門前十字路の夜ゎ更けて…〜門前十字路シーズン１〜

６月30日…
一年の半分が終わるこの日、前半年の体に付いた罪や穢れを祓う「夏越の大祓」(なごしのおおはらえ)の神事を行う神社があります。

東庄町宮本鎮座「東大社」



【解説板より】
大祓(おおはらえ)神事は、毎年６月30日と12月31日に行われますが６月の大祓を「夏越しの祓」と言い、年頭から半年間に図らずも蒙った罪や穢を祓います。この茅の輪をくぐる事はその祓えの一つの方法です。
茅の輪をくぐって、これから半年を清らかな気持ちでお過ごし下さい。

“水無月の
　夏越の祓する人は
　千年の命
　延ぶというなり”
　

《茅の輪と社殿》


祓えの方法は、「茅の輪」をくぐって左に回る…。また、くぐって今度は右回り…。もう一度くぐって最後に左回りをして、体に付いた罪や穢れを清め祓うのだそうです。

結構、あちこちの神社で行なっているようです。
「茅の輪」は、しばらく設置されたままだと思うので、皆さんもぜひ、穢れを祓い、清々しい気持ちで、あと半年を過ごしましょう。

千葉県内の７月の祭礼情報です。もちろん全部行けるわけではありません…
仕事もあるし…
体はひとつ…
悩ましい…

日程は新しい情報から記載しているものがほとんどですが、昨年までの実績や古い資料から祭礼日を推測しているものもありますので、これを見て、見学予定を立てる方はご自分で確認作業をお願いします。

門前人も、お祭りサイトなどの古い祭礼日情報から、見学に行き…
「祭りは先週だよ」…
何てことも２、３度じゃありませんでした…orz

それでは…
「チェ〜ケラッ！」(笑)

