千葉県茂原市本納鎮座
「橘樹神社」(たちばな神社)
《鳥居と社号標》
[祭神]
弟橘姫命(オトタチバナヒメノミコト)
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
忍山宿祢(オシヤマノスクネ:弟橘姫命の父君)
《拝殿》
社殿の背後には古墳がある。これが弟橘姫の御陵と伝えられている。
社殿が再建された寛政12年(1800)以前は、御陵前に拝殿と神門のみがあり、本殿は無かったそうだ。
日本書紀や古事記に出てくる、日本武尊東征の痕跡は千葉県のアチコチにある。
地名の由来(木更津・袖ヶ浦)、創建した神社(旭市玉崎神社・木更津市吾妻神社)など…。
橘樹神社も日本武尊の創建した神社の一つと伝えられている。
相模国から上総国へ海を渡ろうとしていた日本武尊らは、突然の暴風雨に行く手を阻まれた。
これを海神の怒りと悟った弟橘姫は自らが入水し、嵐を治め、日本武尊は無事に海を渡り、上総国を平定する事が出来た。
その後、この地に陵墓を築き、弟橘姫を祀ったのが「橘樹神社」の始まりと伝えられている。

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