2011/10/6

「本当はみんな辛いんだ」について  主張


 昨日のブログで、

>次回は【心のための話】の実用性について、お話をします。

 と予告をいたしました。過去にこう宣言しておいて、忘れて他の話をした事もあったのですが、今回は大丈夫です。

 慢性的に精神的に辛い思いをされている方への慰めとして、よくこんなセリフに出合います。

「辛いのは、あなただけじゃないんだ。本当はみんな辛くて、顔では笑っていても、心の中では泣いているんだ…… あなたは一人じゃないんだよ……」

 これは一時凌ぎにはなるかもしれませんが、長い目で見るとあまり役に立ちません。むしろ有害ですらあるかもしれません。
 何故でしょうか? 理由は単純で明白です。これは嘘だからです。
 世界中の人達、全員が辛くて心の中では泣いているという事実はありません。大きな幸福感の中にいる人も相当数います。
 嘘で自分を支えてしまうのは、もろいものです。砂上の楼閣です。これは大事な部分なので強調しますが、人を本当の意味で支えてくれるのは真実だけです。嘘や物語(フィクション)に出来ることは現実逃避くらいのものです。

 僕は二十代の頃に、人の心の勉強をしようと思って、癒しを求める人達のメーリングリストに入っていた事があります。頻繁に遺書や自殺予告が送られてくるような凄まじい場所だったのですが、互いに支え合って良くなっていく感じではありませんでした。
 上記のような嘘や虚構が飛び交い、互いにもたれ合いながら沈んでいく様子がありました。中には、

「生きることは苦痛でしかない。だから赤ちゃんは産まれてくる時、絶望で泣いているんだ」

 と言い出す人までおり、さすがに当時の僕も呆れていたら、それを支持する人達が大勢いるのです。(今の僕なら呆れるという感覚にはなりません)

 さて嘘や物語で自分を支えてはいけない理由は何でしょうか? それは自分を騙しきる事など、到底、不可能だからです。
 幸せいっぱいに暮らしている人に尋ねてみれば、こんな嘘は簡単に否定されてしまいます。尋ねなくても、どう見ても、心で泣いているとは思えない人が大勢いる訳です。
 ここで嘘と現実との間に矛盾が生じます。それは嘘なので当然ですけれど、その人にとっては真実だったのです。いえ真実であって欲しかった内容でした。
 そうなれば、嘘を手放すか、嘘を更に他の嘘で塗り固めるしか方法がありません。塗り固める方を選んでしまえば、その先は泥沼です。心は自由を奪われ、袋小路に入ります。

 スタートで嘘に頼ってしまったばかりに、精神エネルギーを嘘を守ることに傾けなければならないのです。
 その場で楽になりたいという思いは当然です。けれども嘘は決して、その人を救ってはくれません。



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