籾蒔きから籾摺りまで子ども達も一緒にしました。
ことの始まりから終わりまで
つまり種が蒔かれて口に入るまで
(本当はそれだけではなく田んぼの周囲のこと中のこと
様々な目に見えない働きがありのですが)
手をかけました。
あきまつりをしながら
ああ、このことが大切なのだと改めて思いました。
私は将来こども達に良い仕事のできる人になってもらいたいと思っています。東北大学の大学院で「解る出来る動ける」人材を育てようと塾を設けています。なぜ、動けないか、それは仕事のプロセスを子どものうちから体験していないからだと私は思います。家庭の中で共同作業をしなければ生きていけないような生活ではなくなりましたから、こども達にとって仕事とはどんな風に体を動かし人と協働する事なのかということが解らないんですよね。
机の上の勉強しかしない、ご飯は火が見えないのにボタンを押せば出来てくる、寒いと思えばスイッチを入れればよい、そのような生活ですから、あえてプロセスをやってみましょう。手をかけてみましょう。
そして、こども達はそのようなことが大好きなのです。