毎年7月25日は、八重垣神社の駒真似祭りです。
商店会の出店で配られた由来を書いたチラシを要約…。
《駒まねき》
昔のこと…
この地に来た神様が焼き畑を作ろうと、大勢の神々を集め、野原に火を放ちました。
燃え残りの草木がくすぶる中に、白馬(神馬)が焼け死んでいました。
神々は白馬を丁寧に弔い、塚を築きました。
畑は良く作物ができ、村は栄え、近隣の村々から米や野菜、魚を持ち寄り「市(いち)」が開かれるようになりました。
村人たちは、白馬の祟りがあってはいけないと、毎年6月12日に青竹で斎場を作り、白馬を招いてお祭りをしました。
《駒の真似》
紀伊の商人岡田屋惣兵衛が、この地に来ました。惣兵衛は市(いち)を開くことを考え、珍しい行事をすれば人が集まるだろうと、若竹を燃やして、村の繁栄を祈る祭りをしました。
この祭りの前に、鈴をつけた馬(駒)で近隣の村々を回りました。
のちに、人が駒の代わりをするようになると「駒は神様だ」「体が丈夫になる」「願掛けが成就する」と、駒を希望する者がたくさんいました。
駒を真似たから「駒真似」と言われるようになりました。


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