしょうか。

 こうしたお母さんの姿は、心にゆとりのなさを感じさせます。多くの人がそう評価をし、アドバイスをするなら「もっと心にゆとりを持つように」という内容になるでしょう。そのために、子どもを預けて羽を伸ばす時間を作ったり、趣味や習い事も良いかもしれません。
 もちろんこうした内容の対処法でも、お母さんのイライラは収まり、子どもにも優しく接せられるようになるかもしれません。
 自分の心にゆとりが出来ると、子どもの当たり前の未熟さも、許せるようになります。子どもが不注意で何かを傷つける程度のことは、当たり前です。大人と同じ分別がないのも当たり前ですし、言う事を素直にきかないのも当たり前です。心のゆとりは、子どもの当たり前を受け入れる許容量を増やしてくれます。

 ですが更にここで、その当たり前を許せない状態、イライラしてしまう心の正体について知って欲しいのです。この正体が解れば、もっと自分の心をコントロールできるようになります。
 イライラしてしまう根本的な要因は、子どもが不注意で皿を割ることでも、指示に従わずに遊びを優先させることでもありません。その奥に、貴方がどうしてもイライラしてしまう仕掛けが隠されています。
 それは「リズムが合わない」ことです。
 意識的にも行えますが、人間は無意識のうちに、どんな段取りとスピードで行動をするのかを決めています。また他人の行動や物事の展開なども、段取りとスピードを想定しています。
 この展開するスピード感が、リズムです。小さな動作のリズムから、人生設計のような大きなリズムまで、人間は無数のリズムを刻んで生きています。
 人間は自分が期待するリズムが乱され、遅くされてしまうと、イライラするように出来ているのです。

 今回の例の場合には、子どもの刻むリズムが遅く、お母さんのリズムを乱してしまったのが根本的な要因です。
 まだ水筒を傷つけてしまった事と、今のリズムの話とで、ピンと来ないかもしれません。少し詳しく説明します。
 お母さんは子どもに、もっとちゃんとして欲しいと願っています。これはつまり成長スピードを速く想定して期待しているのです。もしこの女の子が一歳児くらいだったら、放り投げて傷つけることにキレたりはしないでしょう。多少、怒るかもしれませんが……
 子どもは会話もできるようになって、色々なことを理解しています。そこでお母さんはつい、自分と子どもが同じリズムを共有できると思い込んでしまうのです。言い方を変えると、子どもに大人と同じレベルを要求してしまうのです。
 するとお母さんが想定する生活の中でのリズムは、子どものリズムとは合わなくなります。直ぐに片付けない、言う事をきかない、聞き分けがない、不注意で物は壊すと、期待する展開は次々と乱されます。
 想定していたリズムを崩されると、お母さんは再び、新しいリズムを想定し直します。けれどそのリズムもまた崩されます。これを繰り返すうちに、ついには欲求不満が爆発して怒りだすのです。

 心にゆとりが出来ると怒らなくなるのは、自然と自分のリズムがゆっくりになるからです。リズムが想定している範囲内で他人や物事が動いている分には、決して、イライラはしません。逆にそれが速くても、面を食らうことはあっても、それ自体はイライラの対象にはなりません。
 ですからイライラしてしまわないコツは、想定されるリズムを、極端にゆったりと設定することです。
 例えば歯磨きをするでも、なかなか嫌がってさせてもらえない時があります。それはもう、何度も言い聞かせたり、逃げるのを捕まえたりと、思うように段取りが進みません。これはリズムが遅いということです。パッと磨いて次の段取りに移るリズムを想定すると、そのギャップにイライラしてしまいます。
 最初からそういう、じれったいようなゆったりしたリズムだと想定しておけば、ギャップは生まれません。
 これが感じ方の根本にあるものです。

 子どもは出来なくて当たり前、未熟で当たり前と思えば良いというのは、つまり「リズムを遅くして接しましょう」という中身のアドバイスなのです。
 漠然と子どもに優しく接しようと思うのではなく、子どもの刻むリズムを全て受け入れられるような、とてつもなく遅いリズムを想定してみましょう。きっとイライラは少なくて済みます。
 けれどこれは、何でもゆっくりに行動するという意味ではありません。急ぎたい場面はあります。その時は自分が速いリズムの起点になって、問答無用でそれに子どもを巻き込むのです。歯磨きなら説得という段階を省略して、捕まえて無理やりに磨いてしまいます。
 自分は速いリズムを刻むけれど、子どもには同じリズムを期待しない。都合で速く展開させたい時には、時には問答無用で巻き込む。
 ただ何となくイライラしているよりも、こうしてリズムの側面から理解が深くできると、自分も子どももより良くコントロールできるようになります。



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