神輿囃子は、ゆったりな曲を「送り太鼓」、早い曲を「揉み太鼓」と言うそうです。
この「送り太鼓」は旧小見川町の神輿渡御の祭礼で聞いた神輿囃子とよく似ています。
「揉み太鼓」は門前人的分類で「銚子川系」と呼んでいる神輿囃子の旋律に似ていました。
渡御道中、細い路地から広い道路へ出た時など、派手に神輿を揉む時には「早馬鹿」を囃していました。
7月に通りすがりで見学した銚子市「芦崎八幡宮」の神輿渡御も、神輿囃子だけでなく早馬鹿でも担ぎをしていました。
矢田部と芦崎は、利根川を挟んでほぼ対岸と言ってもいいほどの位置関係なので、祭礼形態やお囃子などに類似点があるようです。
つまり、矢田部の神輿渡御は、小見川から銚子への伝播の過程の祭礼形態が残っているように感じました。
神輿は大鳥神社へ宮入し、最後に境内で派手に担ぎ、還御となりました。
《宮入》
《境内での担ぎ》
囃子方は「大和」を囃しながら、東海区の公民館へ帰って行きました。
終わり

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