7月聖書の言葉
「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。」詩篇19:2
先日の散歩のとき、雨あがりだったと思うのですが、
畑へ向かう道、山を見ると山がお布団をかぶったように雲がかかっていました。
こちらの方の空も見たことがないような美しい雲がふわふわしていて、
思わず子ども達は「たべた〜い!!」そして、「もぐもぐもぐ」。
大キャンパスの空の美しさに子ども達としばし時を忘れました。
山から吹いてくる風は少し大きくなったイネの上をまるで
足跡をつけて通るかのようにざわざわと吹いていきましした。
「神さま、こんなに美しい空や楽しい風をくださってありがとうございます・・。」
先生達の素直なお祈りに数千年前の詩篇の作者と同じ大自然に対する畏れと
その中に生かされている喜びを感じとることができました。
7月テーマ「楽しく」
子ども達が「群れ」になってきました。
四月ここに集まってきた時、前からいたお友達も新しいお友達も、
ドキドキしてとにかくここに座ることが先決でした。
集団ではありましたが、まだ群れではありませんでした。
でも、今はあの子と手を繋ぎたい、あの子と座りたい、
あの子では嫌だ、断られると悲しい・・あの子と遊びたい・・
こんなことして遊びたい・・・とお互いの関係が絡み合い深まってきています。
味噌っかすの「すーちゃん」「みーちゃん」も絡んでみんなの中に入れてもらって
全部で5学年がいます。散歩から帰る準備をする時、
早く出来てしまうのは大きい子たちです。
「できた子はまだのお友達のお手伝いをしてあげて」と頼むと、
一人にさっと二人くらいのお友達が(たいていお姉さんたちですが)
飛んできて着替えの手伝いをしてくれます。
朝、誰かが登園してくると「○○ちゃん、おはよ〜!」と出迎えたりしてくれるのも
嬉しいですね。こうして、みんながお互いに大切な仲間となりました。
この幼児期に「群れ」をつくり、
またギャングエイジといわれる3,4年生に「群れ」の中で遊び、
そうすると思春期の「群れ」をまた楽しく生きることができると言われます。
全て体で覚えていくことですね。
さて、先週の「朝明茶屋」は家族遊歩道を歩きました。
この木のところまでは3回目、ここから川を渡って、少し登り、降りてきます。
今年度の子ども達にとっては一番の大冒険でした。
斜面をどんどん登り、登れそうな木があれば登ってみる。
川もあれば沢登りが始まる。挑戦的です。
途中、みんながしゃがんで何かを見ているので、
なになに?と寄ってみると、まん中にヒルがいました。
「ヒルだよ」とみんなで見ているではありませんか。
何とたくましい子ども達でしょうか。転んで泣きながら、
濡れては泣きながら、でも笑顔が戻ってきて元気に歩き、
木イチゴを見つけては採ってみんなに配り、
楽しく歩くことができるようになりました。
トカゲをみつければ持ってみる、尺取り虫になってみる・・
自然の中での楽しみ方が地面に限りなく近くなってきていますね。
「森の風」の子ども達にとっての「楽しい」は一味違います。
体中の細胞がワクワクしているみたいです。
体全部の感覚をフル回転させてこの夏を楽しみたいですね。