◆１日／富津市鶴岡／浅間神社／かっこ舞

◆５日／柏市手賀／興福院・兵主八幡神社「手賀ばやし」／神輿・山車

◆７日／銚子市垣根／垣根仁王尊「七夕祭」／神輿

◆９日／南房総市沓見／莫越山神社／舞神事

◆10〜12日／香取市佐原／八坂神社「佐原本宿祇園祭」／山車

◆10〜12日／成田市／成田山新勝寺「成田祇園会」／山車

◆11日／香取市(旧山田町)川上／須賀神社／神輿

◆11日／香取市(旧山田町)長岡／稲葉山神社／神輿

◆11日／香取市(旧山田町)田部／日宮神社／神輿

◆11〜12日／木更津市富士見／八剱八幡神社／神輿

◆11〜12日／木更津市吾妻／吾妻神社／神輿

◆11〜12日／南房総市／千倉地域各所／神輿・山車

◆11〜12日／南房総市千倉町平磯／諏訪神社「千倉の三番叟」

◆12日／旭市平松岡／八幡神社／神輿

◆12日／銚子市四日市場／八坂神社／神輿

◆15日／酒々井町墨／六所神社／獅子舞

◆15日／船橋市金堀町／日枝神社「金堀のホウネンボウ」

◆17〜19日／香取市小見川／須賀神社「小見川祇園祭」／山車

◆18日／旭市新町／八雲神社「祇園祭」／神輿

◆18日／香取市(旧山田町)新里／八重垣神社／神輿

◆18日／香取市(旧山田町)府馬／愛宕神社／神輿

◆18日／香取市(旧山田町)原宿／八坂神社／神輿

◆18日／酒々井町馬橋／香取神社／獅子舞

◆18〜19日／神崎町本宿／神崎神社／山車

◆18〜19日／南房総市／富浦地域各所／神輿・山車

◆18〜19日／館山市那古／那古寺「那古観音祭礼」／山車

◆18〜19日／成田市郷部／埴生神社／朝顔ほおづき市

◆19日／銚子市唐子／厳島神社／神輿

◆19日／君津市久留里／久留里夏祭り／山車

◆20日／市原市姉崎／姉埼神社／神輿

◆20日／銚子市黒生／黒生大神宮「御太刀祭」

◆20日／銚子市芦崎／芦崎八幡神社／神輿

◆20〜21日／東庄町石出／星宮神社／神輿・山車

◆22〜23日／船橋市印内／八坂神社／神輿

◆23〜24日／匝瑳市富谷／愛宕神社／神輿

◆23〜24日／鴨川市／小湊地区六社の合同祭／神輿

◆24〜25日／市原市牛久／牛久八坂神社／山車

◆24日／野田市清水／清水八幡神社「ばっぱか獅子舞」

◆25日／匝瑳市八日市場／八重垣神社「駒真似祭」

◆25日／勝浦市鵜原／八坂神社「鵜原の大名行列」／神輿

◆25〜26日／匝瑳市籠部田／星宮神社／神輿

◆25〜26日／香取郡多古町／八坂神社「多古祇園祭」／山車

◆25日／東庄町笹川／諏訪神社「秋季大祭」／奉納相撲・山車

◆25日／船橋市神保町／須賀神社「神保ばやし」

◆25〜27日／鴨川市／天津地域各所／神輿・山車

◆26日／銚子市若宮／若宮八幡神社／神輿

◆26日／鴨川市北風原／春日神社「北風原の鞨鼓舞」

◆26日／富津市金谷「金谷の夏祭り」／山車

◆27日
旭市太田／八坂神社「エンヤーホー」／津久舞

とりあえずこれだけ…
ココに記載がなく、皆さんの地元やご存知のお祭りがありましたら、情報をコメントでお願いします。

◆日付
(来年以降の事もありますので、日程の決まる事由も教えていただけたら幸いです…例えば「第二土曜」とか「15日に近い土日」とか「日付固定で10日」とか…)
◆市町村名＋地区名
(市町村合併があった所は旧の市町村名も…)
◆神社名＋祭礼名
(「○○神社祇園祭」「△△神社秋季例大祭」など…)
◆祭礼形態
(神輿・山車・神楽…)

よろしくお願いします！

千葉県香取市(旧小見川町)阿玉台鎮座
「編玉神社」(アミタマ神社)

《参道の階段と鳥居》


【御祭神】
◆天津日高日子穂々出見尊(アマツヒダカヒコホホデミノミコト)
※別名を「海さち山さち」の話で知られる「山幸彦」
◆大巳貴命(オオナムヂノミコト)
◆少名彦命(スクナヒコノミコト)

《社殿》


【創建】
社伝によると、景行天皇38年(108)の勧請。
古より阿玉郷の鎮守として崇敬されている。

隣接の香取市貝塚地区には、山幸彦の妻になった、豊玉姫を祀る「豊玉姫神社」がある。そちらの創建も景行天皇時代らしい。

《境内社「駒形神社」》


成田市の麻賀多神社系だろうか？

【祭礼】
７月の中旬に例大祭「祇園祭」があるそうだが、最近は担ぎ手も集まらず、神輿は出ないとの、近所の方の話だった。

【御朱印帖=一冊目】

◆千葉県銚子市猿田鎮座
「猿田神社」



［メモ］
初穂料は\300です。
「猿田神社のしおり」をいただきました。

もう少し「下座」の話を続けましょう…

ただ、門前人の手元に佐原囃子や佐原の祭礼に関する古い資料などはありません。
門前人が手にしてる資料や、知り得た知識からの推理推測での話になりますので承知して下さい。

「下座」は、歌舞伎用語では、劇中のＢＧＭとしての音曲(囃子)や効果音(鳴物)の事で、囃子方が舞台の「下手(しもて)」に設けられた黒御簾(くろみす)の中で演奏した事に由来しています。

演劇などの舞台では客席から見て、右側が上手(かみて)、左側を下手と呼び、役の大きい小さいや俳優の格の高低で出てくる方向が決まる、などはありません。

宴席などで、「部長は上座(かみざ)へどうぞ…、平の私は下座(しもざ)のここで…」と、言うのとは、意味が違います…(笑)

では、なぜ佐原囃子の囃子方を「下座」と言うようになったのでしょう…

門前人的推測ですが、それは「佐原型」と呼ばれる山車の形状に関係していると考えます。

「佐原型山車」では、「大天井」と地元では呼ぶ、山車の屋根の上に、大きな人形が飾られています。
屋根の上は、勾欄(=欄干)で縁取られ、まるで舞台のようです。

この舞台のような大人形の飾り場所に対して、囃子方は山車の中、つまり、舞台の下に位置しています。

そこから、歌舞伎の囃子方になぞらえて「下座」と呼ばれるようになったのではないかと推測します。

佐原型山車の「舞台」と佐原囃子の「下座」の関係性については、もう一歩踏み込んだ、門前人的推測があるのですが、それはまたべつの機会に…。