カレーを作ると必ず余りますね。
俺は割と毎回味付けを変えちゃうんだけど、今回はホールスパイス(粉にしない原形のスパイス)を使ってがっつりと風味から変えていきます。
そもそもカレーは複合スパイスの塊で、香辛料には消化を助けたり食欲を増進させたり体にいいことが沢山。
まさに医食同源!
材料

・市販のルーで作ったカレー
・ベイリーフ
・シナモンスティック
・コリアンダーシード
・カルダモンホール
・鷹の爪
・クミンシード
・マスタードシード
・生姜
・ナンプラー
・牛乳
各分量は適当に、気分でお願いします。
まずはフライパンに油をひいてベイリーフとシナモンスティックを投入。
こいつらはどうしても食ってやるという意思のない限り捨てちゃうので、カレーと混ぜるあたりで除いちゃってください。
ベイリーフはローレル、ローリエとも、ほんのり甘い香りでカレー作りに使う人は多いでしょう。
シナモンスティックは油で熱すると濃厚な甘い香りが出て貴方の妄想を掻き立てますが意識をしっかり保ちましょう。
コリアンダーシード、カルダモンを投入。
コリアンダーシードはご存じパクチーの種、パクチーはタイ語で中国語では香草(シャンツァイ)ですね。
葉っぱほど強烈な香りはせずさわやかです。
カルダモンは皮をむいてちぎり種もほぐします。柑橘系のこれまたさわやかな香り、食べたときにプチっと行くとキター!って感じでうれしい。
鷹の爪、クミンシード、マスタードシードを投入。
鷹の爪は油で熱すると辛みが油に溶け込んでいくので、好みで熱する時間を調節してね。
マスタードシードは芥子の種、ご存じの通りツンとくる香りが特徴。
跳ねるので注意。
クミンシード、これぞカレー!というあの香り、嗅げばわかる!
普通のカレー作りでも具材を炒める前にこれを入れるだけであっという間にカレーワールドにいざなわれます。
この小粒の種どもは焦げやすいので最後に入れるのね。
生姜をすりおろす。
生姜は体を温め、胃腸を整え、筋肉や喉の炎症鎮痛、疲労回復、滋養強壮などなどいいことずくめの食材、今回の免疫力アップの要です。
男らしく多めに皮ごとがっつりいきましょう!(ここは女でもオカマでも男らしく!)
カレーを投入、またはスパイスオイルをカレーに投入。
いずれにしてもやたら油が跳ねるので、しょうがをする前にいったん火を止めるのがおススメ。
油なんてへっちゃらだって野郎はそのままいってしまえ!
生姜、ナンプラー、牛乳を混ぜてひと煮たちしたら出来上がり。
ナンプラーは魚醤なので大豆醤油と違った強い臭みと風味がある。
食欲増進ポイントのひとつ、しょっつるも同じだよ。
米と食べるのもよし、軽く炙ったトーストでナン風にいただくもよし、昨晩のカレーとうって変わって濃厚なスパイスの香りと深みの増した味で食欲増進、免疫力もアップだ!
鍋ごと行けるって豪快な野郎はパンで鍋肌を拭ってきれいに完食するという繊細な一面も見せておこう。
ここまで読んで「そんな材料持ってねえよ!」という奇特なお方は生姜だけでも入れてみて!

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