ようちえんなのに職員研修として
愛農高校という農業高校に見学に行った。
全寮制、60名の定員。
日本で唯一有機農業を教える学校。
創立者の小谷純一氏は
内村鑑三に影響を受けているという。
キリスト教が教育の土台となっている。
稲作、野菜、養鶏、養豚、酪農を教えていて
校内の食料自給率が70%。
(日本の自給率が40%を切る)
内村鑑三の影響を受けて創立された学校が現在3校あって
山形の独立学園、島根の愛信高校、そして愛農高校。
愛農高校以外の学校は知っていた。
しかしそれが内村の影響のある学校とは知らなかった。
いずれも所謂ミッションスクールとは趣の異なった
しかし、しっかりと聖書に根ざした堅実な教育をしている。
土から離れない生活を大切にする全寮制の学校である。
次の日はM幼稚園で見学研修だった。
そこで講師の先生に紹介された文章があった。
「倉橋惣三」・・日本の幼児教育の父のような人である。
その人の紹介文に「内村鑑三の内弟子・・」とあった。
またしても、内村鑑三の名。
そして、今私が尊敬をしている人「
中村哲」
この人の書いたものを読んでいたらまたしても
「内村鑑三に影響を受け・・」とある。
(その他にも多くの日本の教育に影響力を持った人たちに影響を与えている・・。)
立て続けに内村鑑三の名前が私の眼に飛び込んできている。
多くの人たちに影響を与えた内村とはどんな人だったのか
今、この人への関心がむくむくと湧いている。
とにかくも先にあげた3校がキリスト教を土台にしながら
多くのミッションスクールとは全く別の道を歩いていることに
私の心が動く。
そして、今この時代に本当に必要なことを大切に大切に
やり遂げてきていることに深い尊敬を持つ。
そして、中村氏にしても小谷氏にしても
多くの先人たちの尊い働きがさまざまな試練を経て形造られており、
尚、高い理想と強い意志をもって貫かれていることを感じる。
「森の風」もその足跡に続きたいと願う。