最近では、どこの神輿祭を見に行っても、女性の神輿担ぎ人がたくさんいます。銚子には女性だけの神輿同好会もあるくらいです。
しかし、大潮祭の宮神輿は女人禁制を守っています。
女性がお祭りに参加するのは構わないのですが、御神輿に触ることは許されません。
延命姫のジェラシーを畏れて、という事でしょう。
慶長19年(1614)10月25日、銚子を未曾有の大津波が襲い、漁に出ていた千名以上の漁師が被災しました。
その漁師たちの亡骸を埋葬したと言われている場所に石造りの塔が建てられています、「千人塚」です。
その後も、漁業従事の殉職者や海難事故被害者の慰霊碑として、花や御供えが絶えることはありません。
大潮祭の神輿渡御途中でも千人塚の前で、神官さんの御祈祷のあと、祭礼参加者全員で1分間の黙祷が捧げられました。
大潮祭は、まだまだ始まったばかり…。
しかし、今日は平日…、門前人の参加はここまでです…。いつか、まる一日、神輿について歩きたいものです。
終わり

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