「また、一ヶ月だけ休ませてもらうわな。」と言われた顔が
とても寂しそうだったので、もしや・・と思いました。
それから3ヶ月足らず。
安全運転で、ゆっくりゆっくり丁寧に運転しておられたのに
最後はずいぶん急いで逝かれましたね。
やすはるさんのお家のみかんが大好きで、
バスのあと必ずひとつ二つ手にとって「こりゃうまいわ!」
「子ども達にも残しといてね!」「はよ食べな無くなるで^^」
「この畑、肥料やらんの?自分た、ご飯食べといて、これらに肥料やらな。」
ひそかに、肥料をまいていてくれましたね。
「この子らには負けやんと思ったけど、やっぱりあかんわ・・・」
ハライドへの登り道、断念して帰って行かれました。
でも、菰野富士なら一緒に歩いて登って、一緒に景色を楽しみましたね。
子ども達にお弁当のおかず、ねだられてしまって^^
雪が降ると「今日、突然だけど、山に連れて行ってもらえますか?」
「おお、ええよ」
そんなことを快く引き受けてくださって、どんなに嬉しかったか・・。
雪道、どんなに安心してお任せできたかしれません。
山で雪遊びをしている間、子ども達が温まれるように
火を焚いていくださいましたね。
一緒に山で子ども達とお味噌汁を作ったこともありましたね。
あの時も火を焚いて下さっていました。
火を焚くのがとても上手。炭焼きの火入れも誰もかないませんでした。
誰でも同じように思うのですが、違うのです。
一人の人の人生の重さと広さ、深さをずっしりと感じています。
「ありがとう、なかむらさん」
「あいよ!」