朝の活動の時間を大切に思っています。
この時間を「自己実現の時間」と言っている幼稚園もあります。
下の写真は年少の子たちですが
一心に創作活動をしています。
「今日はこれこれを作りますよ。はいここを切って・・貼って・・」
というように大人の用意したものを作るということはしません。
自分で何を作ろうかと決め、材料を選び(材料からひらめくこともあります)
自分で考えて試行錯誤しながら作り出します。
この子はデジカメを作っています。
まず、写真から作りました。
画用紙にたくさんの顔を描いて、切って・・
どうするのかと見ていたら、カメラを作り始めました。
あちらもこちらも穴をあけて
シャッターも作って
結構固い箱でしたから、ハサミで切るのは力が要ります。
自分のできないところだけ、「やって」と言いました。
あとは自分でやり遂げて満足。
こちらは出来上がりだけ見せてもらったのですが
カメラのフィルムケースを使って、ひとを作っています。
お友達です。箱の中に入るだけのお友達を作りました。
それがとてもとても可愛くて・・・

10人のお友達が仲良く箱の中に入っています。
こうやって、みんなの前で見てもらって、認めてもらって・・
どこを工夫したか、考えたか・・なんてことも話して。
この積み重ねは本当の力になります。
自分の発想を大切にすること
自分で考えること
自分で決めること
自分の手を使うこと
試行錯誤すること
それを一年、二年、三年続けていくことと
大人の指示通りにうまくやっていくことを身につけることとでは
どう育ちが違ってくるか
説明は難くないでしょう。
そして、ひとと比べる必要がないのです。
その子のペースで成長していくのを
みんなが喜びあうことができるのです。
この時間が私も先生たちも、子ども達も大好きです。